COOAU製 防犯カメラ ネットワークカメラ
この家庭用防犯ネットワークカメラは、屋外に設置できるIP66防水の仕様で、家庭内WiFiネットワークを介して動画をスマホやPCをモニターとして利用することができます。
画素数が通常の1080P 200万画素よりも高精細の400万画素となり、最新暗視機能も搭載、この価格帯ではおそらく群を抜いたコストパフォーマンスではないでしょうか。
今ならアマゾンで1000円オフのクーポンが出ているので、9,990円→8,990円の特価です!
1. COOAU製 防犯カメラ ネットワークカメラ
ここ数年で、一般家庭においても防犯カメラ(監視カメラ)の導入が進んでいます。従来の防犯カメラは、SECOMなどセキュリティ会社が提供するものが多かったのですが、技術の進歩により、価格が大幅に下がったことと、スマホやWiFiの普及が進んがことが、防犯カメラの普及に繋がっています。
以前は、独自の無線通信と専用のディスプレイ端末の組み合わせが多かったのですが、最近の製品は、家庭内WiFi接続して、スマホやPCといった汎用品をデュスプレイ端末として利用するものがほとんどです。
防犯カメラの機能面は、防水機能や夜間撮影といった基本的なものから、動体検知、双方向通信、警報、遠隔操作、SDカードやクラウド録画機能、など新技術が次々と投入され、もはや普及価格帯の製品でも防犯カメラに必要最低限の機能はほぼ完備している状態となりました。
今回紹介するCOOAU製 防犯カメラ ネットワークカメラは、主な機能だけでも以下となります。
- 【400万画素新登場】400万画素レンズ(1/2.7型CMOS)を搭載した4MP高精細モデルとなります。撮影解像度は2624*1512となり、従来製品フルHD (200万画素/1920×1080P)のカメラに比べると2倍の高解像度撮影が可能で、より高い解像度で高鮮明な映像を撮影することができます。
- 8倍デジタルズームを搭載し、画面の細部まではっきりと見えます。Smart H.264動画圧縮符号化を採用し,同じ画質でSmart H.264はH.264に比べ2倍の圧縮率で, 低ブロードバンドても高画質を見ることができ, 画質がよりすっきりします。
- 【最新暗視機能・白色光モード】この防犯カメラは赤外線LEDを搭載し、暗視有効距離は約30mに達します。IR-CUTにより、設置場所の明るさによって自動切り替え可能で、真っ暗な中でも鮮明に映像を映し出します。白色光モードにより、夜間にもカラー映像を撮影することできます。ホワイトライトで、審者の威嚇にも役割を果たします、夜間の防犯も安心します。通路や廊下などのシーンで照明として使用することもできます。
- 【動体検知・双方向音声】動体検知機能により、監視範囲内に異常を検知されると、アラーム警報が起動し、遠隔スマホに通知するとともに検知録画ができて、外出の時にも、現場の状況を確認できます。検知感度や作動時間帯は調整可能のため、必要以外の時間は、警報の迷惑を避けられます。
- カメラ本体はマイクとスピーカーを内蔵して、映像と音声共に録画対応し、遠隔地で現場との会話も実現できます。ご家族との通話、来訪者との話し、不審者の警告にも役割を果たします。
- 【上書き機能・WiFi強化】本製品には、最大限128GBのmicro SDカード対応します。SDカードのデータ容量が上限に近づいた際、自動的に古いデータから上書きするためSDカード容量がフルにならず、継続的に録画できます。最新強化版WiFiアンテナを採用して、信号伝送距離は普通の3dbiアンテナよりもっと長いです。他のカメラと比べて、WiFiの接続はより安定しています(2.4GHzWifiルーターには対応しますが、5GHzには適用できません。)
- 【IP66防水・簡単設置】監視カメラ本体には特別なプラスチックとスチールをしっかり構造して、-20° ~ 55°C (-2°F ~ 131°F)の温度にも、10 ~ 80%(結露なし)湿度にも、カメラも正常に作動します、台風と豪雨、酷暑、豪雪などを楽に対応できます。
