レース結果は、154人中121位という凡庸な結果でしたが、個人的には満足できるレース内容でした。
61.6kmの長距離コースでしたが、何とかグループに追い付きながら、後半も大崩れすることなく走破することができました。
一定のパワーを崩さずに最後まで走って、平均191Wは自分としては上出来な結果です。
カテゴリーBでの順位はなかなかに伸びませんが、地道に脚力を上げながらレース経験を積んでいこうと思います。
1. レース概要
StravaのZwift Japan Official Clubでレースを知りました(以下引用します)。世界でもっとも過酷な市民レース「HAUTE ROUTE」が初めてZwiftのWatopiaやってきたのは2020年の春。
そしてこの秋、今度はZwiftのVentouxにやってくる!
3日間に渡るステージライドは全行程104km、総獲得標高3145m。
フランスコースにそびえたつVentouxを攻略して、新しいスペシャルキットをアンロックすると共に、 走り終えた後の達成感を味わおう。
(引用おわり)
Haute Route(オートルート)とは、7日間でおよそ800km、獲得標高2万mもの超難関コースを走破する“世界で最も過酷な市民レース”だそうです。アルプス山脈、ピレネー山脈、ドロミテなど、言わずと知れたヒルクライムの名所はもちろん、世界を代表する誉れ高いサイクリングスポットで開催されるライドイベントで、その難易度は他のイベントとは一線を画しています。
Haute Route(Hatena Blogより)
Haute Route(オートルート)は、もともとヨーロッパアルプス縦断しモンブランからツェルマットへ向かう、世界で最も有名なスキールートです。
Haute Routeの詳細はこちらの記事(世界の名だたる山岳を走破 「オートルート」アンバサダー・対馬伸也さんが語るその魅力)を参照ください。
Stage 1 Petit Boucle (距離:61.6km 獲得標高:430m)
Stage 2 Ven-top (距離:20.9km 獲得標高:1534m)
Stage 3 La Reine (距離:22.8km 獲得標高:1181m)
期間中にFranceの3つのステージが予定されており、どれも走り応えがありそうなコースですね。
私はどのコースも走ったことがなかったので、レースに出ればちょうどルートコンプリートできるので都合良いです。
Stage 1 // Virtual Haute Route Ventouxの説明は以下のとおりです。
DESCRIPTION
Haute Route made history by bringing the fast fun to Zwift with Haute Route Watopia. And now they’re doing it again. Say hello to Virtual Haute Route Ventoux.
VIRTUAL HAUTE ROUTE VENTOUX
Virtual Haute Route Ventoux is three challenging stages over the course of three days in Zwift’s newest map: France!
Stage 1 takes place on Petit Boucle, covering almost every road in our new France map. This route demands your attention and keeps you in the saddle nearly all day long. Twisty roads blend with scenic climbs before finishing off with a final sprint.
Make sure to be in the start pen ahead of the stage to hear Haute Route’s official announcer, Fergus Grant, talk you through the stage in the rider briefing.
For more information and to download the official Rider’s Roadbook for the event, visit the Haute Route website.
今日のStage 1コースはFranceのPetit Boucleです。基本フラットですが、距離が61.6kmもあり、しかも終盤にPetit KOMが控えている、侮れないコースです。
Petit Boucle (ZwiftInsiderより)
(ZwiftInsiderより)
獲得標高:430m
いつものEmondaにZIPP 808のホイールで参戦しました。
2. レース走行記
前回のレースからは中1日の休みを取っているので、脚は元気です。ただし、長丁場なので序盤から無理に飛ばさずに、できるだけ安定したパワーで走ろうと心掛けました。レース参加者は200人とかなり多いですね。多ければドラフティング集団も増えるので安心です。
スタートはムリして飛ばさずに行きます。
しかしスゴイ数のライダーたちがひしめき合うシーンはいつもながら壮観です。
194人中93位と出ました。ちょうど中間地点なのでポジションは悪くありません。
だいたい200~220Wくらいのグループなのでちょうど良い感じです。
。。。が順位が115位まで後退。250Wくらいで踏み込みます。
順位を上げるため、エアロブーストも使いました。
10km地点を通過。今日はまだまだ先が長い!
