浅間尾根駐車場 (標高1109m)からスタートして東方向の尾根伝いに約10kmのトレイルは、ダウンヒルも楽しめるコースです。
3月中旬の晴れた週末に、車にMTBを積んで都心から都民の森に向かったのですが、現地はまさかの雪。。。MTBはとても無理なので、急遽、雪山トレランを敢行、三頭山の山頂(1,531m)を目指しました。
1. 東京都檜原都民の森
正式名称は「東京都檜原都民の森」(とうきょうとひのはらとみんのもり)と言って、東京都西多摩郡檜原村にある、東京都檜原都民の森管理事務所が管理をしている施設のことです。東京都内といっても、都心からはかなり遠いです。最寄り駅のJR五日市線武蔵五日市駅からでも、バスで約1時間、距離は約30kmの距離にあります。駐車場の標高はちょうど1,000mです。
200ヘクタールに及ぶ敷地内には、森林館や炭焼き小屋、レストラン、野鳥観察小屋、木材工芸センターなどがあり、5つのゾーンに分かれたハイキングコースがあります。
敷地内には、東京都で一番標高が高いレストランがあります。
敷地内で最も高い地点は、三頭山(みとうさん)西峰で、標高は1,524mです。
都民の森を起点として、浅間尾根・浅間嶺を通るトレイルは都内では貴重なMTB通行可能ルートになっています。
前日に都心でもみぞれが降ったので、都民の森も地面はぬかるんでいる状態だろうくらいにしか考えていませんでした。
しかも、2週間前に都民の森にロードバイクでツーリングに行ったときは、初夏のような暖かい気候だったので、まさか都民の森が雪景色になっているとは夢にも思いませんでした。
2週間前のロードバイクのツーリングはこちらです。
[都民の森は上り甲斐のあるヒルクライム!] 都心から往復150kmのロングライド
都心を出発したときは快晴の青空の天気も、武蔵五日市駅を過ぎて檜原村に入ると、曇り空になりました。ちょっと怪しい天気です。。
沿道の民家の屋根に雪が積もっているのを発見、昨日はこの地域は本降りだったようです。
それでも、時折、曇り空から晴れ間が見えます。現地に到着するころは天気が回復することを祈ります。
都民の森に向けて上り坂を進むと、やがて空は、濃いガスに覆われてしまいました。沿道には残雪がかなりの量です。。。
残り5kmくらいになると、いよいよ周囲は雪景色になってきました。
今日はロードバイクもオートバイもほとんど見かけません。
そして、都民の森入り口の近くになると、周囲は完全に雪に覆われた状態に。。。!
都民の森の入り口(駐車場)に到着しました。
家族連れが雪合戦をやって遊んでいました(泣)
売店も閉店、すべての施設がクローズ、訪問客もまばらで、先の奥多摩周遊道路は雪で閉鎖です。
気温はおそらく0度くらい?
マウンテンバイクのトレイルコースの出発地点となる浅間尾根駐車場にも行くことができません。
これではとてもマウンテンバイクで走るのは無理ということで、急遽トレランで雪山を上ることに計画変更!
鞘口峠(さいぐちとうげ)を経由して、ブナの路を通って三頭山の山頂(1,531m)を目指すことにしました。
しかし、軽装でマウンテンバイクに乗る前提で準備してきたため、雪山を上る服装や準備ではありません。。。
持ってきたトレランシューズとウィンドブレーカー、そしてグローブを装着します。トレランシューズはメッシュなので雪道を走ったらあっという間に浸水してしまいます。
こんなことなら完全耐水のシールスキンズを履いてくればよかったと後悔。。。
Tシャツを2枚重ね着しますが、帽子さえありません。こんな軽装で大丈夫でしょうか??
駐車場はあと3時間もすると閉鎖してしまうということで、とにかく一緒に来た友人と三頭山に向けて出発することに。
無理そうだったら早々に諦めて戻ってこようということで。。。
森林館までの上り坂は舗装路が整備されていたので積雪もなかったのですが、上り坂を走ると激しく息切れします。標高1,000mで空気が薄いせいでしょうか。。。?