- MIPCアプリをインストールして、各機能が設定でき、簡単にWi-Fi接続も可能、iOS/Android/ Windows /MACシステムに多端末対応、同じアカウントでアプリを登録し、家族みなで共用できます。
COOAU製 防犯カメラ ネットワークカメラ
外観は他社の中国製防犯カメラとそっくりなので、どこかの大手のOEM供給品ということがわかります。
Amazonに出品されている類似商品と比較してみました。
類似商品との比較
COOAU製のものは一番右ですが、四角い外観や筐体、アンテナの位置まですべて同じですね。。。
類似商品と違うのは、「最新型400万画素」という高精細が特徴となっている点です。同価格帯の他社製品のほとんどが200万画素(1080P、ハイビジョン相当)なのに対して、その2倍の高精細度(2K、ハイビジョンの2倍、4Kの半分)を誇っています。
価格もその分やや高めとなっていますが、それでも10,000円を割っています。
以下は価格.comの屋外対応 ネットワークカメラ・防犯カメラの売れ筋ランキングですが、どれも国内メーカー(Panasonic、マスプロなど)ばかり、価格も20,000円以上と高額です。
価格.comのランキング
個人的には、安くて高品質な中国製の防犯カメラは、今後どんどんシェアを伸ばしていくものと思います。
中国製の家電製品は、安くて品質が悪いというイメージは、既に昔のもので、今ではあらゆる製品において、高品質と低価格を武器に世界市場で大きなシェアを誇っています。
2. 防犯カメラのセキュリティリスクについて
防犯カメラについては、(他の家電製品と違って)セキュリティの点で強く留意すべき点があります。それは、カメラの映像や遠隔操作を、ハッキングされるリスクがあるということです。
防犯カメラは、屋外用途なので、万一その映像がハッキングされてしまったとしても、それは屋外の映像なのであまり実害はないかもしれませんが、防犯カメラの操作を乗っ取られたり、最悪の場合カメラの稼働を止められてしまったりすると、防犯上致命的な問題となります。
多くの場合は、防犯カメラのログインIDとパスワードが初期設定のまま使っていることが原因ですが、個別に設定したログインIDとパスワードも決して安全とは言えません。
防犯カメラの屋外映像は、(家庭内に設置した監視カメラとは違って)個人情報に関わる映像データは少ないと思いますが、インターネットに接続された防犯カメラにはセキュリティ上の脆弱性が潜んでいるため、カメラ映像が公開されてしまう危険性はいつでも存在しています。
実例を上げます。
Insecamというサイトは、世界中のインターネットに接続されたカメラの映像を(ハッキングなしで)中継しているサイトです。このサイト自体に違法性はありませんが、多くのライブ映像が、意図に反して外部に流れてしまっています(なかには店舗内やオフィス内のライブ映像も含まれています)。
このような意図しない情報漏洩を防ぐためには、防犯カメラのログインIDとパスワードを初期設定から変更をする必要があります。
また、ログインIDとパスワードを変更したとしても、WiFiを使って映像を送っているため、そのWiFiを盗聴されてしまう危険性もあります。
さらに、中国製の製品というと、ファーウェイの事件が象徴するように、データのセキュリティ面でリスクを伴うと考えるかもしれません。
ファーウェイ事件(アゴラの記事より引用)
COOAU製の製品のような中国製の防犯カメラを使うときに、MIPCというアプリを利用しますが、このアプリは防犯カメラのライブ映像をすべて中国のサーバーに送っているという噂があります。
国家レベルの情報管理については、何も中国に限った話ではありません。
もっとも有名な例が、スノーデンという元CIA職員からの通報から一代スキャンダルになった2013年のスノーデン事件です。
