今回は、知る人ぞ知る無料の人気動物園「夢見ヶ崎動物公園」を紹介します。
入園無料の動物園にもかかわらず、なんと60種類もの動物や鳥たちが飼育されています!
特にフラミンゴやフンボルトペンギン、インコやオウムなど鳥類は充実しています。
フラミンゴ
フンボルトペンギン
さらに、「夢見ヶ崎動物公園」のある加瀬山の高台エリアは、9基の古墳が残っており、歴史の散策エリアとしても見どころが豊富です。
夢見ヶ崎動物公園は、世田谷区からも多摩川を超えた隣の川崎市幸区とアクセスも近く、無料駐車場もあって便利です。
1. 夢見ヶ崎動物公園
夢見ヶ崎動物公園は、世田谷区からも多摩川を渡ってすぐの川崎市、加瀬山の高台エリアにあります。最寄り駅は、JR横須賀線新川崎駅(徒歩12分)、JR南北線鹿島田駅(徒歩20分)です。動物公園には無料駐車場があるのですが、30台ほどのスペースはすぐに満車になってしまうようで、今日もあいにく満車でした(入場待ち駐車はできません)。
近くにはいくつかコインパーキングがありますが、一番近いのは川崎北加瀬1丁目の三井のリパークです。
三井のリパーク
駐車場から動物公園の入り口までは、上り坂になります。徒歩でだいだい5分くらいでしょうか。
動物公園のある加瀬山の高台エリアは、動物公園に接して、芝生広場、了源寺、そして9基の古墳群などが集まっています。
園内案内図
動物公園の奥の富士見デッキからは、高台から富士山をはじめ西側の関東平野を望むことができます。
レムール舎から天照皇大神までの高台の斜面には、森林と竹林の散策路があり、自然豊かな散策を楽しむことができます。
また、動物公園の敷地内には、熊野神社、浅間神社、天照皇大神と3つの神社があります。
熊野神社
富士浅間神社
天照皇大神
公園内の動物紹介は、川崎市の公式ホームページに詳しくリストアップされていますが、みさとワールド夢見ヶ崎動物公園のサイトには、最新の情報が掲載されています。
夢見が崎動物公園には「夢見ヶ崎動物図鑑」というスマホのアプリがあります。
園内の動物たちをスタンプラリーのように写真におさめて自分だけのオリジナル動物図鑑が作れます。
スクリーンショット
このアプリは、子供と一緒に動物の勉強をしながら回ったり、子供にも動物の写真を気軽に撮ることができるのでおススメです。
動物公園のいきもの一覧は、夢見Zooのサイトが詳しくて最新状況も更新も早いです。
以下では、動物や鳥類のなかから、インコ/オウムとフラミンゴについて詳しく紹介します。
2. インコ/オウム
インコ/オウム類の集まっているインコ舎は、動物公園の一番奥の場所にあります。ちなみに、冬場はインコ舎の全体を透明なアクリルシートで覆っているので、中の様子はあまりよく見えません。
まず始めに目をひくのが、白いコバタンです。
コバタン
コバタンに良く似たキバタンというのもいます。どちらも白色で頭に黄色い毛が生えているのが特徴ですが、コバタンが体長30cm程度なのに対して、キバタンは体長が50cmくらいと2まわりくらい大きいです。
ベニコンゴウインコは、近くで見るとかなりサイズが大きいことに驚きますね。
ベニコンゴウインコ
この立派なくちばしで噛まれたら大変なことになりそうです。。。
オオホンセイインコは、最初ケージ内のどこにいるのかわかりませんでした。
なかをよく見ると、一番高い止まり木に仲良く揃って止まっていました!
