2年前の秋にトライアスロンを目指しトレーニングを始めたときに目標にしたロングのトライアスロン。。。ようやくその本番が近づいてきました。
ロングのトライアスロンでも最長距離を誇るアイアンマンディスタンス、通称アイアンマン。
スイム3.8km、バイク180km、ラン42.195kmを制限時間17時間以内に完走すればアイアンマンになれます。
以下は、私の過去2年間のトライアスロンに向けたトレーニング記録をまとめたものです。これからトライアスロンを始めようと考えている方、トライアスロンをやっていて次にアイアンマンに挑戦をしようと思っている方へ、少しでも参考になればと思います。
1.なぜアイアンマンを目指すのか
私はこれまでトライアスロンのショート(スイム1.5km、バイク40km、ラン10km)のレースに3回出場しました。幸いにも3回とも無事完走はしたものの、いずれも出場者の平均タイムを超えることはできませんでした。
トレーニングを積んでもタイムを短縮することはなかなか大変なことで、40代や50代になると、スピードが勝負のショートでは正直辛いものがあります。
一方、アイアンマンをはじめロングディスタンスは、勝負はスタミナや耐久力で、これは年を取っても十分トレーニングで培うことができます。アイアンマン完走は、特別なスポーツの素養や、抜きん出た身体能力よりも、日常の地道な努力さえ惜しまなければ、誰にでもアイアンマンになれるチャンスがあるのです。
同じトライアスロンと言っても、ショートとロングでは違う競技といって良いほどその性格は異なります。
そして何よりも、日常生活では考えられないロングの距離という未知の世界への好奇心、その距離を完走するというのは一体どんなことなのでしょうか。。。そんな憧れの気持ちからいつしかアイアンマンを目指すようになったのだと思います。
2.トライアスロンを始めたきっかけ
私のスポーツ経験は、学生時代こそサッカーやテニスのサークルに所属していた時期がありましたが、社会人になってからは運動ゼロ、やがて40代になってメタボ予備軍になるほど肥満体になってしまいました。
そこで、今から8年前、2007年の秋から健康目的でジョギングを始めました。するとみるみるうちに体重が減少して走るのが楽しくなり、年間1,000kmほど走り込んで2008年には湘南国際マラソンに出てフルマラソンに初挑戦、目標のサブフォー(4時間切り)には届きませんでしたが、無事に完走することができました。
翌年(2009年)には、さらに年間1,000kmほど走り込み、つくばマラソンで2度目のフルマラソンに挑戦、念願のサブフォーを達成することができました。
しかし、サブフォー達成後はジョギングの頻度も落ち、月に2,3回程度しか走らない日々が何年も。。。当然体重と体脂肪率はみるみる増加(66.1kg, 17.8%)、ついにキロ6分で走ることさえできなくなってしまいました。
トライアスロンは以前から興味があったのですが、ネットなどで調べても何をどのように始めればよいのかさっぱりわからず、そもそも水泳経験ゼロの私にとっては、何キロも泳ぐというのは想像ができませんでした。
トライアスロンは以前から興味があったのですが、ネットなどで調べても何をどのように始めればよいのかさっぱりわからず、そもそも水泳経験ゼロの私にとっては、何キロも泳ぐというのは想像ができませんでした。
そんなとき、「トライアスロンはじめました」(野中秋世著)という本に偶然出会ったのです。2013年10月4日のことでした。
この本には、初心者がどうすればトライアスロンをはじめられるか実に親切に書かれており、トライアスロンを始めようにも何をどうすればわからない私にはまさに目に鱗!でした。
これだ!
よーし、トライアスロンに挑戦してみよう!
突然決心しました。
この日から、「トライアスロンはじめました」本を参考に、準備を進めたのです。
ジョギングは月に2,3回程度から、一日おき10kmのペースに戻しました。目標が定まると力も沸いてくるのか、やがて以前と同じようにキロ5分台でのペースで走れるようになりました。
自転車は以前買ったクロスバイク(TREK FX7.3)で往復30kmの自転車通勤(ジテツー)を再開。
水泳は近所の区営プールに会社からジテツーでそのまま直行して泳ぎに行きました。
3.トライアスロンに向けての準備
トライアスロンという目標ができた10月からはトレーニング量を一気に増やしました。以下はJogNoteというSNSの記録です。9月から10月にかけてトレーニング量の変化がよくわかります。。。
2013年9月の記録
2013年10月の記録
ロードバイクも近所のバイクショップ(BIKE&HIKE)で購入、トライアスリートはサーベロに乗っている人が多いというのと、たまたまS2というエアロロードのブラックリミテッドの見た感じのカッコよさで、試乗もせずに決めてしまいました。そして自転車通勤にロードバイクを乗るようになりました。
サーベロS2ブラックリミテッド2013年モデル
そして、デビューのトライアスロン大会を、5月に開催される世界トライアスロンシリーズ横浜大会(横浜トライアスロン)に定めました。
しかし、いきなりトライアスロン大会というのも不安なので、ウォームアップを兼ねて2月に開催されるカーフマンジャパン南関東ステージというデュアスロン大会(ラン5km-バイク30km‐ラン5km)に出ることに。
11月から12月にかけて引き続きトレーニング量を増やした甲斐もあり、体重と体脂肪率はかなり改善(62.8kg, 14.8%)、しかし以前のフルマラソンに出た頃に比べるとまだまだ絞れていません。