スノーデン事件とは、元CIA職員のエドワード・スノーデンが、米国家安全保障局(NSA)が米電話会社の通話記録を収集したり、マイクロソフトやグーグル、フェイスブックといった大手IT企業も国家ぐるみの個人情報収集に協力していた事実を暴露した事件です。
エドワード・スノーデン(Wired記事より引用)
日本を含む世界38の大使館や代表部、メルケル独首相、欧州連合や国連本部までもが盗聴・監視の対象だったことも発覚、当時のオバマ大統領が、事態の収拾を図りつつも、「どの国の政府も裏ではやっている」と開き直ったことでも有名になりました。
トランプ政権の米国は、ファーウェイの個人情報収集を非難していますが、米国もほんの数年前までは同じ違法行為を国ぐるみで行っていたわけです。
個人的には、家庭用防犯カメラの屋外映像については、それほど神経質になる必要はないと思います。
なかには、ファーウェイのケースを考えて中国製の防犯カメラの購入を躊躇する人もいると思いますが、個人的には、中国製だろうが日本製だろうが、情報漏洩のセキュリティリスクは変わらないと思います。
3. 商品レビュー
話をCOOAU製の防犯カメラに戻します。Amazonのタイムセールで出ていたので、さっそくオーダーをしたところ、2日後に到着しました。
外部パッケージ(表)
外部パッケージ(裏)
開封すると、本体と付属品が丁寧に詰まっていました。
付属品一式
接続ケーブルは、電源コード、LANケーブル、そしてリセット用ボタンが付いているケーブルの3本がまとまっています。
接続ケーブル
防水用のキャップがついているのは、リセット用ボタンの端子向けです。LANケーブルの防水用キャップは付いていません。
LANケーブルが付属してことからわかるように、この防犯カメラは、WiFiだけでなく、有線ネットワーク環境でも使うことができます。
電源プラグとコード(約2m)は通常のDC12V(10W)ですが、こちらは防水対応されていないので、設置の際は防水用の養生を施すなど雨水対策が必要です。
私は、電源の延長コードとして以下のNICOH(ニコー) 防雨ソフト 延長コード 10m 15A(防雨型)を使っています。
パッケージには小さなカードが同梱されていて、Amazonで商品レビューを投稿すると、無料で32GBのmicroSDカードがプレゼントされるようです。
SDカード無料プレゼント
取扱説明書(マニュアル)ですが、すべて日本語のマニュアルが添付されてきました。中国製なのにこれはビックリ。
日本語マニュアル
マニュアルの内容は可もなく不可もなく、ですかね。。。説明が欠如しているのが、本体にmicroSDカードを挿入する方法です。
カスタマーサポート(support@cooau.net)に電子メールを送って質問したところ、なんと、30分もしないうちに写真添付付きで返信が届きました!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
こんにちは、お客様
いつもお世話になっております。
COOAU IP
カメラ営業担当【リ】と申します。
ご連絡ありがとうございます。
お客様の問題について
四角いスロットの中にマイクロSDカードの挿入場所があります
マイクロSDカードを挿入する方法はファイルに付けますので、ご確認してください
他の問題がありましたら、ぜひsupport@cooau.netこのメールまでご連絡ください。
弊店は責任感を持っているセラーで、
我々はお客様の使用体験至上という経営理念を持って、
お客様の問題は解決までに、
ご安心ください。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
このレスポンスの速さはRPA(ロボットプロセスオートメーション:自動ロボット応答)なのでは?とも思いましたが、添付ファイルが付いていることなどから、おそらくサポートスタッフが対応しているものと思われます。
この対応の速さは素晴らしいです!
