これまでのCuBoxでも100ドルそこそこだったわけですが、今回の新シリーズではエントリーレベルのi1がたったの$54.99とさらに低価格になっています。こんな値段でCuBoxが入手できるとは本当に驚きです。。。
今回届いたCuBox-i1(右)と旧製品のCuBox Pro(左)です。外見はまったく同じです。ただしAC電源とmicroSDカードが付属してきません。
最新ラインナップと価格表です(いつのまにかi3が消えていました)
で、早速このCuBox-i1にVoyage-MPDを入れてMubox化することにしました。手順は以下のサイトを参考に、CuBox ProのUSB端子にMicroSDカードリーダーを挿して、そこに挿したmicro SDカードにインストールしました。
http://www.yung.jp/bony/?p=2705
CuBox Proのほうはみみず工房さんの梅雨入りバージョン、つまりArch Linuxなので、まずはpacmanコマンドで
pacman -Sy dosfstools
とします(なぜかpacman -Sだけでは正しく持ってきてくれませんでした)
次に、
root@cubox:~# cat /proc/partitions
で、挿しているmicro SDカードを確認します。通常どおりsdaでした。
次は
root@cubox:~# wget http://mirror.voyage.hk/download/voyage-mubox/cubox-i/install-mubox-cubox-i.sh
です。注意するべきはcubox, muboxともすべて小文字ということです。サイトによっては大文字表記のところもありますが、それは間違いです。
しばらくするとダウンロードが完了し、フォルダにinstall-mubox-cubox-i.shというファイルができます。あとは
root@cubox:~# chmod 777 install-mubox-cubox-i.sh
root@cubox:~# ./install-mubox-cubox-i.sh /dev/sda
root@cubox:~# ./install-mubox-cubox-i.sh /dev/sda
でしばらく時間がかかりますが、あっさりとインストールは終わってしまいました(ちなみにここでもすべて小文字であることに注意)。
これでインストールは終わり。出来上がったmicro SDカードをCuBox-i1に挿して、こちらに電源やLANやらを差し替えて起動します。
puttyで探す前に、mPaDのほうで、新しいPlayerが見つかるのでそれを調べると、hostnameはvoyage-mubox.local.(192.168.0.12)とあっさりと判明したので、puttyで指定してroot/voyageで入ってみると、
とお馴染みの画面となりました!
ここまで来ればあとはいつものように、NASの共有ディレクトリのマウント、マウントポイントのリンク、アルバムアート表示処理などやって完成です。
# mkdir /music
# vi /etc/fstab
# //192.168.0.13/share/Music /music cifs username=masayk,password=,uid=mpd,file_mode=0644,dir_mode=0755,iocharset=utf8 0 0
# mount -a
# ln -s /music /var/www/Music
MPaDからはちゃんとPlayer ListにVoyage Music Playerとして、voyage-mubox.local. (192.168.0.9)が見えるようになっています。
Server voyage-mubox.local.
Local Cover Art
URL http://voyage-mubox.local/Music
Cover Filename folder.jpg
ですべてのアルバムアートが表示されるようになりました。
さてさて、出てきた音のほうは。。。!!!!
CuBox Proと全く同じ超絶クオリティではないですか!もちろんDSDや192/24, 96/24のソースでも心配していた音飛びなども全くなく、ギャップレスも完璧です。
いやはや$54.99でこのクオリティですか。。。これなら何台でも買えそう。。。高価なCuBox-i4でなくともCuBox-i1で十分では。。。解釈によっては100万以上の民生システムより上を行っています。世の中の進歩とは凄まじいものがあるなと痛感した次第です。
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以下は備忘録。。。
で、せっかくなので、これを機にこれまで使っていたCuBox ProもSDカードを再整理することにしました。バラバラになってしまって何が入っているかわからなくなった4GBのMicroSDカードごとに、
1.VoyageMPDリリースのMuBox(青ラベル)
2.みみず工房さんの梅雨入りバージョン(ピンクラベル)
3.みみず工房さんのひな祭りバージョン(オレンジラベル)
をそれぞれ作りました。以下は2の作成の備忘録です。
・みみず工房さんのサイトから最新イメージ(cubox-audio-130608.img.7z)をダウンロードしてDD for WindowsでSDカードに書き込み、CuBoxに入れて起動します。起動してしばらくすると前面の赤いランプが点滅を始めます。
・WindowsからPuttyを使ってログイン。このときのHost Nameはcubox.localを指定すれば、いちいちTWSNMPでIPアドレスを見つける手間が省けます。
・ログインIDはroot、パスワードはcuboxです。
・まずは楽曲のあるNAS の共有ディレクトリーをマウントします。
vi /etc/fstab
//192.168.0.13/share/Music /music cifs username=masayk,password=,uid=mpd,file_mode=0644,dir_mode=0755,iocharset=utf8 0 0
・つぎにmusicディレクトリを作成してリンクを貼ります。
mkdir /music (/music ディレクトリー=マウントポイントを作成)
mount -a (fstabのマウントを実行する)
・つぎにMPoD/MPaDでアルバムアートが管理できるようにします。
pacman -Sy lighttpd (アルバムアート表示のためのサーバー、pacman -S だけだとサーバーエラーのことが多いので-Syとします)
ln -s /var/lib/mpd/music /srv/http/Music(マウントポイントにリンクする)
systemctl enable lighttpd (pacmanの有効化)
・最後に確認で
ls /music
・いったんリブートします(rbt)
http://www.symphonic-net.com/kubotayo/cgi-bin/read.cgi?mode=all&list=topic&no=2976
とりあえずこれでMuBoxのバックアップとして梅雨入りバージョンのSDカードも再度作ることができました。。。
モニオさん、こんばんは。
返信削除Cuboxは変化が激しいですね。昨夏、私も電圧違いで壊して以来2台目を使って
ますが、その後、いろんな機種が出て戸惑っています。
それにしても55ドルですか。更にコストパフォーマンスが上がりました。
こちらのブログ、初めて訪問しました。モニオさん、アクティブですねえ。
横浜のvafanさんこんにちは
削除私もCuBoxの変化の速さには驚いています。安価なCuBox-i1がMuBox化できることがわかり、現在使っているCuBoxProが壊れてしまっても大丈夫ということがわかって安心しました。
私のブログは他愛もないネタばかりで恐縮です。。。