総勢207名でTempus Fugitというフラットコースを50分疾走、ラストのゴール手前では世界のライダーたちとスプリント勝負もしました!
一番低いDクラス(1.0~2.4 W/KG)なので、特段強脚でもないのですが、まさかロードレースの勝負を実体験できるとは夢にも思いませんでした。
私のようなごく普通の自転車乗りでも、世界中のライダーたちとゴール前のスプリント勝負の体験ができるZwiftは、やっぱり素晴らしいサービスだと感じました。
1. World Zwift Day
今日(6月3日)は世界自転車デーで、World Zwift Dayを開催しますよという案内メールがZwiftから届きました。Zwiftを始めてもうすぐ1か月ですが、グループライドに参加したことはなかったので、何も考えずにポチっとエントリーしてみました。
グループライドで午後6時15分スタートで50分、WatopiaにあるTempus Fugitというフラットコース(距離:19.7 km、獲得標高:32 m)を走るSAS - Start 1.5 Ride (D)というイベントです。
Tempus Fugit
SASというのは、オーストラリアが拠点のSAS Cycle Clubのことで、Zwiftでたくさんのレースイベントを行っているグループです。
SAS - Start 1.5 Ride (D)の(D)というのは、Zwfitのレースのカテゴリを指していて、一番低いDクラス(1.0~2.4W/kg)となります。
レースの詳細は
POWER:1.5 w/kg
CADENCE:50-90RPM
SPEED:Approx. 30-32km/h
とあるので、FTPテスト174の私の貧脚でもグループについていけそうです。
実は前日の夜にAlpe du Zwiftに2度目の挑戦をして1時間切りを狙ったのですが、ヘロヘロに疲れてしまい、500m地点でリタイヤだったので、今日はあまりガチな走りはしたくないと思っていたので、グループライドはちょうど良いイベントでした。
2. グループライド開始
実は先月、グループライドのイベントに参加しようとして、レース開始時間にZwiftへ入るのがわずかに遅くなり、参加できませんでした。グループライドは、1秒でも遅れると参加できません。
なので、今日は余裕を持って5分前にはレースに参加するように余裕をもってログインしておきました。
グループライド参加を選択すると、Watopiaに自動的に切り替わりました。
すると、いきなり大勢のライダー達がスタンバイしている状態に!
アングルが自動的に切り替わってゆきます。
なんか猛烈に緊張してきました。
ライドイベントの雰囲気を盛り上げるZwiftのにくい演出ですね。。。
選手たちがチャットでいろいろメッセージをやり取りしているので、私もスマホをせっせといじってメッセージを送りました。
"Ready" と一言だけですが(笑)
参加者の数はどんどん増えて222人と表示されています。
そして定刻午後6時15分きっかりにレースがスタート!
3. 前半
自分がどこにいるのか良くわかりません。。。のんびり付いていくつもりが、雰囲気に呑まれてスタートから228Wも出しています、が、思いのほか今日は調子が良いです。
なんか知らないうちに、トップ集団に加わっているではないですか!
というか、疾走しているうちに私が先頭になってしまいました(笑)
250-270Wくらいで漕ぎ続けていますが、不思議と脚が良く回ります(という気がします)。昨日の不調は一体何だったのか。。。
グループライドは画面もダイナミックに変化があって見飽きないですね。
10kmを過ぎて15分経過。4.2W/kg出ているので結構踏んでいます。
対向車線をグループライドが走り過ぎてゆくのも壮観です。
4. 後半
25分が経過。ここからは後半戦です。まだまだ全然行けそうです。RideOn!!
Fuego Flats Reverseという区間のランキングが表示されました。
10:12.7で6位。
速いのか遅いのか全然わかりません。。。
ここで、アイテム出現。操作の方法が良くわからないのですが、スマホの画面の〇をタップし続けました。
すると、エアロブーストという表示に変わって、なんだか加速したような!
ドラフティング効果は20~30%くらい速いそうですが、平均時速で45km/hくらい、確かにこれはメチャクチャ速いですね!
いつの間にかTempus Fugit完走しました。
380XPが追加されました。これは嬉しい!