マニュアルに書いていないマイクロSDカードを挿入する方法ですが、まず、本体底部の4つのネジを外します。
このネジは防水対応のためか、かなり硬いので、細いドライバーだと厳しいかもしれません。
本体底部の4つのネジを外します
microSDスロット
この穴に、microSDの接点部が下(スピーカー向き)になるようにゆっくりと挿入すると、カチッと音がしてmicroSDがセットされます。
これで本体の設定は終了です。
次に、スマホにMIPCというカメラアプリをインストールします。
MIPCアプリ
MIPCアプリは、汎用アプリなので、COOAU製の防犯カメラだけでなく、互換性のある製品であれば問題なく繋げることができます。
MIPCアプリを立ち上げて、「デバイスの追加」を選び、「屋外機器カメラシリーズ」を選択します。
すると、QRコードスキャンの画面になるので、機器本体の底部にあるQRコード(カメラID)をスキャンします。
QRコードスキャン
カメラの登録
次に、Wi-Fi設定の画面に進むので、自宅のWiFi設定とパスワードを入力します。赤文字で、5G Wi-Fiはサポートしていませんとアラートが出るので、2.4GHzのWi-Fiを選びます。
Wi-Fi設定
ここまでスマホのMIPCアプリで設定が済んだら、機器本体の電源コードを繋げます。30秒ほど待つと、本体から「ブワッ!」という結構大きな音が出て準備完了となります。
スマホと機器本体を近くに置いて、しばらく待つと、今度はスマホ側から定期的に(こちらもかなり大音量の)信号が再生されるので、ボリュームを絞ります。
(追記)
MIPCのバージョンアップでメッセージが
「設定プロセス中にカメラの電話スピーカーを作り、閉じてください」
と日本語が変なことになっています(笑)
すべて完了すると、無事に防犯カメラの画面がスマホで確認することができます。
あとは、メニューの歯車アイコンから、「SDカード」を選択すると、各種設定(フォーマットと有効化)ができます。これで内蔵のSDカードへの記録が可能になります。
SDカードの録画は、メニューの歯車アイコンから、「録画」を選択すると、常時録画やモーション検知、ビデオモードなど細かい設定が可能です。
録画した動画や静止画は、カメラリストの画面まで戻って、右上のリスト表示を押すて
「マイフォルダー」というメニューを選びます。ここは少し直感的ではないので慣れが必要です。
マイフォルダーのなかの録画(動画、静止画)は、簡単にスマホの「写真」に保存することができます。
防犯カメラの動画や静止画が、簡単にスマホに保存できるのは、非常に便利ですね。
設定により、本体に挿入したmicroSDカードに常時動画を保存することができます。ドラレコと同じように、古い動画から順次上書き保存される仕組みになっており、動画の品質とmicroSDの容量にもよりますが、32GBで通常の品質であれば約1日24時間分の動画が保存可能です。
過去の録画動画を確認するのにいちいちmicroSDを本体から抜き出すのは大変な手間です。
MIPCでは、スマホのアプリで、右上のカレンダーアイコンをタップすると、microSDを本体から抜き出すことなく、microSDに保存されている過去の保存動画一覧が確認できます。
画面右上のカレンダーマークのアイコンをクリックすると、microSDに自動保存された動画の一覧が見えます。
デフォルトでは30分ごとにファイルが分かれています。
容量の十分なmicroSDカードであれば、過去の日付に遡って動画を確認することもできます。
赤いマークが右上に付いているのは、動き検知がされた動画です。
動き検知のポイントは、動画再生のスクロールバー上で、小さな赤いマークが入っています。
自動録画を再生する機能は、実は非常に使いやすく、一度慣れると大変便利なのですが、マニュアルには一切記述されていません。
30分の保存された動画をスマホに保存する機能は、スマホでは右下のダウンロードボタンは有効になりません。
スマホに保存するためには、動画再生をしながら、別途、スマホのキャプチャ機能を使って動画作成をするのが良いと思います(iPhoneでは、設定>コントロールパネル>コントロールをカスタマイズ、で「画面収録」という機能がデフォルトで備わっています)。
一方、PC版のMIPCであれば、30分の保存された動画ファイルをWiFi経由でPCにダウンロードすることが可能です。
拙宅のWiFi環境(11ac)では、画面右下のダウンロードボタンを押してから約7~8分程度で30分の動画がPCにダウンロードできました。