デュアスロンは1時間53分35秒で無事に完走。トランジションでバイクヘルメットを被ったままランに走り出てしまうなど失敗もありましたが、ロードバイクにDHバーをつけて走ったのが初めてだったことと、トランジションの良いトレーニングになりました。
11月から12月にかけて引き続きトレーニング量を増やした甲斐もあり、体重と体脂肪率はかなり改善(62.8kg, 14.8%)、しかし以前のフルマラソンに出た頃に比べるとまだまだ絞れていません。
2013年11月の記録
2013年12月の記録
デュアスロンに出場
2月のデュアスロンが終わって気がつけば、5月の横浜トライアスロンまであとたったの3カ月しか残されていません。
泳ぎゼロの水泳をどうするか。。。この時点で実は50mを1分25秒もかかってしまうほど情けない状況だったのです。
しかし、私がどれほど水泳が下手だったかは、下の映像をご覧いただくのが一目瞭然だと思います。この映像は、2013年11月にトータルイマージョンのビデオレッスンで撮影してもらったものです。。。
ゼロからの水泳
映像からわかるように、最初は息継ぎさえまともにできない状況でした。
水泳は、自己流でやっても全く上達しないので、意を決して近くのスイミングスクール(駒沢サニーフィッシュの夜スイム)に通うことにしました。本格的に泳ぐスクールでしたが、毎週1日3か月間通い、楽しくも厳しいレッスンのおかげで1.5kmをなんとか泳ぎ切れるようになりました。
以下は今年(2015年)1月にビデオレッスンで撮影したものです。まだまだ納得のいくフォームには程遠い泳ぎですが、1年間練習してようやくこのくらいまで泳げるように ^_^
スクールレッスン以外にも区営のプールにも頻繁に通ってスイムの練習に打ち込み、3月と4月は相当なトレーニング量をこなしたと思います。
3月 バイク463km、ラン150km、スイム24.4km
4月 バイク501km、ラン153km、スイム27.8km (4月は2日間を除いて毎日トレーニングしました)
4月には山梨県石和温泉までの片道125kmロングツーリングに行ったり、ゴールデンウィークには逗子まで自転車で行き、湘南国際村のタイムトライアルにも挑戦しました。
これだけ運動すると体重や体脂肪率はさすがに下がり、4月末には体重59.8kg、体脂肪率11.3%と以前フルマラソンを走った頃の状態まで戻すことができました。
水泳は、自己流でやっても全く上達しないので、意を決して近くのスイミングスクール(駒沢サニーフィッシュの夜スイム)に通うことにしました。本格的に泳ぐスクールでしたが、毎週1日3か月間通い、楽しくも厳しいレッスンのおかげで1.5kmをなんとか泳ぎ切れるようになりました。
以下は今年(2015年)1月にビデオレッスンで撮影したものです。まだまだ納得のいくフォームには程遠い泳ぎですが、1年間練習してようやくこのくらいまで泳げるように ^_^
少しだけ上達の成果
スクールレッスン以外にも区営のプールにも頻繁に通ってスイムの練習に打ち込み、3月と4月は相当なトレーニング量をこなしたと思います。
3月 バイク463km、ラン150km、スイム24.4km
4月 バイク501km、ラン153km、スイム27.8km (4月は2日間を除いて毎日トレーニングしました)
2014年4月の記録
石和温泉道中の旧笹子トンネル
逗子海岸
これだけ運動すると体重や体脂肪率はさすがに下がり、4月末には体重59.8kg、体脂肪率11.3%と以前フルマラソンを走った頃の状態まで戻すことができました。
4.トライアスロンデビュー
そして。。。いよいよ横浜トライアスロン大会に出場。
種目はスイム1.5km、バイク40km、ラン10kmのショートです。スイムでは45分の時間制限があり、スイムの苦手な私は果たして制限時間内にフィニッシュできるかとても心配でした。
種目はスイム1.5km、バイク40km、ラン10kmのショートです。スイムでは45分の時間制限があり、スイムの苦手な私は果たして制限時間内にフィニッシュできるかとても心配でした。
レース当日。。。
心配だったスイムを42分41秒となんとか制限時間をクリアし、トータル3時間1分34秒で完走、初めてのトライアスロンを無事に終えることができました。
初めてのトライアスロンで3時間を切ることはできませんでしたが、何とか完走できたのは嬉しかったです。また思った以上にレース自体を楽しむことができました。
しかし、スイムでは初めてのオープンウォーターで真っ直ぐに泳ぐことができず、不慣れなヘッドアップの繰り返しで腰痛を再発させてしまうなど、課題が残りました。
そこで、オープンウォーターでの泳ぎを練習するために、地元のバイクショップ(BIKE&HIKE)開催の練習会に参加、三浦半島の長者ケ崎までバイクでツーリングして地元のビーチで泳ぎました。
心配だったスイムを42分41秒となんとか制限時間をクリアし、トータル3時間1分34秒で完走、初めてのトライアスロンを無事に終えることができました。
横浜トライアスロン大会を無事完走
初めてのトライアスロンで3時間を切ることはできませんでしたが、何とか完走できたのは嬉しかったです。また思った以上にレース自体を楽しむことができました。
しかし、スイムでは初めてのオープンウォーターで真っ直ぐに泳ぐことができず、不慣れなヘッドアップの繰り返しで腰痛を再発させてしまうなど、課題が残りました。
そこで、オープンウォーターでの泳ぎを練習するために、地元のバイクショップ(BIKE&HIKE)開催の練習会に参加、三浦半島の長者ケ崎までバイクでツーリングして地元のビーチで泳ぎました。
