【山伏峠でヘロヘロ】尾根幹~道志みち~山中湖~河口湖までロングライド行ってきました

2019年のゴールデンウィーク大型連休中に、近所のバイクショップBIKE&HIKEの山中湖ロングライドに参加してきました。

ちょうど家族旅行で河口湖に出掛ける予定だったので、都内から山中湖まではツーリングに参加して、そこから河口湖までは自走して家族と合流する計画を立てました。

道志みちを通って山中湖に行くのは実に4年ぶり。

山伏峠のヒルクライムがしんどかった記憶がありましたが、まあ大したことないだろうと気楽な気持ちで参加したのですが。。。

甘かった。。。!

道志みちで体力を徐々に奪われて、最終の山伏峠では完全に脚が売り切れてしまいました。あまりの貧脚にグループから離脱してしまい、独りでキコキコと歩くくらいのスピードで山道を登る羽目に。。。

なんとか山中湖畔には到達したものの、グループでダントツのビリ。健脚の皆さんを待たせてしまいました。

それでも、天気に恵まれたこともあり、刺激の多い楽しいロングツーリングになりました。

山伏トンネル出口

1.都内~尾根幹~宮ケ瀬湖

前日の夜中まで雨が降っていましたが、出発当時の早朝は雨があがりました。予想気温は最高24℃/最低13℃とロングライドにはまずまずです。

集合はBIKE&HIKEに午前7時。続々とライダーたちが集結してきました。最終的には10名(途中参加も含めると14名)のグループに。しかしみなさん速そう。。。

店長の竹内さんは、脚を痛めているということで、急遽、オートバイで先導していただくことになりました!

出発前に全員で集合写真!


コース予定はBIKE&HIKE、二子玉川兵庫島、狛江の水道橋、矢野口、連光寺、尾根幹セブンイレブン休憩、橋本、津久井湖、道志みちセブンイレブン休憩、道志みちの駅休憩、山中湖写真&休憩、(余裕あれば浅間神社)、富士山駅から輪行、という感じです。

都内から山中湖まで、片道約100kmのロングライドです。

私は先頭から2番目というとても有難い位置で出走。先頭のライダーに引っ張ってもらえるし、信号で引きちぎられる心配もないのでとてもラクです。


二子玉川兵庫島を抜けてしばらくは多摩サイの東京側を走ります。

多摩水道橋(世田谷通り)で多摩川を横断し、その先は神奈川側を走って、矢野口駅前の鶴川街道に出ました。出発から16km。

いつもはここのローソンに立ち寄ってから尾根幹に向かうのが定番ですが、今回はローソンに立ち寄らず、鶴川街道を超えて直進しました。

途中は緩やかなアップダウンがありますが、無理せずマイペースで進みます。

川崎街道沿いを進み、多摩大学の横を通って、ここから尾根幹通りに入りました。なるほどこういう脇道ルートがあるのですね。

(2019年5月9日追記)この脇道ルートは、蓮光寺坂という坂トレーニングの定番ルートだったようです。

蓮光寺坂と天国への階段

やがて、セブンイレブン多摩南野店で最初の休憩。時刻は8時56分。出発から約2時間が経過しました。距離は28km。

セブンイレブン多摩南野店

尾根幹道路の小山長池交差点を右折、スターバックスを左目に見ながら今度は多摩境通りを進みます。


市街地を抜けると進行方向に丘が見えてきました。

T字路の突き当りを左折、東京環状を経て津久井街道で津久井湖畔まで進みます。


津久井湖観光センターで2度目の休憩。時刻は9:50(出発から2時間45分)、距離は43kmです。

津久井湖観光センター

ここで名物の丹沢あんぱんを購入しました。


津久井湖城山公園は自然が豊かで素晴らしい場所です。

津久井湖城山公園

津久井湖は曇り空ですが、スマホのメッセージに東京都世田谷区はなんと豪雨だそうです。。

出発前に集合写真、途中合流組が増えて総勢15名になりました!