ダウンロードされた動画はmp4形式で、なぜかWindowsの付属ソフトでは音声が再生ができませんが、VLCプレーヤーであれば問題なく再生が可能でした。
このように、動画の再生に関してはスマホとPCで一長一短がありますね。
(2020/06/21 追記)
モーション検知機能について、赤いマークは入るものの、モーション検知されないというコメントがありました。アマゾンの商品レビューにも同様のコメントが散見されるということで、何らかの条件ではモーション検知されない可能性もあるようです。
(追記おわり)
microSDに保存された動画をパソコンに取り込むためには、少々手間がかかります。
予め、MIPCのホームページのダウンロードサイト(こちらです)からmicroSDの読み込み専用のツール(sdtool)をダウンロードしてインストールしておく必要があります。
sdtoolをダウンロードしたら、インストールします。セキュリティの警告が出ますが、無視して強制インストールを行います。
インストールしたらプログラムを起動します。
PCはこの状態にしておいて、カメラ本体裏面のmicroSDカードスロットを開けるために、4本のネジを外してmicroSDを取り出します。
取り出したmicroSDカードをPCに挿すのですが、保存されているファイルは暗号化されているため、そのままではファイルも見えず、Windowsは「ディスクをフォーマットしてください」とメッセージが出てきます。
もちろんフォーマットしてしまうとすべて消えてしまうので、表示は無視して、sdtoolのほうの指示に従って、保存先のディレクトリを指定して、あとは実行を押すと、暗号を解読しながら指定のディレクトリに動画ファイル(30分ごとに分かれているMP4ファイル)が保存されます。
保存されたMP4ファイルは、Windowsの標準ビデオ再生ソフトではなぜか再生できませんが、無料のVLC Media Playerであれば再生可能でした。
ローカルにダウンロードするためには、WiFi経由となってしまい、しかもセキュリティのための暗号を解かなければならないので、実用スピードでは無理があります。
ローカルにダウンロードするためには、やはり、本体からmicroSDカードを抜く作業が必要だと思います。
MIPCのアプリは、クラウドストレージのサービスもサポートしています。
SDカードへの保存や、PCやスマホでのダウンロード(保存)だけでなく、データをクラウドに保存することで、防犯カメラの物理的な破壊や紛失の際にもデータを保存することができます。
クラウドストレージの利用料金は、デフォルトの基本パッケージ(1年間)で3,680円となっています。
クラウドにデータを保存する利用の場合は、便利なサービスだと思います。
もう一台のカメラは、YESKAMOという中国製の防犯カメラで、やはりAmazonから購入したものです。
YESKAMOのほうは、COOAUと違って、200万画素です。価格も5,998円と割安です。
2台のカメラは同じOEM供給なので、外見は全く同じです。見分けがつきません。
2台とも同じMIPCに繋がるので、同じアプリで管理できるのは非常に便利です。
400万画素のCOOAUと、200万画素のYESKAMOを比較してみました。
まず、動画の転送ビットレートですが、MIPCの画面では、右上に常時ビットレートが表示されます。50kbps以上だとグリーンで安定ですが、低下するにつれてオレンジ>イエロー>レッド>ホワイトに変わります。
400万画素のCOOAUでは、(WiFiの環境に依存しますが)平均して200~400kbpsの非常に高いビットレートで常時グリーン、スムースな動画が再生されます。
400万画素のCOOAUは、Smart H.264という新しい動画圧縮符号化が採用されており、従来に比べ2倍の圧縮率なので、このような安定したスムースな動画が実現できるのでしょう。
一方、200万画素のYESKAMOでは、平均して10~200kbpsという不安定なビットレートで、転送ステータスもグリーンからオレンジ、レッドと目まぐるしく変化しています。
防犯カメラでは、動体検知してからの動画シーンが確認できれば、普段の動きはほとんどないのであまり高いビットレートは必要ないのですが、いざ何かが動いたシーンは高ビットレートで記録できるに越したことはないので、400万画素のCOOAUは非常に優れた性能だと思います。
また、夜間の暗視機能での精細度も比較してみました。
例えば、画面左側のマンションの玄関ドアは、400万画素のCOOAUでは、ドアの縁の細かいデザインまで確認することができます。