BIKE&HIKEのみなさんと
練習会ではみなさんのスイムとバイクの速さにビックリ!良い刺激をもらいました。
そして、6月22日、横須賀で開催された日産カップトライアスロン大会(ショート)に出場、2時間55分14秒で完走、2回目のトライアスロンで3時間切りを果たしました。
日産カップトライアスロン大会を無事完走
日産カップトライアスロン大会では、スイムこそ34分というタイムに改善できたのですが、バイクで全力を出して走った結果、ランで脚が疲れてしまい、3種目のバランスの難しさを痛感しました。
そして、2回のトライアスロン大会に参加した教訓は、「想定外を想定する」でした。
スイムでの腰痛、ウェットスーツの破損、GPSウォッチの計測不良、ランコース距離の乖離、などなど。。。どれも不測の事態でしたが、想定外が起きたときに如何に対処することが重要だということを学んだと思います。
スイムでの腰痛、ウェットスーツの破損、GPSウォッチの計測不良、ランコース距離の乖離、などなど。。。どれも不測の事態でしたが、想定外が起きたときに如何に対処することが重要だということを学んだと思います。
5.来シーズンに向けて
ショートのトライアスロンを2回完走してから、次第にロングのトライアスロン、特にアイアンマンに挑戦したいという思いがますます強くなってきました。
ロングのトライアスロンの最高峰アイアンマン、スイム3.8km、バイク180km、ラン42.195kmの世界。。。
どうせやるからには徹底的にやってみよう、いつかアイアンマンに挑戦してみようと思っていたので、8月に開催されるアイアンマンジャパン北海道へエントリーを考えました。
が、トライアスロンを長年やっている友人に聞いたところ、アイアンマンジャパン北海道は厳しい山岳コース(獲得標高1,700m)だし、いきなり1年目でロングに挑戦するのは無謀だろうということでした。
確かに山岳コースを走った経験がなく、上り坂も苦手な私にとっては、無謀な試みになるのは間違いないし、また秋に向けて家庭で大切な行事も控えていたため、アイアンマンへの挑戦は来年に取っておこうということに。
7月の夏休みには、逗子で開催されたオープンウォーター大会に参加、初めて3kmという長距離を泳ぎました。タイムは。。。1時間25分32秒と参加者のなかでほぼビリでしたが、ロングの距離も決して無理ではないと自信に繋がったと思います。
7月の夏休みには、逗子で開催されたオープンウォーター大会に参加、初めて3kmという長距離を泳ぎました。タイムは。。。1時間25分32秒と参加者のなかでほぼビリでしたが、ロングの距離も決して無理ではないと自信に繋がったと思います。
逗子Revoのオープンウォーター大会に参加
しかしここでトラブル発生。年明けに泳ぎを始めてから左腕の痛みが徐々にひどくなり、日常生活にも支障が出るほどの激痛が。。。整形外科での精密検査の結果、「頸椎症性神経根症」と診断されてしまいました。
スイムのやり過ぎというよりは加齢による骨の変形で神経が圧迫されたようですが、スイムを続けると痛みがひどくなるので少なからず因果関係があったと思います。
秋に入りトライアスロンシーズンは終わりましたが、日常のトレーニングは維持、特に苦手なスイムに取り組みました。9月には30km、10月には25km泳ぎました。
このころには泳ぎ込んだ甲斐あって、1.5kmを32分台までタイムを短縮することができ、目標の30分切りまであと少しというところまで来ました。
そしてオフシーズンに入った11月、来年のアイアンマンジャパン北海道のエントリーが開始されたとき、迷いなくエントリーしました。
そして、ディープリムのエアロホイールを購入。サーベロの自転車もグレードアップしました。
ディープリムのエアロホイールは、30kmを超えてからの高速巡航時に威力を発揮します。反面、横風には弱く、突風を受けるとハンドルを取られることもあります。
2014年は結局、スイムは250km、自転車は3,000km、ランは1.200km走りました。トレーニングした日を数えたら267日、我ながらよくこれだけトレーニングしたと思います。
年が明けて2015年に入り、貧脚対策としてトレイルランニング(トレラン)に挑戦、1月に鎌倉の山を走るイベントに参加してトレランを始めました。
「頸椎症性神経根症」
スイムのやり過ぎというよりは加齢による骨の変形で神経が圧迫されたようですが、スイムを続けると痛みがひどくなるので少なからず因果関係があったと思います。
秋に入りトライアスロンシーズンは終わりましたが、日常のトレーニングは維持、特に苦手なスイムに取り組みました。9月には30km、10月には25km泳ぎました。
このころには泳ぎ込んだ甲斐あって、1.5kmを32分台までタイムを短縮することができ、目標の30分切りまであと少しというところまで来ました。
2014年9月
2014年10月の記録
そしてオフシーズンに入った11月、来年のアイアンマンジャパン北海道のエントリーが開始されたとき、迷いなくエントリーしました。
アイアンマンジャパン北海道
そして、ディープリムのエアロホイールを購入。サーベロの自転車もグレードアップしました。
ディープリムのエアロホイールに換装
ディープリムのエアロホイールは、30kmを超えてからの高速巡航時に威力を発揮します。反面、横風には弱く、突風を受けるとハンドルを取られることもあります。
2014年は結局、スイムは250km、自転車は3,000km、ランは1.200km走りました。トレーニングした日を数えたら267日、我ながらよくこれだけトレーニングしたと思います。