やがて、森林館の先は、登山コースになるのですが、20cmくらいの積雪です。果たしてメッシュのトレランシューズで大丈夫でしょうか、心配になります。
ここから三頭山の山頂までは約1.5kmです。標高差は500mくらい。
登山ルートは急峻ではありませんが、積雪で靴が滑りやすいので注意しながら進みます。
基本トレランなので、走れる区間は頑張って走ります。
力走
ブナの路の標高1,300mの地点までやってきました。
天気はいよいよ下り坂に。。。ちらついていた雪が本降りに。これはちょっとマズイのでは?
幸い、雪はパウダー状で溶けていないので、靴が水に浸かって足が凍えるようなことはありません。
道標を確認すると、三頭山の山頂まであと900mほどの地点まで来ました。
登山道とブナの路、どちらも三頭山に続くようですが、どちらのコースを選べばよいか、地図を出して確認します。
[正置から覚える地図読みの基本] 逗子桜山をコンパスと地図片手に山歩き
しかし、気温が低過ぎて、私のiPhoneやアクションカムはついに電源が入らなくなってしまいました。。。
見晴らし小屋(1,397m)の少し手前あたり1,357m地点です。
降雪も強まってきたので、残念ながら三頭山まで行くのは諦めて下山することに。
下りは滑落に用心しながら走りましたが、雪でツルツルと滑りながらの下山はなかなかスリルがあって楽しかったです。
結局、約3km(獲得標高350m)を1時間30分ほどの雪山トレランののち、都民の森を後にしました。
しかし、午後3時ごろに都民の森を後にして都心に戻ってみると、雪も雨も一切降らずに一日快晴の天気だったようです。
せっかく準備してきたMTBに乗らずに帰るのも悔しかったので、帰り道に町田の小野路近辺の散策コースに立ち寄ってMTBで走ってきました。
同じ東京都といっても、西の都心部と東の山間部では、全く対照的な気候にもなるということを改めて痛感しました。
また近いうちに都民の森を訪れて、今回は行けなかった浅間尾根の尾根伝いMTBに挑戦したいと思います。
都民の森を起点として、浅間尾根・浅間嶺を通るトレイルは都内では貴重なMTB通行可能ルートになっています。
トレイルコース(「浅間尾根・浅間嶺」より引用)
2. まさかの雪景色
当日の都心の天気は、曇り時々晴れ、最高気温12℃の予報でした。前日に都心でもみぞれが降ったので、都民の森も地面はぬかるんでいる状態だろうくらいにしか考えていませんでした。
しかも、2週間前に都民の森にロードバイクでツーリングに行ったときは、初夏のような暖かい気候だったので、まさか都民の森が雪景色になっているとは夢にも思いませんでした。
2週間前のロードバイクのツーリングはこちらです。
[都民の森は上り甲斐のあるヒルクライム!] 都心から往復150kmのロングライド
都心を出発したときは快晴の青空の天気も、武蔵五日市駅を過ぎて檜原村に入ると、曇り空になりました。ちょっと怪しい天気です。。
沿道の民家の屋根に雪が積もっているのを発見、昨日はこの地域は本降りだったようです。
民家の屋根に残雪が
それでも、時折、曇り空から晴れ間が見えます。現地に到着するころは天気が回復することを祈ります。
青空
都民の森に向けて上り坂を進むと、やがて空は、濃いガスに覆われてしまいました。沿道には残雪がかなりの量です。。。
霧
残り5kmくらいになると、いよいよ周囲は雪景色になってきました。
今日はロードバイクもオートバイもほとんど見かけません。
雪景色
そして、都民の森入り口の近くになると、周囲は完全に雪に覆われた状態に。。。!
都民の森の入り口(駐車場)に到着しました。
都民の森駐車場
家族連れが雪合戦をやって遊んでいました(泣)
売店も閉店、すべての施設がクローズ、訪問客もまばらで、先の奥多摩周遊道路は雪で閉鎖です。
気温はおそらく0度くらい?
マウンテンバイクのトレイルコースの出発地点となる浅間尾根駐車場にも行くことができません。
これではとてもマウンテンバイクで走るのは無理ということで、急遽トレランで雪山を上ることに計画変更!