一方、200万画素のYESKAMOでは、画面全体も暗く、遠い場所ではディテールがぼけてしまい、玄関のドアのデザインも識別ができません。
上記の静止画は、2つの防犯カメラを全く同じ条件ですが、400万画素のCOOAUのほうが、遠方の建物や細かいディテールまで確認できることが良くわかると思います。
400万画素のCOOAUは、大型レンズ(1/2.7型CMOS)を搭載しているので、このような精細な個所も確認ができるようです。
以上、最新型400万画素のCOOAU製防犯ネットワークカメラの紹介でした。
防犯カメラの種類が増えて、家庭用の普及が進むなか、COOAUの400万画素の新製品は機能面、コストパフォーマンス面で文句なくおススメです。
スマホのカメラ画面
あとは、メニューの歯車アイコンから、「SDカード」を選択すると、各種設定(フォーマットと有効化)ができます。これで内蔵のSDカードへの記録が可能になります。
SDカード設定
SDカードの録画は、メニューの歯車アイコンから、「録画」を選択すると、常時録画やモーション検知、ビデオモードなど細かい設定が可能です。
録画設定
以上で本体およびスマホアプリの設定は完了です。問題なければほんの10分ほどで完了するほど簡単です。
防犯カメラの映像は、WiFi環境内だけでなく、外出先でも3G/4Gの通信回線を経由して確認することができます。
また、スマホだけでなく、PCでもMIPCのページにWebアクセスして、同じような内容が確認可能です。
またPCでは、MIPC用のWindowsアプリを利用することもできます。
MIPC用のアプリ(Windows)
ただし、PCでは、画面の録画は静止画のみで、動画のキャプチャ(保存)はサポートされていないようです。
ちなみに、スマホでは、画面のダウンロード(保存)は静止画、動画ともサポートされています。
下の画面で、中央のカメラボタンを押せば静止画録画、左のビデオボタンを押せば動画録画が始まります(動画録画中の静止画録画はできません)。
録画した動画や静止画は、カメラリストの画面まで戻って、右上のリスト表示を押すて
「マイフォルダー」というメニューを選びます。ここは少し直感的ではないので慣れが必要です。
録画はマイフォルダー
マイフォルダーのなかの録画(動画、静止画)は、簡単にスマホの「写真」に保存することができます。
防犯カメラの動画や静止画が、簡単にスマホに保存できるのは、非常に便利ですね。
設定により、本体に挿入したmicroSDカードに常時動画を保存することができます。ドラレコと同じように、古い動画から順次上書き保存される仕組みになっており、動画の品質とmicroSDの容量にもよりますが、32GBで通常の品質であれば約1日24時間分の動画が保存可能です。
過去の録画動画を確認するのにいちいちmicroSDを本体から抜き出すのは大変な手間です。
MIPCでは、スマホのアプリで、右上のカレンダーアイコンをタップすると、microSDを本体から抜き出すことなく、microSDに保存されている過去の保存動画一覧が確認できます。
画面右上のカレンダーマークのアイコンをクリックすると、microSDに自動保存された動画の一覧が見えます。
自動保存された動画
デフォルトでは30分ごとにファイルが分かれています。
容量の十分なmicroSDカードであれば、過去の日付に遡って動画を確認することもできます。
日付を指定
赤いマークが右上に付いているのは、動き検知がされた動画です。
動き検知のポイントは、動画再生のスクロールバー上で、小さな赤いマークが入っています。
自動録画を再生する機能は、実は非常に使いやすく、一度慣れると大変便利なのですが、マニュアルには一切記述されていません。
30分の保存された動画をスマホに保存する機能は、スマホでは右下のダウンロードボタンは有効になりません。
スマホに保存するためには、動画再生をしながら、別途、スマホのキャプチャ機能を使って動画作成をするのが良いと思います(iPhoneでは、設定>コントロールパネル>コントロールをカスタマイズ、で「画面収録」という機能がデフォルトで備わっています)。
画面収録
一方、PC版のMIPCであれば、30分の保存された動画ファイルをWiFi経由でPCにダウンロードすることが可能です。
保存ファイルのダウンロード
拙宅のWiFi環境(11ac)では、画面右下のダウンロードボタンを押してから約7~8分程度で30分の動画がPCにダウンロードできました。
ダウンロード中の表示