年が明けて2015年に入り、貧脚対策としてトレイルランニング(トレラン)に挑戦、1月に鎌倉の山を走るイベントに参加してトレランを始めました。
鎌倉の山でトレイルランニング
トレランは、自然を肌に感じながら起伏のあるコースを走るので、平坦なロードを走るランニングが苦手な私にとっては、新鮮で楽しいと思えるトレーニングでした。
4月のハセツネ30Kという30kmトレラン大会に申し込み、トラックTOKYOの試走会(3月22日)にも参加しました。試走会は思いの外ハードで、両足太ももの筋肉痛で翌日は歩行困難になるほどでした。
4月のハセツネ30Kという30kmトレラン大会に申し込み、トラックTOKYOの試走会(3月22日)にも参加しました。試走会は思いの外ハードで、両足太ももの筋肉痛で翌日は歩行困難になるほどでした。
ハセツネ30K試走会
6.ブルべとの出会い
バイクの長距離走をほとんど経験していない不安があり、何か良いイベントはないかと探していたところ、ブルべというロングツーリングを知りました。発着が自宅からすぐ近くの二子玉川という利便性にも惹かれ、アイアンマンのバイク180kmの良いトレーニングになるだろうと早速申し込みました。
ちなみにブルべとは、順位を競わないロングツーリングの認定のことで、一定の条件を満たして定まったルートを完走すると走行認定されます。
ちなみにブルべとは、順位を競わないロングツーリングの認定のことで、一定の条件を満たして定まったルートを完走すると走行認定されます。
1月に入ってAJたまがわ主催のブルべ(BRM117三浦200)に初参加、三浦半島をぐるっと回る200kmルートを堪能、帰りは死ぬほど寒い思いをしましたが何とか無事完走することができました。
その後ブルべというロングツーリングの魅力にハマってしまい、400kmブルべ(BRM307石廊崎400)、 再び200kmブルべ(BRM404定峰200)、300kmブルべ(BRM411西上州300)と立て続けに参加、無事に完走することができました。
ちなみに300kmブルべのときは、翌日にハセツネ30Kという30kmのトレラン大会にも出場、無事に完走を果たすことができました。300kmバイクの後に3時間の仮眠をはさんで30kmのトレランはきつかったですが、アイアンマンの本番を模倣して良い経験ができたと思います。
トレランは想像以上に過酷なスポーツで、激坂上りと登山道の下りダッシュの連続で脚の筋肉へのダメージは相当なものでしたが、これでマラソンのときの上り坂に対する苦手意識が改善されました。また下り坂は数少ない自分の得意なことだということもわかりました。
そしてブルべのほうはSR(スーパーランドナー)達成とPBP(パリーブレストーパリ)の参加権利獲得まであと600kmを残すのみに。
SR(スーパーランドナー)とは、年間に200km, 300km, 400km, 600kmのブルべすべてを完走すると与えられる称号です。
PBP(パリーブレストーパリ)とは、ブルべの最高峰として4年に1回フランスのパリを出発してブレストで折り返し、再びパリに戻る1,200kmのブルべで、2015年は偶然にもそのPBP開催イヤーでした。
ブルべにすっかりハマッた3月4月でしたが、トライアスロンを忘れたわけではありません。
5月には去年と同じ横浜トライアスロン大会に出場、トライアスロン初挑戦の友人と共に無事に3回目のトライアスロンを完走することができました。
タイムは2時間58分57秒と、自己ベスト更新には程遠い結果となってしまいましたが、バイクは1時間17分38秒(トランジション除く)と、平均時速30km/h以上のまずまずの結果でした。
課題は相変わらずスイム。1年間かけてあれだけ練習したのに、昨年のタイムからわずか1分34秒しか速くなっていません。。。
200kmブルべに参加
その後ブルべというロングツーリングの魅力にハマってしまい、400kmブルべ(BRM307石廊崎400)、 再び200kmブルべ(BRM404定峰200)、300kmブルべ(BRM411西上州300)と立て続けに参加、無事に完走することができました。
400kmブルべ(石廊崎)
200kmブルべ(定峰)
300kmブルべ(西上州)
ちなみに300kmブルべのときは、翌日にハセツネ30Kという30kmのトレラン大会にも出場、無事に完走を果たすことができました。300kmバイクの後に3時間の仮眠をはさんで30kmのトレランはきつかったですが、アイアンマンの本番を模倣して良い経験ができたと思います。
ハセツネ30Kを完走
トレランは想像以上に過酷なスポーツで、激坂上りと登山道の下りダッシュの連続で脚の筋肉へのダメージは相当なものでしたが、これでマラソンのときの上り坂に対する苦手意識が改善されました。また下り坂は数少ない自分の得意なことだということもわかりました。
そしてブルべのほうはSR(スーパーランドナー)達成とPBP(パリーブレストーパリ)の参加権利獲得まであと600kmを残すのみに。
SR(スーパーランドナー)とは、年間に200km, 300km, 400km, 600kmのブルべすべてを完走すると与えられる称号です。
SR(スーパーランドナー)認定メダル(2011年のもの)
PBP(パリーブレストーパリ)とは、ブルべの最高峰として4年に1回フランスのパリを出発してブレストで折り返し、再びパリに戻る1,200kmのブルべで、2015年は偶然にもそのPBP開催イヤーでした。
PBP2015
ブルべにすっかりハマッた3月4月でしたが、トライアスロンを忘れたわけではありません。