オオホンセイインコ
アクリル板の隙間から撮影したものです。数えたら全部で7羽もいました。
ほとんどが首の部分に黒いスジがあるのでオスでした。
左の個体はちょっと目線がコワい感じですね。
とても大人しく、ほとんど動くこともありません。今日は2月中旬にしては最高気温が17度と暖かかったのですが、インコにとっては日本の冬は寒いのかもしれません。
オオホンセイインコは、ワカケホンセイインコとそっくりなのですが、くちばしが鮮明な赤色であることと、肩の部分に赤いスジが入っているのが特徴ですね。
ワカケホンセイインコはインコ舎のなかには見つけることはできませんでした。
ボウシインコ舎には、キエリボウシインコ、パナマボウシインコ、アオボウシインコがいました。
パナマボウシインコ
ボウシインコは、モノマネが上手だそうですが、訪れたときは大人しくしていました。
ルリコンゴウインコ
ルリコンゴウインコは世界でももっとも大きなインコのひとつで、寿命はなんと60年!だそうです。水色と黄色のコントラストがきれいなインコですが、絶滅危惧種だそうです。
3. フラミンゴ
夢見ケ崎動物公園のフラミンゴはチリーフラミンゴという種類で、名前のとおり、生息地はチリやボリビア、アルゼンチンです。チリーフラミンゴは、日本の動物園・水族館では最もたくさん飼育されているフラミンゴなのだそうです。
特徴は、脚の色が灰色で、関節の部分だけがピンク色をしています。
チリーフラミンゴ
ちょうど飼育員がエサやりの時間でした。体のピンク色を維持するための、βカロチンを添加した餌なのでしょうか?
餌やり
チリーフラミンゴのピンク色の容姿って本当に美しいですね。
フラミンゴの羽って淡いピンク色でキレイなので記念品になりました。
フラミンゴの羽
ちなみにフラミンゴが片足で立つのは、羽毛の生えていない足から体温が奪われないようにするためなのだそうです。
4. 動物公園の周辺
富士見デッキの隣にはちょっとした遊具が揃っていて子供たちの恰好の遊び場になっています。
遊具
天気が良い日は、富士見デッキから富士山や雲取山なども見ることができるようですが、
この日はやや曇り空で、富士山はハッキリと確認できました。
富士見デッキからの眺め
遠くに富士山
白山古墳は、この周辺にある9基の古墳のなかでは最大の規模を誇ります。4世紀に作られたと推測される前方後円墳です。
白山古墳
昭和17年に白山古墳から出土した秋草文壷は、国宝として現在は東京国立博物館に保管されているそうです。
当日(2月15日)は梅の花が満開でした。
梅の花
天照皇大神の脇道の坂道を下ると、「山吹の花と加瀬山」という看板がありました。
山吹の花と加瀬山
この周辺は、春になると山吹が満開になるそうです。山吹は川崎市幸区の区の花として制定されているそうです。
天照皇大神の境内に向かう急峻な階段がありました。
階段を下りて上を見上げるとこんな感じです。
周辺の散策路。ほとんど人がおらず静かでした。
散策路をさらに下ると、加瀬台3号墳に行き当たります。下は住宅街です。
加瀬台3号墳
古墳の入り口
古墳の内部
加瀬台3号墳は7世紀の中頃に作られたということです。紀元前はこの周辺一帯は海に囲まれていたそうで、加瀬山は高台というより離島だったようです。
そんな高台に、中央の朝廷と繋がっていた有力が郷士がこの地域に定住していたのでしょうか、興味は尽きません。
再び動物公園の入り口に戻り、広場のほうに向かいました。
ここは白山古墳と加瀬台7号古墳があった場所です。
加瀬台古墳群
夢見が崎動物公園周辺の古墳群
動物公園のある加瀬山も、造成で一部は切り崩されてしまったそうですが、標高差では周辺より50mくらいは高いでしょうか、こんなユニークな場所が川崎市内にあるとはちょっと驚きでした。
(2022年2月26日 追記)
2年ぶりに夢夢見ケ崎動物公園に立ち寄ったら、ミドリコンゾウインコという大型のカラフルなインコが新しく仲間入りしていました!
以上、夢見ケ崎動物公園の紹介でした。
ブログではこれまでに、子供と行きたいおすすめおでかけ穴場スポット!として、以下を紹介してきました。
駒沢公園ハウジングギャラリー
尾山台/奥沢の卓球場
大蔵アスレチックコーナー
玉川大師の地下霊場
今回の夢見ケ崎動物公園も含めて、紹介した場所はすべて無料!です。お子さんと気軽に遊びに行けるスポットとして参考にしていただければと思います。
コメント