Fuego Flatsという区間では38.43で惜しくも204人中2位と表示。我ながらメチャクチャ飛ばしているのでは。。。?
先頭集団は私を含めておそらく10人くらいでしょうか。
引き続き250Wオーバーで飛ばしますが、まだまだ行けそうです。
ここで一緒に走っているライダーたち10人くらいにRideOn!を送りました。いつもは貰ってばかりなので、たまにはこちらからも送らないと。。。
RideOn!
RideOn!
またアイテムが出てきて、今度はドラフティング・ブーストです。しかし、トップ独走中でドラフティングしていないので意味がなかった??
再び対向レーンを大集団が走り抜けてゆきます。スゴイ数ですね!
残り14分、なんとかトップを独走。
mareというロシア人と、MANZURというコロンビア人(後で調べた)と頻繁にトップを入れ替わります。しばらく一緒に走っているので名前を憶えてしまいますね。
いよいよ残り10分を切って集団のペースが上がりました!
もう300W踏まないと付いていけません。かなりキツくなってきました。。。
対向車線には再び大集団。
5. ゴール前のスプリント勝負
残り3分!いつの間にやら、このスピード勝負に勝てるような気がして燃えまくっています!
私のZwiftはパワーの最大値が400Wで頭打ちになるのは知っていたので、できれば早いタイミングで抜け出さないと、ゴール直前で差し込まれてしまいます。
なので、ここからはずっと最大値400Wでガチ踏みを覚悟しました。
ペースが猛烈に上がって苦しいです。
しかし、相手もしぶとく追いついてきます、というか、ついに追い抜かされてしまいました!
残り30秒!
く、苦しい。。。しかしここで諦めてはいけない。
400W以上は出ませんが、それでもケイデンスを上げて、最大115RPMをマーク。
3本ローラーが聞いたことのない唸り音をあげていますが気にしません!
残り10秒!
なんか緑色のアイテムが出てきましたが、もう気にしている余裕がありません。これは何だったのか。。。
mareと、MANZURの背中が遠ざかってゆく。。。
ああああああ。。。追いつけない。。。
そしてゴーーール。。。
6. 結果
MANZUR、mareに続いて3着。ラストのFuego Flats Reverseのタイムは
MANZUR 9:19.8
mare 9:20.2
私 9:20.6
0.8秒差で敗れました。。。
ゴール直後は3本ローラーからずり落ちるように自転車を降りて、しばらくそのまま灰(廃)になっていました。。。
FTPはなんと一気に268にアップ、しかしスクショ取る気力も残っていませんでした。
平均時速42.5km/hで50分も走ったんですね。。。
スマートブレスレットで計測した心拍数は、最大心拍190(平均129)をマーク。自転車乗って190の最大心拍数はちょっと記憶にありません。。。
心拍数
昨日はヘロヘロだったのに、どうしてこんなパフォーマンスが出せたのか?
もしかしたら、走る直前に久しぶりにタイヤの空気を入れたのが関係しているかもしれません。かなり抜けていたので。。。
それとも、私の場合は3本ローラーでケイデンスとスピードメーターしか付けていないので、パワー値が正確に出ない(実力以上に出る)のかもしれません。
のんびりライドで参加する予定だったのが、いつの間にかゴールスプリントで勝負しているという。。。私は一体何をやっているのでしょう?
しかし、Zwiftってスゴイですね。
私のようなごく普通の自転車乗りでも、世界中のライダーたちとゴール前のスプリント勝負ができるZwiftは、やっぱり素晴らしいサービスだと改めて感じました。
今日は記憶に残る世界自転車デーでした。
(2020年6月4日追記)
指摘を受けて気付いたのですが、このWorld Zwift Dayは、グループライドなので、順位を競うレースではありませんでした。
本当はPOWER:1.5 w/kg、CADENCE:50-90RPM、SPEED:Approx. 30-32km/hで皆でゆっくり走るイベントなので、トップを争って走った私を含む先頭集団は、どうやら勘違いをしていたようです。
ちゃんと事前にイベントの指示を読まないとですね。。。
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