大滝の路
鞘口峠(さいぐちとうげ)を経由して、ブナの路を通って三頭山の山頂(1,531m)を目指すことにしました。
しかし、軽装でマウンテンバイクに乗る前提で準備してきたため、雪山を上る服装や準備ではありません。。。
持ってきたトレランシューズとウィンドブレーカー、そしてグローブを装着します。トレランシューズはメッシュなので雪道を走ったらあっという間に浸水してしまいます。
こんなことなら完全耐水のシールスキンズを履いてくればよかったと後悔。。。
Tシャツを2枚重ね着しますが、帽子さえありません。こんな軽装で大丈夫でしょうか??
駐車場はあと3時間もすると閉鎖してしまうということで、とにかく一緒に来た友人と三頭山に向けて出発することに。
無理そうだったら早々に諦めて戻ってこようということで。。。
3. 三頭山を目指して出発
森林館までの上り坂は舗装路が整備されていたので積雪もなかったのですが、上り坂を走ると激しく息切れします。標高1,000mで空気が薄いせいでしょうか。。。?
上りを力走
やがて、森林館の先は、登山コースになるのですが、20cmくらいの積雪です。果たしてメッシュのトレランシューズで大丈夫でしょうか、心配になります。
登山コース入り口
ここから三頭山の山頂までは約1.5kmです。標高差は500mくらい。
三頭山まで1.5km
雪道をトレラン
登山ルートは急峻ではありませんが、積雪で靴が滑りやすいので注意しながら進みます。
基本トレランなので、走れる区間は頑張って走ります。
力走
ブナの路の標高1,300mの地点までやってきました。
ブナの路
天気はいよいよ下り坂に。。。ちらついていた雪が本降りに。これはちょっとマズイのでは?
幸い、雪はパウダー状で溶けていないので、靴が水に浸かって足が凍えるようなことはありません。
急峻な坂の区間も一部ありますが、基本的には初心者ハイカーでも歩けるコースです。
道標を確認すると、三頭山の山頂まであと900mほどの地点まで来ました。
三頭山まで900m
登山道とブナの路、どちらも三頭山に続くようですが、どちらのコースを選べばよいか、地図を出して確認します。
コースの確認
地図と言えば、先月地図読みのイベントに参加しましたが、山登りのときに地図の等高線が読めるようになると、このようなルート選択でも役立ちますね。
私はまだまだ初心者なので、雪道に慣れている友人にルート選択を任せました。
しかし、気温が低過ぎて、私のiPhoneやアクションカムはついに電源が入らなくなってしまいました。。。
見晴らし小屋(1,397m)の少し手前あたり1,357m地点です。
降雪も強まってきたので、残念ながら三頭山まで行くのは諦めて下山することに。
下りは滑落に用心しながら走りましたが、雪でツルツルと滑りながらの下山はなかなかスリルがあって楽しかったです。
結局、約3km(獲得標高350m)を1時間30分ほどの雪山トレランののち、都民の森を後にしました。
Stravaの記録
4. 都民の森は都心とはまるで違う世界
公式ホームページでは、この日の都民の森の気温はマイナス1℃(午前9時)だったということで、とてもMTBでトレイルを走る日和ではありませんでした。しかし、午後3時ごろに都民の森を後にして都心に戻ってみると、雪も雨も一切降らずに一日快晴の天気だったようです。
せっかく準備してきたMTBに乗らずに帰るのも悔しかったので、帰り道に町田の小野路近辺の散策コースに立ち寄ってMTBで走ってきました。
同じ東京都といっても、西の都心部と東の山間部では、全く対照的な気候にもなるということを改めて痛感しました。
また近いうちに都民の森を訪れて、今回は行けなかった浅間尾根の尾根伝いMTBに挑戦したいと思います。
お疲れ様でした、いつも勉強させていただいてます!下界は快晴だったのに、積雪はともかく降雪とは・・・東京も懐が深いですよね。
返信削除しかしメッシュアッパーのトレランシューズで雪道を走るとは、いつもながらモニオさんのバイタリティに脱帽です。
こんにちは!檜原村の降雪はビックリでした。
削除トレランの準備もしていたのですが、散策コースとはいえ十分な装備なしで雪山に入るのは決して賢明な行為ではなかったのですが、無理せずに途中で引き返したおかげで、陽が沈む前に下界でMTB楽しむことができました。