ダウンロードされた動画はmp4形式で、なぜかWindowsの付属ソフトでは音声が再生ができませんが、VLCプレーヤーであれば問題なく再生が可能でした。
このように、動画の再生に関してはスマホとPCで一長一短がありますね。
(2020/06/21 追記)
モーション検知機能について、赤いマークは入るものの、モーション検知されないというコメントがありました。アマゾンの商品レビューにも同様のコメントが散見されるということで、何らかの条件ではモーション検知されない可能性もあるようです。
(追記おわり)
microSDに保存された動画をパソコンに取り込むためには、少々手間がかかります。
予め、MIPCのホームページのダウンロードサイト(こちらです)からmicroSDの読み込み専用のツール(sdtool)をダウンロードしてインストールしておく必要があります。
sdtoolのダウンロード
sdtoolをダウンロードしたら、インストールします。セキュリティの警告が出ますが、無視して強制インストールを行います。
インストールしたらプログラムを起動します。
sdtool
PCはこの状態にしておいて、カメラ本体裏面のmicroSDカードスロットを開けるために、4本のネジを外してmicroSDを取り出します。
取り出したmicroSDカードをPCに挿すのですが、保存されているファイルは暗号化されているため、そのままではファイルも見えず、Windowsは「ディスクをフォーマットしてください」とメッセージが出てきます。
もちろんフォーマットしてしまうとすべて消えてしまうので、表示は無視して、sdtoolのほうの指示に従って、保存先のディレクトリを指定して、あとは実行を押すと、暗号を解読しながら指定のディレクトリに動画ファイル(30分ごとに分かれているMP4ファイル)が保存されます。
保存されたMP4ファイルは、Windowsの標準ビデオ再生ソフトではなぜか再生できませんが、無料のVLC Media Playerであれば再生可能でした。
ローカルにダウンロードするためには、WiFi経由となってしまい、しかもセキュリティのための暗号を解かなければならないので、実用スピードでは無理があります。
ローカルにダウンロードするためには、やはり、本体からmicroSDカードを抜く作業が必要だと思います。
MIPCのアプリは、クラウドストレージのサービスもサポートしています。
SDカードへの保存や、PCやスマホでのダウンロード(保存)だけでなく、データをクラウドに保存することで、防犯カメラの物理的な破壊や紛失の際にもデータを保存することができます。
クラウドストレージの利用料金は、デフォルトの基本パッケージ(1年間)で3,680円となっています。
クラウドストレージ
クラウドにデータを保存する利用の場合は、便利なサービスだと思います。
4. 2台の防犯カメラの同時利用
COOAU 家庭用防犯ネットワークカメラに加えて、もう1台別のメーカー(同じOEM)のネットワークカメラを利用してみました。もう一台のカメラは、YESKAMOという中国製の防犯カメラで、やはりAmazonから購入したものです。
YESKAMOのほうは、COOAUと違って、200万画素です。価格も5,998円と割安です。
YESKAMO(左)とCOOAU(右)
2台とも同じMIPCに繋がるので、同じアプリで管理できるのは非常に便利です。
2台をMIPCで管理
400万画素のCOOAUと、200万画素のYESKAMOを比較してみました。
まず、動画の転送ビットレートですが、MIPCの画面では、右上に常時ビットレートが表示されます。50kbps以上だとグリーンで安定ですが、低下するにつれてオレンジ>イエロー>レッド>ホワイトに変わります。
400万画素のCOOAUでは、(WiFiの環境に依存しますが)平均して200~400kbpsの非常に高いビットレートで常時グリーン、スムースな動画が再生されます。
420kpbs(400万画素のCOOAU)
400万画素のCOOAUは、Smart H.264という新しい動画圧縮符号化が採用されており、従来に比べ2倍の圧縮率なので、このような安定したスムースな動画が実現できるのでしょう。
一方、200万画素のYESKAMOでは、平均して10~200kbpsという不安定なビットレートで、転送ステータスもグリーンからオレンジ、レッドと目まぐるしく変化しています。
38kpbs(200万画素のYESKAMO)