5月には去年と同じ横浜トライアスロン大会に出場、トライアスロン初挑戦の友人と共に無事に3回目のトライアスロンを完走することができました。
横浜トライアスロンを完走
タイムは2時間58分57秒と、自己ベスト更新には程遠い結果となってしまいましたが、バイクは1時間17分38秒(トランジション除く)と、平均時速30km/h以上のまずまずの結果でした。
課題は相変わらずスイム。1年間かけてあれだけ練習したのに、昨年のタイムからわずか1分34秒しか速くなっていません。。。
30度を超える季節外れの猛暑のなか、山岳ルート(獲得標高6,200m)を走り切り、壮絶な経験でしたがなんとか制限時間ギリギリの39時間39分で完走(完走者のなかではビリ)、念願のSR達成とPBP権利を獲得することができました。
出走者31名のうち完走者は12名、完走率38%という過酷なブルべでした。
600kmブルべで上った杖突峠
出走者31名のうち完走者は12名、完走率38%という過酷なブルべでした。
3月に完走した400kmのブルべも過酷でしたが、この600kmブルべはこれまでの人生で最も過酷なスポーツ体験でした。
ブルべの前後で体重が5.0kgも減少(63.7kg→58.7kg)し、体脂肪率は3.5%も減少(13.8%→10.3%)したのにも驚きました。
ブルべの前後で体重が5.0kgも減少(63.7kg→58.7kg)し、体脂肪率は3.5%も減少(13.8%→10.3%)したのにも驚きました。
5回のブルべをすべて完走できた経験は、アイアンマンのバイク走に向けて大きな自信になりましたが、何よりも、自転車が風雨や暑さ寒さといった自然環境に大きく影響されるのは当たり前という感覚を身につけることができたのが大きかったと思います。
ただし、山岳コースを効率的に進むのに必須のダンシング(立ち漕ぎ)という技術が全くできず課題が残りました。
7.アイアンマンジャパン北海道に向けて
6月にはトレーニング量も減少し、ブルべもひと段落、落ち着きを取り戻しました(トレーニングを少しサボり気味でした)。
8月のフランスのPBPですが、折角出場権も取ったので行きたかったのですが、日程がアイアンマンジャパン北海道と重なってしまうことから参加は断念しました。
アイアンマンジャパン北海道まであと1カ月、これまでのトレーニングの総仕上げとスイム・ランの長距離の練習を。。。と計画していた矢先の7月中旬のことでした。
今年のアイアンマンジャパン北海道のバイクコースが発表、去年よりも600mも獲得標高が増えて、なんと2,355mという超山岳コースになるというショッキングなニュースが!
ただでさえ難関な山岳コースにも関わらず、さらに獲得標高が増えて世界のアイアンマンレース(年間39レースあります)のなかでも最大獲得標高の山岳コースとなってしまいました。
ブルべで山岳コースは経験していましたが、ダンシングができずヒルクライムが大の苦手な身としては、このままでは玉砕必須。。。猛烈に焦りました!
この期に及んでの悪あがきなのですが、焦りと不安からトレーニング量を一気に増やすことに。
まずはサーベロのホイールを重たいF6Rエアロホイールから山岳コースに適した軽量のZondaホイールに換装、スプロケットも25Tから27Tへ変えて激坂上りの対策を。この仕様で尾根幹((南多摩尾根幹)を走ってダンシングの練習を始めました。尾根幹に何度か通ううち、ようやくダンシングにも慣れてきました。
スイム、バイク、ランと競技種目は異なるものの、運動の原理では似通っている部分が多くあることも新しい発見でした。例えば、スイムのローリングと、バイクのダンシングは両方とも効率的に体を左右に振るという共通点があります。
次にハーフマラソンの距離を早朝試走してみました。早朝でしたがあまりの暑さにペースは大幅ダウン、タイムは全然伸びません。
結局フルマラソンの距離の試走は断念。フルマラソンを走ったのはもう5年も前のことなので、不安を抱えたままの挑戦となります。。。
スイムは初めて3.5kmをプールでノンストップで泳いでみました。1時間30分もかかってしまったのでタイム的には全然ダメなのですが、余力を残して3.5kmを泳ぎ切れたので、本番の3.8kmもなんとか目途がついた気がします。
バイクは山岳コース対策として主にダンシングに慣れるため、斜度15%の日の出町ヒルクライムコースや、尾根幹、山中湖までの道志のみちなどを使ってトレーニングを重ねました。
7月の下旬から8月初旬は東京は8日連続の猛暑日(35℃越え)が続き、観測開始以来最長でしたが、その10日間でラン50km、バイク250km、スイム15kmと徹底的に運動負荷をかけました。
しかしさすがにやり過ぎたのか、8月に入ってから持病のギックリ腰が再発。。。
しばらく完全休養で、かかりつけの整骨院でマッサージ治療を受けました。その甲斐あってか、ようやくギックリ腰は回復、しかしもう本番までは負荷の高いトレーニングは止めて、コンディション作りに集中しようと思います。
トレーニングは量より質が大切ですが、「走った(泳いだ)距離は裏切らない」と信じて本番に臨もうと思います。
トライアスロンを始めようと思い立ってからこれまでの約2年間を振り返ると、トライアスロンだけでなくデュアスロン、トレラン、ブルべなどさまざまな耐久系スポーツを経験する機会に恵まれました。大きな事故や故障がなく今日まで無事に来れたのも本当に幸運なことでした。
また、トレーニングや大会を通してスポーツ繋がりの知り合いや友人が増えたのは何よりもの財産でした。同じ目標を目指して頑張っているという連帯感は何物にも代えがたいものです。