2.宮ケ瀬湖~道の駅どうし

津久井湖は道志川の源流になっています。ここから道志のみちがはじまります。


クロワッサンが美味しいゼブラの店の前を通過します。

やがてコースは上り基調に。。。キコキコと頑張って坂を上ります。


その後、国道413号を三ケ木の交差点で左折すると、あとは山中湖まで一直線の道です。

道志のみちをしばらく進むと、先に西沢大橋が見えてきました。立派な橋です。

西沢大橋

忘れもしない、4年前の600kmブルべで最後のチェックポイントのセブン−イレブンを見逃した痛恨の場所です。。。


橋を超えてしばらく走ると、左手にセブン−イレブン相模原津久井青野原店があります。ここで休憩。時刻は10:36(出発から3時間30分)、距離は56kmです。

セブン−イレブン相模原津久井青野原店

走っている間は気付きませんでしたが、私の直後に数名のメンバーが連なって走っていたようでした。

「お疲れさま~」

お互いに声を掛け合いますが、本当に疲れている私以外は、皆さんとても元気そう。。。

この先にはしばらくコンビニがないので、いつも混んでいます。ドリンクや食料を調達します。

ここで、持参したアクションカムを自転車の全面に設置、ツーリングの動画を撮影しました。

アクションカム

セブンイレブンを出てからしばらく進むと、短いトンネルがあります。それを抜けて青根キャンプ場あたりまで、九十九折りの下り坂でかなりのスピードが出るので注意が必要です。


下り坂が終わると、その先は道志川渓谷沿いに上り基調が続き、徐々に体力を削がれます。。。



前回訪れたときは道志川の久保の吊り橋や久保キャンプ場、道志川温泉(紅の椿湯)などで寄り道をしましたが、今回は道志のみちの駅まで休憩なしで一気に走ります。

道志のみち沿いの里山は桜が満開でキレイでした。



やがて、再び下り坂になったところで、前を走るライダーに追いつきました。このライダーの方は元全日本トライアスロン選手ということで、走行フォームに全く無駄がなく見事でした。



が、やがて上り基調に入り、後に付いていくことができず視界から去ってゆきました。

私は、下りは人並みのスピードなのですが、上りが人一倍遅く、上り基調になるたびに後続のライダーに次々に抜かれてしまいます。

上りを上手く漕ぐテクニックとかあるのでしょうか。。。それとも単なる体力不足なのか。。。

脚がなかなか厳しくなってきました。ううう、ツライ。。。

と、ようやく「道の駅どうし 2km」の案内板が見えてきました!



そして、「道の駅どうし」(標高700m)に到着。時刻は12:30(出発から5時間30分)、距離は80kmです。

道の駅どうし

もはや私の後ろには一人のライダーしかおらず、その方も、単にのんびりとゆっくり走っているようでした。

ゴールデンウイークだけあって道の駅は結構混雑していました。

道志のみちは、2020年東京オリンピックの自転車ロードレース競技会場に選ばれています。



バイクをラックにかけて、早速名物の鮎の塩焼きを求める長い列に並びました!


鮎の塩焼きは期待通りの美味しさでした。汗をかいて不足していた塩分補給にもなります。

しかし。。。着替えをしたり、トイレに行ったり、写真を撮っていたりしているうちに、鮎の塩焼き以外に買い食いする時間がなくなってしまいました。

このエネルギー補給ミスが、この後に致命的になります。。。

到着が遅れた分、のんびりもしていられず、そそくさと「道の駅どうし」を出発します。




3.道の駅どうし~山伏峠~山中湖

道の駅どうし」までの道程ですっかり脚を使い果たしたので、ここから山伏峠までの上りが大変厳しいことに。。。

道の駅どうし」を出発して後続に次々と追い抜かされます。ついに自分が最後尾になってしまいました。

ギアをインナーローにしていますが、これでも苦しいです。。。今日はいつものエアロホイールではなく、カンパニョーロのZondaにスプロケットも12-27Tと軽いギアなのですが、それでも厳しいです。

インナーローで、これ以上軽いギアがない状態にも関わらず、フラフラと坂を上ります。軽いギアがもうない状態なので、これ以上スピードが落ちると転んでしまうストレスにあがきながら、キコキコと(歩行速度と変わらないスピードで)坂を上ります。

山桜がキレイ。。。


「道の駅どうし」標高700m)から山伏トンネル入り口(標高1,100m)まで約8km、次第に勾配がきつくなってきます。。。(平均勾配は約7%だそうです)。

しかし以前の記憶と違って、なぜこんなにキツイのでしょうか??

