Firmware Version 1.0.6
バグ修正以外にPono Revealer(リビーラー)という新しい機能が追加されています。これはなんでしょうか?
再生画面で左にスワイプすると、これまでなかったRevealerというメニューが出てきます。その画面でNeil YoungのHeart Of Goldが選択できます。すると。。。
デフォルトではMP3になっています。。。 (´д`)
これを好みのレソルーション(品質)を選ぶことで、オリジナルのハイレゾ音源と比較試聴できるようになります。
192kHz/24bitを選択して再生します。ハイレゾ音源再生です ^_^ このときは黄色のバーが100%で表示されています。
に音源を変更するには、画面のSWITCH RESOLUTIONボタンを押して選択します。
96kHz/24bitに変更しました。バーの色が緑色に変って、70%くらいになりました。
同じようにして音源をどんどん圧縮音源(つまり音の悪いほう)に変えていくと、バーの色が赤に変わって長さも20%くらいになってヤバイ雰囲気になります。。。(( ;゚Д゚))
こうして同一音源で5種類の異なるレソルーションの違いを簡単に比較試聴することができるわけです。
この発想はスゴイ!!
Pono Music PlayerがCDやiTunes, Amazonのような低品質の音楽とは格が違うんだということを堂々とアピールしているわけです。
次に、自分の好きな音源を選んで、同じように複数のレソルーションを作成してみます。
PMWから、楽曲を選択して右クリックで、Create Pono Revealer Trackを選択すればあとは自動でやってくれます。注意点としては、このときにPono Music PlayerをPCとUSB接続しておくことだけです。
あとは自動でファイルを生成し、Pono Music Playerに転送してくれます。
ファイル生成は意外なほと時間がかかりません。どのような変換アルゴリズムを使っているのか、少々心配になります。
PMWはJRMC(JRiver Media Center)がベースなので、変換もJRMCのモジュールを使っているのは間違いありません。JRMCでプラグイン的に変換アルゴリズムを選択できるのであれば、ユーザーにとっては満足の行く仕様になるのでは。
関係ないですが、Ponoのユーザーは通常6.980円のJRMCが無料で使えるというのはオトクかもしれませんね。
USB接続を外して早速確認してみましょう。
ちゃんと選んだ楽曲(Art Pepper You'd BE So Nice To Come Home)が転送されています。
あとはさっきと同じように好みのレソルーションを選んで再生するだけです。
これは素晴らしい!!!
5つの音源を簡単に比較試聴できるので、ブラインドテストにも良いかも知れませんね。耳に自信のある方であれば画面を見なくても確実に言い当てられるかもしれません!
で、私はというと。。。これまで何百回とリファレンスで聴いているYou'd BE So Nice To Come Homeのハイレゾ音源(192kHz/24ibt)で試しましたが。。。
正直、192kHz/24bitとMP3の違いも聴き分けるのに結構厳しいものが。。。5段階を明確に言い当てるのは不可能でした (^_^);
うーーんハイレゾって一体何なんでしょうか。。。
ちなみに試聴環境は、イヤフォンがUltimate EarsのTriple. Fi.10をバランスケーブル化したものです。
アナログ出力をアナライザで分析してみると面白いかもしれませんね。
もう少し別のソース(オーケストラとかボーカル、ピアノソロなど)も試してみました。
ちなみにDSDがソース音源の場合は、変換すると以下の5つになります。サンプリングレートなどが若干192/24ソースと違いますね。
DSDは176.4kHz/24bitに強制変換されてしまいますのでDSDネイティブ再生では比較できないところがやや残念ではありますが、仕方のないところでしょうか。。。
結論を先に言ってしまうと、いろいろ試しましたが、やはり差は微妙で、私の駄耳では言い当てることができませんでした。。。うーーん、なかなか厳しいですね。
ヘッドフォンのバランスケーブル化では、劇的な音質改善があったのですが、ソースのハイレゾ化はなかなか分かりづらいのでしょうか。。。
ちなみに試聴に使ったのは以下の楽曲です。
1.Art Pepper Meets The Rhythm Section/You'd Be So Nice To Come Home
ジャズの定番中の定番です。音源は192kHz/24bitです。うーん、告白すると全然違いがわかりません。。。
2. Eagles/Hotel California
これも定番ですね。音源は192kHz/24bitです。アコースティックギターの響きに若干差を感じる程度でしょうか。。
3. Diana Krall / Let's Face The Music And Dance
女性ボーカルのこれまた定番。音源は96kHz/24bitです。女性ボーカルなら結構違いがわかるか。。。と期待しましたが。。。 もっともTriple Fi. 10がボーカルをそもそも得意としない(結構音像が拡大する)のでそもそも試聴環境が厳しかったかもしれません。
4. Julia Fischer/J.S.Bach 無伴奏ソナタとパルティータ パルティータ第4番
高音質で評価の高いペンタトーンの無伴奏ヴァイオリンソナタです。DSD 2.8MHz音源です。
これが一番違いが出ました!!