また、家族や職場のメンバのサポートに幸運にも恵まれたことにも感謝しなければなりません。特に家族のみんなには、日頃のトレーニングのサポートはもちろん、トライアスロン大会に応援に来てくれてレースの途中に声援を送ってもらったり大きな力になりました。
良く言われることですが、アイアンマンを完走するということは、レース当日の調子や運もありますが、レース当時までのトレーニングが結果を決めます。
アイアンマンジャパンまであと2週間。。。おそらくこれまでのトレーニングで完走できるかどうかは既に決まっているような気がします。あとは当日、想定外は必ず起きると覚悟の上で、最善を尽くしてレースに挑むつもりです。もちろんいつものように、レースを楽しむことも忘れずに。。。
(付録.トレーニング記録詳細)
トライアスロンを目指して2年間でトレーニングした距離は、
スイム 372km (186km/年)
自転車 6,575km (3,278km/年)
ラン 2,362km (1,186km/年)
でした。自分ではかなり頑張ってきたつもりですが、ランもスイムもあまり記録は伸ばせませんでした。運動負荷をかけたトレーニングのやり方はもっと効率的な方法があったのかもしれません。
スイムは1回1時間、だいたい1,500mから2,000mを泳ぎました。ほぼすべてクロールです。
ウォームアップ後、セット回数とタイムを決めて、ハードとイージーを繰り返すサイクルが中心でした。例えば、50m x20セット、1分20秒サイクルなどです。
練習メニューは青山トライアスロン倶楽部の「めざせ!30分切り」というプログラムでコーチから渡されたものを中心にこなしました。
ポイントは、いたずらに距離を泳ぐよりも運動負荷をかけたり減らしたりするトレーニング方法が有効で、だらだらと長い時間泳ぐのは、散歩しているのと同じで効果がないということです。
プルブイやビート板を使った練習もスクールではずいぶんやりましたが、自分ではほとんど使わなかったと思います。
ランは1日おきに自宅の近くを早朝に1回10kmをキロ5分30秒から45秒くらいで走りました。途中でビルドアップやペース走などを組み入れて負荷をかけましたが、残念ながら脚力アップにはあまり繋がらなかったと思います。
昨年冬に出た10km走イベントでは、48分34秒と、はじめてキロ5分を切って走ることができました。
タイムアタックでは、10kmを47分30秒(キロ4分45秒)で走ったのが個人ベストタイムでした。一時期10kmをキロ5分を切って走るように頑張ったこともありましたが、あまりにキツく長続きしませんでした。
LSDは年間2回ほどハーフマラソンの距離を走りましたが、それ以上の距離は走る機会がありませんでした。過去5年間でフルマラソンの距離を一度も走らなかったのは反省材料の一つです。
スイム、自転車、ランの種目別トレーニングと同じくらい重要な要素が、コンディショニングと食事・睡眠といった日常生活です。
私は、ハードなトレーニングの後や、足腰に痛みが出たときは、持病の腰痛でお世話になっている近所のかかりつけの整骨院に行き、必ずマッサージの施術をしてもらいました。これはとても効果があり、マッサージや時にはアイシングのおかげで幾度となく助けてもらいました。
食事に関しては、あまりストイックになるとストレスも溜まってしまうことから、栄養やカロリーコントロールにはほとんど気を遣いませんでした。元々甘党なのでデザートやスナック類も制限なしにどんどん食べました。レースの前はさすがに深夜のスナックなど不摂生は控えましたが、日常から糖分の摂取過多だったかもしれません。
トレーニングの後に必ず摂取していたのは、アジノモトのアミノバイタルゼリーでした。また、米国のピュアホエイスタックというプロテイン補強剤を牛乳に溶かして飲んでいました。筋肉増強に繋がったかどうかは不明ですが、このチョコレート味はとても美味しく、スイーツを自制していた時期は特に助かりました。
運動前後のストレッチは欠かせませんが、スイムの練習を本格的に始めてからは腕や肩のストレッチ用にストレッチポールという用具を使いました。就寝前のベッドで10分間使うのですが、これは身体をリセットするのに効果がありました。
以上、特定のスポーツクラブにも所属せず、我流のトレーニング方法が多いのですが、私のようにタイム追及ではなく完走を目指すトライアスリートの方に少しでも参考になれば幸いです。
(おわり)
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2015年6月の記録
8月のフランスのPBPですが、折角出場権も取ったので行きたかったのですが、日程がアイアンマンジャパン北海道と重なってしまうことから参加は断念しました。
アイアンマンジャパン北海道まであと1カ月、これまでのトレーニングの総仕上げとスイム・ランの長距離の練習を。。。と計画していた矢先の7月中旬のことでした。
今年のアイアンマンジャパン北海道のバイクコースが発表、去年よりも600mも獲得標高が増えて、なんと2,355mという超山岳コースになるというショッキングなニュースが!
アイアンマンジャパン北海道2015のバイクコース
ただでさえ難関な山岳コースにも関わらず、さらに獲得標高が増えて世界のアイアンマンレース(年間39レースあります)のなかでも最大獲得標高の山岳コースとなってしまいました。
ブルべで山岳コースは経験していましたが、ダンシングができずヒルクライムが大の苦手な身としては、このままでは玉砕必須。。。猛烈に焦りました!