道の駅で鮎の塩焼き以外何もエネルギー摂取しなかったのがいけなかったのか、はたまたこの数年間で貧脚度が一段と増してしまったのが原因か。。。

そして、ついに、平均勾配10%の直線坂道で、脚をついて休んでしまいました。



呼吸を整え、津久井湖で買った丹沢あんぱんを取り出して食べます。

少し元気が出てきたので、再び自転車を漕ぎ出してキコキコと進みます。左右にフラフラと揺れていますが、これでも全力で漕いでいます。


と、対向車線をBIKE&HIKEの先導車がこちらに向かってやってきました!

「あと少しで山伏峠ですよ!もう1キロもないですよ!」

山伏トンネルの入口でメンバーを撮影していたのに、私だけ来ないので心配になってバイクで様子を見に来てくれたそうです。

有難うございます!

山伏峠までの距離を全然把握していなかった私にとっては、あと1キロもないと知り、一気に元気が戻ってきました。

竹内さんのバイクが再び山伏トンネルのほうに戻っていきます。


そして。。。ようやく山伏トンネル入り口に到着!


トンネルから先は山中湖畔までダウンヒルになります。

遅れを少しでも取り戻すべく、下りはガチで踏む込みます。やがて先を行くBIKE&HIKEの先導車の姿が見えました!


そして。。。山伏峠からはアッという間に山中湖畔に到着。時刻は14:26(出発から7時間20分)、距離は93kmです。

山伏峠よりも明らかに気温が上昇して、湿度も高いのが肌で感じられます。

交差点のセブンイレブン山梨山中湖平野店に皆さんが待ち構えていました。皆さんお待たせしてしまい申し訳ない。。。

到着するなり休む間もなく記念写真をパチリ!


ここで自主解散となりました。

ここで6名のガチのライダーが自走組で再び東京に戻るということで、お見送り。スゴイ体力です。。。


ちなみに、このセブンイレブンの隣に高速バスの停留所があり、それを利用すると、新宿までノンストップで帰れるそうです。自転車の輪行は、バスの預かり荷物スペースに余裕があればOKとのことです。

4.山中湖~河口湖

自走帰宅組を見送ったあと、残りの7名で、湖畔まで出てみました。富士山は山頂部が雲がかかっていましたが、気持ちの良い気候です!

「令和」の人文字

7名でペーパームーンという近くの人気ケーキ店に行きましたが、あいにくゴールデンウイークで満席で入れませんでした。

では、ほうとうを食べようということで、近くの小作に行きましたが、残念ながらここも満席でNG。。。

実はこのとき私は空腹がピークに達していました。

というのも、ペーパームーンに立ち寄れると考えて、セブンイレブン山梨山中湖平野店でも補給をしなかったからです。

最後に食べたのが、道の駅での塩焼きと、山伏峠の途中で補給した丹沢あんぱんだけ。。。ハンガーノック状態に近かったと思います。

そして、結局、山中湖畔での休憩は諦めて、一気に河口湖の富士山駅まで行ってしまおうということになりました!

山中湖から河口湖までは約15km、下り基調ということは以前ブルべで走って知っていたのですが、皆さんペースが速くて追い付いてゆくのが大変!

空腹で苦しみながら、何とかペダルを漕いで力走します。

そして。。。やっとのことで、河口湖の富士山駅(標高809m)に到着。

ここから皆さんは電車で輪行して帰宅するということで、自転車を片付け始めました。

皆さん輪行には慣れているようで、効率よくテキパキと自転車を分解して輪行袋に収納しています。

ちなみに私は輪行はこれまで1度しかやったことありません。。。

私は河口湖で家族と合流するまで時間があるので、ここで解散です。時刻は16:25。

皆さん、今日は一日お疲れ様でした!


そして、皆さんを見送ったあとは。。。富士山駅の駅ビルの地下にあるフードコートにまっしぐら(笑)

ラ・オキラクというパスタとカレーの店にスープカレーを発見して、ライス大盛り、サイドメニューのメンチカツと一緒に注文しました!