防犯カメラでは、動体検知してからの動画シーンが確認できれば、普段の動きはほとんどないのであまり高いビットレートは必要ないのですが、いざ何かが動いたシーンは高ビットレートで記録できるに越したことはないので、400万画素のCOOAUは非常に優れた性能だと思います。
また、夜間の暗視機能での精細度も比較してみました。
400万画素のCOOAU
例えば、画面左側のマンションの玄関ドアは、400万画素のCOOAUでは、ドアの縁の細かいデザインまで確認することができます。
200万画素のYESKAMO
一方、200万画素のYESKAMOでは、画面全体も暗く、遠い場所ではディテールがぼけてしまい、玄関のドアのデザインも識別ができません。
上記の静止画は、2つの防犯カメラを全く同じ条件ですが、400万画素のCOOAUのほうが、遠方の建物や細かいディテールまで確認できることが良くわかると思います。
400万画素のCOOAUは、大型レンズ(1/2.7型CMOS)を搭載しているので、このような精細な個所も確認ができるようです。
以上、最新型400万画素のCOOAU製防犯ネットワークカメラの紹介でした。
防犯カメラの種類が増えて、家庭用の普及が進むなか、COOAUの400万画素の新製品は機能面、コストパフォーマンス面で文句なくおススメです。
COOAU製 防犯カメラ ネットワークカメラ
(2022/01/13 追記)
WiFi環境を変えたときにはカメラ本体の設定をマニュアルで変更する必要があります。
ポイントは、リセットボタン(メニューガイドにある底板のネジを外した場所ではなく3本のケーブルの先端)を必ず押してから新しいアクセスポイントにつなぐ必要があります。
今月、20日に弊社のドライブレコーダー2K1080Pを買いまして24日に受け取り、今日、当方の車ダイハツのミライースに取り付けてみましたが、前方を写すカメラをどんなに調整してもうまくいきませんでした。というのもバックミラーを合わせてカメラの位置をいっぱい下を向けてもミラーに映るカメラの映像は、前方では無く上空を映しています。試しに、ミラーを上、下、逆に付けてみましたが、映像は正常に映るのですが、文字、数字が逆さまに映ります。商品を正常な取り付け可能な物と交換、あるいは交換してもらえないのであれば、返品したいのですが、返信お待ちしてます。
返信削除モニオ様
返信削除この監視カメラの記事をみさせていただいて、購入に踏み切ることができました。非常に参考になりましたので、お礼をいいたく書き込みさせていただきました。ありがとうございました!
ブログ訪問多謝です!参考になったようでしたら何よりです。
削除記録動画の再生のコツなど、この機種は説明書には書いていないいろいろな機能やクセ?もあって、奥が深い製品だなと思います。
この防犯カメラを購入しましたが、モーション検知録画をONにすると、常時録画及びモーション検知録画及びスナップショットの映像が全て記録されません。常時もモーション検知も動画は中抜け(突然時間が飛ぶ)になり、スナップショット画像(コマ送り静止画)もサムネイルのみで本画像は見れないです。これでは何も証拠が残らないため、防犯カメラの意味を持ちません。動いているけど、フェイクのダミーカメラと同じです。モーション検知録画をOFFにして常時録画だと正常に残るようですが、たくさんの録画済み画像の中からモーション変化のあるファイルを探すのは困難です。いちいち開いて中身を見る以外に手立てはありません。非常に効率悪く時間がものすごくかかります。これでは犯行状況を把握するために、多くの無駄な時間を消費してしまいます。とてもガッカリしました。
返信削除モーション検知録画ができないとのことですが、拙宅ではブログ本文と添付画像にある通り、モーション検知した動画は、サムネイルに赤いマークが付いて保存され、動画のどのシーンでモーション検知しているかも赤いドットがプログレスバーに表示されるのでモーション箇所も容易に見つけることができます。
削除動画が中抜けになる症状とのことですので、WiFi強度が十分ではない可能性もありますね。
以上ご参考まで。。。
モーションを検知したという青色の人が走るマークはサムネに付きますが、赤いマークは無いです。さらに、そのマークの付いた動画を再生すると、検知したタイムラインに赤いマーカーは付いていますが、録画内容は前述したとおりでした。この症状が発生している人は私以外にもいるようで、多くの製品レビューの中に埋もれてしまっています。なお、アクセスポイントへの接続は、電波強度4の最高レベルでした。
削除フィードバックありがとうございます。モーション検知できない場合もある旨ブログ本文にも追記しておきました。
削除