ヴァイオリンの音色がスーッと伸びる部分がMP3やAC3だと完全に潰れてしまいます。かといって聞き苦しいかというとそんなことはないのですが、確実に176.4kHz/24bitや88.2kHz/24bitのほうが良い音と識別できました。
5. Christian Thielemann/Wiener Philharmoniker - Alpine Symphony
フルオーケストラはどうかと思って聴いてみました。おそらくアルプス交響曲の最優秀録音盤です。DSD 2.8MHz音源です。
うーーーん、そもそもフルオーケストラをポータブルで聴くということ自体あまりやらないので、(というか普通聴かないのでは?)こちらも違いが明確にわかりませんでした。。。
全体を通して共通するのは、切り替えをした瞬間の移行だけは結構はっきりと違いがわかった(特にMP3/AACからハイレゾへ切り替えた瞬間)ような気がします。
。。。パンドラの箱を開けてしまったようにも思えます。オーディオ評論家の方々に集まっていただき、これでブラインドテストしてみたら閉塞感の強い今のオーディオ業界も変わるかもしれない。。。なんて意地悪なことを考えてしまいました。
いずれにせよ、このようなユニークな機能を持ったポータブルオーディオプレーヤーを日本のメーカーにも見習ってもらって競争力を高めてほしいと願いますが、文化の違いもあるので厳しいでしょうか。。。
自分の耳があまりに駄耳であるのか、はたまた慣れの問題なのか、気合いが足りない(?)のか、いつか時間があれば「勝手にブラインドテスト」(誰かに操作してもらってどのレソルーションか言い当て、その確率を数値化する)をやってみようと思います。統計学の力も借りて。。。
もしPono Music Playerをお持ちの方はぜひお試しあれ。そして、果たしてどのくらいレソルーションの違いを聴き分けられるか挑戦してみてはいかがでしょうか。。。?
Pono Music World
早速ダウンロードして更新してみることに。
本体のFirmwareをアップデート
Pono Revealerとは、同じ楽曲で、ハイレゾと、非圧縮、そして圧縮音源を簡単に比較試聴することができる機能のようです。ハイレゾ音源が通常の音源とどれくらい音質アップになるか、これはなかなか画期的な機能です!
Pono Revealer
早速試してみました。
まずはPonoにプリインストールされているNeil Youngの楽曲(192kHz/24bit)を聴いてみます。
PMW側で必要なファイルを生成し、それをPono Music Player側に転送します。具体的には
192kHz/24bit(オリジナルハイレゾ音源)
96kHz/24bit
44.1kHz/16bit(CD音質)
AAC(iTunes音質)
MP3(Amazon音質)
の5種類をまとめて比較して聴けるようになります。
Revealerで生成された音源を転送中
再生画面で左にスワイプすると、これまでなかったRevealerというメニューが出てきます。その画面でNeil YoungのHeart Of Goldが選択できます。すると。。。
選択画面です
デフォルトではMP3になっています。。。 (´д`)
これを好みのレソルーション(品質)を選ぶことで、オリジナルのハイレゾ音源と比較試聴できるようになります。
192kHz/24bitを選択
192kHz/24bitを選択して再生します。ハイレゾ音源再生です ^_^ このときは黄色のバーが100%で表示されています。
に音源を変更するには、画面のSWITCH RESOLUTIONボタンを押して選択します。
SWITCH RESOLUTIONボタンを押して変更
96kHz/24bitを選択
同じようにして音源をどんどん圧縮音源(つまり音の悪いほう)に変えていくと、バーの色が赤に変わって長さも20%くらいになってヤバイ雰囲気になります。。。(( ;゚Д゚))
こうして同一音源で5種類の異なるレソルーションの違いを簡単に比較試聴することができるわけです。
この発想はスゴイ!!
Pono Music PlayerがCDやiTunes, Amazonのような低品質の音楽とは格が違うんだということを堂々とアピールしているわけです。
次に、自分の好きな音源を選んで、同じように複数のレソルーションを作成してみます。
PMWから、楽曲を選択して右クリックで、Create Pono Revealer Trackを選択すればあとは自動でやってくれます。注意点としては、このときにPono Music PlayerをPCとUSB接続しておくことだけです。
右クリックでCreate Pono Revealer Trackを選択
あとは自動でファイルを生成し、Pono Music Playerに転送してくれます。
ファイル生成中
ファイル生成は意外なほと時間がかかりません。どのような変換アルゴリズムを使っているのか、少々心配になります。
PMWはJRMC(JRiver Media Center)がベースなので、変換もJRMCのモジュールを使っているのは間違いありません。JRMCでプラグイン的に変換アルゴリズムを選択できるのであれば、ユーザーにとっては満足の行く仕様になるのでは。
関係ないですが、Ponoのユーザーは通常6.980円のJRMCが無料で使えるというのはオトクかもしれませんね。
Pono Music Playerに転送中
USB接続を外して早速確認してみましょう。
無事に転送されています
ちゃんと選んだ楽曲(Art Pepper You'd BE So Nice To Come Home)が転送されています。
あとはさっきと同じように好みのレソルーションを選んで再生するだけです。
192kHz/24bitを選択
これは素晴らしい!!!