ラ・オキラク

野菜スープカレー

野菜スープカレー。。。美味い!

喉奥まで浸みこむような美味しさを堪能しました。いつもながら、ロングライドのときの食事は普段以上に感激するように美味しいです。

ようやく落ち着いたので、駅ビルの屋上にある展望台に行ってみると。。。

なんと富士山がバッチリではないですか!


ちなみに富士山駅は、元富士吉田駅で、2011年にリニューアル改装されています。

駅ビル「キュースタ」の1Fにはモスバーガーやお土産屋もあり、近代的なビルで便利です。

時間が余っているので、近くにある浅間神社(せんげんじんじゃ)を訪ねることにしました。

浅間神社はなんでも、富士山の噴火を鎮めた御神徳により崇敬を集め、富士山信仰の広まりと共に全国に祀られた1300余の浅間神社の総本宮と称される大規模な神社だそうです。

富士山駅から自転車で20分ほどの場所にあります。

正式名称は、北口本宮冨士浅間神社です。

途中にあるレトロなホテル跡

プレイボーイというホテル跡の前を通り過ぎます。

神社への参道


日が暮れる直前で、観光客もまばら、森林で薄暗い境内は神々しい雰囲気が漂っていました。

境内

富士夫婦檜


境内のヒノキの巨木が特に印象的でした。



境内にはほかにも様々な慰霊が建てられており、荘厳な雰囲気を感じることができます。

時刻は18:00を過ぎて陽も暮れ始め、気温が一気に下がってきました。うう寒い。。。

ここから、国道139号線に戻り、鳴沢村にある家族との待ち合わせ場所まで自転車を漕ぎます。


国道139号線から富士スバルライン入口への側道を富士山に向けて上ります、上ります、そしてずーーーーっと上りが続きます。

ルートコースは、富士五湖サイクリングガイドに詳しく案内があります。

スバルライン入口~河口湖博物館

上りは河口湖自動車博物館(標高1,080m)のある目的地まで、約5.8kmずっと続きます。獲得標高はこの区間だけで270m。

これはキツイ!!

道の駅から山伏トンネル入り口まで(距離8km 標高差400m)に匹敵するキツさです。

特に、創造の森近辺の劇坂は山伏峠以上の勾配に。。これはキツイ!!

しかし、意地で、途中休むことも脚をつくこともなく。。。ついに上り切りました!

心のなかで「勝った!」と叫びました、何の意味もないですが(笑)

そして無事に宿にチェックイン。

が、しかし。。。宿に入ってシャワーを浴びているときに、嗚咽で吐いてしまいました。

さらに。。。ベッドに横たわった瞬間に、左脚の太ももが攣るというオマケ付き。

心身ともにヘロヘロになってしまいました。

これで今回のロングライドは終了です。

5.走行記録

距離124.4km、獲得標高は2,415m、速度はネットで19.0km/h、最高速度は64.1km/hでした。


今回(2019年5月2日)の記録

前回の道志みちライドの記録と比較してみました。

距離95.7km、獲得標高は1,545m、速度はネットで19.5km/h、最高速度は57,6km/hでした。


前回(2015年8月2日)の記録

記録を比較すると、明らかに前回から脚力が衰えているのがわかります(元々大した脚力でもないのですが)。

ウーム、思っていた以上に体力の劣化が著しい。これは何とかしなければ。。。!

結局、帰りは家族の車に自転車を積んで帰宅。

100kmのロングライドがこれほど身体に堪えるとは想定外でした。。。4年前の体力は一体何処へ行ってしまったのでしょうか?

まあ走力はとにかく、今回のロングライドはとても楽しく参加させていただきました。毎度ながら素晴らしい企画をしてくださったBIKE&HIKEの竹内さん、本当に有難うございました&お世話になりました!

そして、ご一緒したライダーの皆さん、私が脚を引っ張ってしまい申し訳ありませんでした、でもとても楽しかったです!

最後に、自転車のロングライドは危険と隣り合わせだということを常に忘れないようにしたいと思います。

コメント