まずはサーベロのホイールを重たいF6Rエアロホイールから山岳コースに適した軽量のZondaホイールに換装、スプロケットも25Tから27Tへ変えて激坂上りの対策を。この仕様で尾根幹((南多摩尾根幹)を走ってダンシングの練習を始めました。尾根幹に何度か通ううち、ようやくダンシングにも慣れてきました。
サーベロのホイールをZondaに換装
スイム、バイク、ランと競技種目は異なるものの、運動の原理では似通っている部分が多くあることも新しい発見でした。例えば、スイムのローリングと、バイクのダンシングは両方とも効率的に体を左右に振るという共通点があります。
次にハーフマラソンの距離を早朝試走してみました。早朝でしたがあまりの暑さにペースは大幅ダウン、タイムは全然伸びません。
結局フルマラソンの距離の試走は断念。フルマラソンを走ったのはもう5年も前のことなので、不安を抱えたままの挑戦となります。。。
スイムは初めて3.5kmをプールでノンストップで泳いでみました。1時間30分もかかってしまったのでタイム的には全然ダメなのですが、余力を残して3.5kmを泳ぎ切れたので、本番の3.8kmもなんとか目途がついた気がします。
バイクは山岳コース対策として主にダンシングに慣れるため、斜度15%の日の出町ヒルクライムコースや、尾根幹、山中湖までの道志のみちなどを使ってトレーニングを重ねました。
日の出町ヒルクライムコース
道志のみちを山中湖へ
7月の下旬から8月初旬は東京は8日連続の猛暑日(35℃越え)が続き、観測開始以来最長でしたが、その10日間でラン50km、バイク250km、スイム15kmと徹底的に運動負荷をかけました。
2015年7月の記録
しかしさすがにやり過ぎたのか、8月に入ってから持病のギックリ腰が再発。。。
しばらく完全休養で、かかりつけの整骨院でマッサージ治療を受けました。その甲斐あってか、ようやくギックリ腰は回復、しかしもう本番までは負荷の高いトレーニングは止めて、コンディション作りに集中しようと思います。
トレーニングは量より質が大切ですが、「走った(泳いだ)距離は裏切らない」と信じて本番に臨もうと思います。
トライアスロンを始めようと思い立ってからこれまでの約2年間を振り返ると、トライアスロンだけでなくデュアスロン、トレラン、ブルべなどさまざまな耐久系スポーツを経験する機会に恵まれました。大きな事故や故障がなく今日まで無事に来れたのも本当に幸運なことでした。
また、トレーニングや大会を通してスポーツ繋がりの知り合いや友人が増えたのは何よりもの財産でした。同じ目標を目指して頑張っているという連帯感は何物にも代えがたいものです。
また、家族や職場のメンバのサポートに幸運にも恵まれたことにも感謝しなければなりません。特に家族のみんなには、日頃のトレーニングのサポートはもちろん、トライアスロン大会に応援に来てくれてレースの途中に声援を送ってもらったり大きな力になりました。
良く言われることですが、アイアンマンを完走するということは、レース当日の調子や運もありますが、レース当時までのトレーニングが結果を決めます。
アイアンマンジャパンまであと2週間。。。おそらくこれまでのトレーニングで完走できるかどうかは既に決まっているような気がします。あとは当日、想定外は必ず起きると覚悟の上で、最善を尽くしてレースに挑むつもりです。もちろんいつものように、レースを楽しむことも忘れずに。。。
IRONMAN JAPAN It's starting soon!!
トライアスロンを目指して2年間でトレーニングした距離は、
スイム 372km (186km/年)
自転車 6,575km (3,278km/年)
ラン 2,362km (1,186km/年)
でした。自分ではかなり頑張ってきたつもりですが、ランもスイムもあまり記録は伸ばせませんでした。運動負荷をかけたトレーニングのやり方はもっと効率的な方法があったのかもしれません。
スイム記録
ウォームアップ後、セット回数とタイムを決めて、ハードとイージーを繰り返すサイクルが中心でした。例えば、50m x20セット、1分20秒サイクルなどです。
練習メニューは青山トライアスロン倶楽部の「めざせ!30分切り」というプログラムでコーチから渡されたものを中心にこなしました。
ポイントは、いたずらに距離を泳ぐよりも運動負荷をかけたり減らしたりするトレーニング方法が有効で、だらだらと長い時間泳ぐのは、散歩しているのと同じで効果がないということです。
プルブイやビート板を使った練習もスクールではずいぶんやりましたが、自分ではほとんど使わなかったと思います。
自転車記録
自転車は自転車通勤とブルべの距離がほとんどを占めると思います。自転車通勤は、年間で約100回くらいでしょうか。あとは週末のロングツーリングなどで距離を稼ぎました。
屋外では真夏や真冬でも自転車に乗りましたが、逆に室内でのローラー台を使ったトレーニングは行いませんでした。
ラン記録
昨年冬に出た10km走イベントでは、48分34秒と、はじめてキロ5分を切って走ることができました。
タイムアタックでは、10kmを47分30秒(キロ4分45秒)で走ったのが個人ベストタイムでした。一時期10kmをキロ5分を切って走るように頑張ったこともありましたが、あまりにキツく長続きしませんでした。
LSDは年間2回ほどハーフマラソンの距離を走りましたが、それ以上の距離は走る機会がありませんでした。過去5年間でフルマラソンの距離を一度も走らなかったのは反省材料の一つです。
スイム、自転車、ランの種目別トレーニングと同じくらい重要な要素が、コンディショニングと食事・睡眠といった日常生活です。
私は、ハードなトレーニングの後や、足腰に痛みが出たときは、持病の腰痛でお世話になっている近所のかかりつけの整骨院に行き、必ずマッサージの施術をしてもらいました。これはとても効果があり、マッサージや時にはアイシングのおかげで幾度となく助けてもらいました。
食事に関しては、あまりストイックになるとストレスも溜まってしまうことから、栄養やカロリーコントロールにはほとんど気を遣いませんでした。元々甘党なのでデザートやスナック類も制限なしにどんどん食べました。レースの前はさすがに深夜のスナックなど不摂生は控えましたが、日常から糖分の摂取過多だったかもしれません。
トレーニングの後に必ず摂取していたのは、アジノモトのアミノバイタルゼリーでした。また、米国のピュアホエイスタックというプロテイン補強剤を牛乳に溶かして飲んでいました。筋肉増強に繋がったかどうかは不明ですが、このチョコレート味はとても美味しく、スイーツを自制していた時期は特に助かりました。
運動前後のストレッチは欠かせませんが、スイムの練習を本格的に始めてからは腕や肩のストレッチ用にストレッチポールという用具を使いました。就寝前のベッドで10分間使うのですが、これは身体をリセットするのに効果がありました。
以上、特定のスポーツクラブにも所属せず、我流のトレーニング方法が多いのですが、私のようにタイム追及ではなく完走を目指すトライアスリートの方に少しでも参考になれば幸いです。
(おわり)
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こんにちは!