5つの音源を簡単に比較試聴できるので、ブラインドテストにも良いかも知れませんね。耳に自信のある方であれば画面を見なくても確実に言い当てられるかもしれません!
で、私はというと。。。これまで何百回とリファレンスで聴いているYou'd BE So Nice To Come Homeのハイレゾ音源(192kHz/24ibt)で試しましたが。。。
正直、192kHz/24bitとMP3の違いも聴き分けるのに結構厳しいものが。。。5段階を明確に言い当てるのは不可能でした (^_^);
うーーんハイレゾって一体何なんでしょうか。。。
ちなみに試聴環境は、イヤフォンがUltimate EarsのTriple. Fi.10をバランスケーブル化したものです。
アナログ出力をアナライザで分析してみると面白いかもしれませんね。
もう少し別のソース(オーケストラとかボーカル、ピアノソロなど)も試してみました。
Revealerメニュー画面
ちなみにDSDがソース音源の場合は、変換すると以下の5つになります。サンプリングレートなどが若干192/24ソースと違いますね。
176.4kHz/24bit(ハイレゾ音質)
88.2kHz/24bit(ややハイレゾ音質)
44.1kHz/16bit(CD音質)
AAC(iTunes音質)
MP3(Amazon音質)
DSDは176.4kHz/24bitに強制変換されてしまいますのでDSDネイティブ再生では比較できないところがやや残念ではありますが、仕方のないところでしょうか。。。
結論を先に言ってしまうと、いろいろ試しましたが、やはり差は微妙で、私の駄耳では言い当てることができませんでした。。。うーーん、なかなか厳しいですね。
ヘッドフォンのバランスケーブル化では、劇的な音質改善があったのですが、ソースのハイレゾ化はなかなか分かりづらいのでしょうか。。。
ちなみに試聴に使ったのは以下の楽曲です。
1.Art Pepper Meets The Rhythm Section/You'd Be So Nice To Come Home
ジャズの定番中の定番です。音源は192kHz/24bitです。うーん、告白すると全然違いがわかりません。。。
2. Eagles/Hotel California
これも定番ですね。音源は192kHz/24bitです。アコースティックギターの響きに若干差を感じる程度でしょうか。。
3. Diana Krall / Let's Face The Music And Dance
女性ボーカルのこれまた定番。音源は96kHz/24bitです。女性ボーカルなら結構違いがわかるか。。。と期待しましたが。。。 もっともTriple Fi. 10がボーカルをそもそも得意としない(結構音像が拡大する)のでそもそも試聴環境が厳しかったかもしれません。
4. Julia Fischer/J.S.Bach 無伴奏ソナタとパルティータ パルティータ第4番
高音質で評価の高いペンタトーンの無伴奏ヴァイオリンソナタです。DSD 2.8MHz音源です。
これが一番違いが出ました!!
ヴァイオリンの音色がスーッと伸びる部分がMP3やAC3だと完全に潰れてしまいます。かといって聞き苦しいかというとそんなことはないのですが、確実に176.4kHz/24bitや88.2kHz/24bitのほうが良い音と識別できました。
5. Christian Thielemann/Wiener Philharmoniker - Alpine Symphony
フルオーケストラはどうかと思って聴いてみました。おそらくアルプス交響曲の最優秀録音盤です。DSD 2.8MHz音源です。
うーーーん、そもそもフルオーケストラをポータブルで聴くということ自体あまりやらないので、(というか普通聴かないのでは?)こちらも違いが明確にわかりませんでした。。。
全体を通して共通するのは、切り替えをした瞬間の移行だけは結構はっきりと違いがわかった(特にMP3/AACからハイレゾへ切り替えた瞬間)ような気がします。
。。。パンドラの箱を開けてしまったようにも思えます。オーディオ評論家の方々に集まっていただき、これでブラインドテストしてみたら閉塞感の強い今のオーディオ業界も変わるかもしれない。。。なんて意地悪なことを考えてしまいました。
いずれにせよ、このようなユニークな機能を持ったポータブルオーディオプレーヤーを日本のメーカーにも見習ってもらって競争力を高めてほしいと願いますが、文化の違いもあるので厳しいでしょうか。。。
自分の耳があまりに駄耳であるのか、はたまた慣れの問題なのか、気合いが足りない(?)のか、いつか時間があれば「勝手にブラインドテスト」(誰かに操作してもらってどのレソルーションか言い当て、その確率を数値化する)をやってみようと思います。統計学の力も借りて。。。
もしPono Music Playerをお持ちの方はぜひお試しあれ。そして、果たしてどのくらいレソルーションの違いを聴き分けられるか挑戦してみてはいかがでしょうか。。。?
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