返信削除この2年間の総括的記事、アップありがとうございます。
いつもの通り、しみじみと胸に染み入るような感覚にて何度も読み返しました。
トライアスロンへの参加を決意されてからのトレーニング、こうして改めて拝見
すると、本当にすごいですね。
お互い年齢も年齢ですので(苦笑)、同じことをするにも若い方よりはるかにキツ
イです。
そして、同じトレーニングをしても上達もはかばかしくありません。
にも関わらず、それらの困難にメゲずにトレーニングをお続けになるガッツには、
ただただ頭が下がるばかりです。「目標を達成するんだ!」という強い決意と
己に勝つ意志の強さ、そして結果が出なくてもへこたれない前向きな思考といった
メンタル無くしては、こんなトレーニングは出来ません!
もう、このレベルまでくると体力勝負以前に、メンタルの勝負なのだと知りました。
それにしても、この2年間は凄まじく内容の濃い、まさに「挑戦の2年間」ですね~。
トライアスロンはもちろん、ブルべやトレランなど、どれか一つでも趣味としては
十分と言えるようなイベントに次々と挑戦する挑戦魂!、レポートを拝見する側と
しては、色んな話をうかがえて楽しいのですが(笑)、挑戦される方のご苦労・
困難はさぞやと思います。
私はトライアスロン出場を目指してノロノロ練習していますが、特にジムやチームに
入っているわけではないので、練習はいつも一人ぼっちです。なので、モニオさんの
ブログがほぼ唯一の「貴重な生の情報源」です。
自分が練習を通じて感じる辛さや、思うように結果が出ない苦しさ、これらの全ては
モニオさんがブログを通じて紹介してくださっていることばかりなので、自分は
「モニオさんもたしかブログでそう書いていらしたな」と勇気づけられているのです。
さてさて、間近に迫ったアイアンマンですが、どうか日頃のトレーニングの成果が
出ますよう、お祈りいたしております。
モニオさんもおっしゃっていましたが、レースに完走することがスゴイというよりも、
スタートに立つために過ごされてきた日々こそがスゴイのだと教えられました。
本当に価値あるものは、この2年間の日々だったのですね。
レースの結果がどうであれ、モニオさんのこの栄光の2年間は少しも霞むものではあり
ません!どうか良き夏の1日をお過ごしください。
長くなってスイマセンでした・・・。
Seiさんこんばんは
削除長文ブログお読みいただきこちらこそ有難うございます。少しでも参考にしていただければ嬉しいです。
私はスイム以外はほとんど自己流のトレーニングですので、もしかしたら間違った方法も少なからず実践していたような気がします。今から考えればランやバイクのクリニックをしっかり受ければもっと効率的にレベルアップできたのかもしれません。
2年間振り返ってみると、トレーニングでいくら頑張ってもなかなか上達しないことも多く、むしろ同じトレーニング量を続けていてもタイムが落ちていってしまうこともありました。
なかなか上達しないにも関わらずトレーニングを日課として続けられたのは、少しでもサボると体力が衰えてしまうというプレッシャーと、運動をして汗をかくことによる爽快感(とカロリー気にせず飲み食いできる自由)があったからだと思います。
私はインドアの単調なトレーニングはどうしても苦手なので、トレランやブルべなど自然を肌で感じることができるスポーツを経験できたこともプラスになったと思います。
いよいよアイアンマンまであと1週間と追い詰められました(笑) 無事にスタート台に立つことができれば、それだけでも本当に幸運なことだと思います。
Seiさんもいつかはトライアスロン大会に出場される日がやってくると思います。その日までのトレーニングは辛いものですが、大の大人が汗水垂らしながら夢中になれるものなんてなかなかありません(笑)。そんな趣味としてのトライアスロンを心から楽しんでしまえば、結果は必ずついてくると思います。
暑い日が続きますが、Seiさんも熱中症だけはお気をつけて残夏をお過ごしください。
5、6年前にもにおさんのブログにコメントしたことがある者です。私は、北海道居住で53歳からトライアスロンを始め、何とかオリンピックディスタンスは完走したもののミドルやロングの距離に踏み出せないでいたところ、こちらのブログに出逢い参考にさせてもらいミドルの北海道トライアスロンを完走することができました。あれから何故かトライアスロンを続けており、還暦を迎えた今年、北海道でロングの大会が開催されることになり初めてのロングを完走することが出来ました。完走していろいろと思うことはあるのですが、こちらのブログも私にとって影響が大きかったと思っています。ありがとうございます。これからも元気に活動されることと思います。どこかの大会でご一緒出来たらうれしいです。
返信削除匿名さん、コメントありがとうございます。
削除そして、アイアンマンみなみ北海道を見事完走、おめでとうございます!
このブログが少しでもご参考になったのであれば何よりです。
オリンピックディスタンス、ミドルと着実に距離を伸ばして、アイアンマンを還暦で完走というのは周到な計画と長年の努力の賜物だと思います。
完走されていろいろ思われたこと、機会があればぜひお聞かせください。
私も還暦を迎えたら3度目のアイアンマンに挑戦したいと思って、その日に向けて何とか体力を維持しようと日々もがいております笑
どこかでご一緒できたらどうぞよろしくお願いします。
改めてアイアンマン完走おめでとうございます。