220~240Wは序盤ならば大丈夫ですが、さすがにこのパワーで1時間以上はムリです。
フランスのコースは景色が良いですが、それどころではありません。
再びエアロブーストの助けを借ります。
順位は100位前後まで上がりました。これを何とかキープしたい。
フェザーウェイトは使いタイミングがなく、ゲートの直前で使用。
またまたフェザーウェイトでした。
3%の上り基調に入ってフェザーウェイトを再度利用、だんだん列が長くなって集団の先頭と差が広がってきました。
パワーはもうレッドゾーンが続いてこれ以上は出せません。。。残念ですがここで集団から離脱です。
順位は109位。ここからズルズル脱落しないように、頑張って250W出して踏み込みます。
。。。がやはり脚力不足で、もうパワーが出せず、ちょっと脚を休ませました。
後ろから別の集団が追い付いてきました。これに乗らなければ!
かなり踏み込みましたが、集団ペースが速すぎて見送ることに。
まだ前半ですが、すでに疲労がたまってきました、これはマズい。
PetitKOMに入っていよいよペースが落ちてしまいます。
300W近く出していますね、まだまだ頑張れる!
後ろからやってくるライダーを待つことにしました。
30km地点。合流した3人で走ります。順位は107位、ちょっと遅れています。
45分経過、それでも238Wくらいのパワーは出せるので、頑張ることに。
心拍数もずっと160以上が続いてかなり苦しいですが、ようやくルートの半分を走り終えました。
3人でしばらくは並走です。同じくらいのペースなので頑張ってついていきます。
。。。と、後方から小集団が追い付いてきて合流。この集団でしばらく行きます。
ドラフティングブースト使います。今日はX10Pは一回もでなかったのでラッキーでした。
103位。たまに集団の先頭で引っ張りますが、ムリは禁物。
40km地点を通過、平坦コースが続いている限りは何とか付いて行けそうです。
1時間が経過。ここまで平均スピードは40km/hを超えています。こんな集団走で1時間もハイペースが続いているとは。。。
集団の先頭では102位、この順位は悪くないです。
20人くらいですが、狭い間隔のなかに密集しているので、少しでも遅れるとドラフティングできなくなるので、加減速を繰り返して足がかなりツライです。。。
集団のトップを走っている瞬間。
あと15km、もう体力は相当疲弊していて、何度も離脱の誘惑に駆られますが、根性で乗り切りました。
ツライときはすぐにドラフティングブーストに助けてもらいます。
パワーのグラフを見てわかるとおり、ここからしばらくは意識して一定パワー出力で漕ぎました。
50km地点を通過、ずーっと一定パワー(220Wくらい)を出すことに成功しています!
集団からも離脱せず、これは理想的なレース展開です!順位も97位に上昇。
。。。が、だんだんとパワーにムラが出てきました。もう220W一定で漕ぐことができません。。。
残り5kmですが、相当苦しい。。。しかもPetit KOMに入って上り基調です。
もうこれ以上は踏み続けるはできず、一気にパワーダウン、集団からもついに離脱してしまいました。
順位も116位まで後退。後ろからのライダーたちにもどんどん追い抜かれます。
そして、苦しい展開をなんとかパワー維持して耐え忍んで、60km地点を通過。ようやくあと1.6kmになりました。
ここからはもう意地と根性しか残っていません。230Wで連続で踏み続けます。一人でも多くかわしてゴールを目指します。
あと200m!みな猛烈に加速しているので順位が上がらない。。。
324Wまで加速、脚が攣りそうになりますが耐え忍んで加速!
ゴール間近のスプリント勝負に負けるわけにはいかない!
3本ローラーから自転車が脱輪しそうなくらい激しく踏み込みました!
ラストで8~9w/kgととんでもないパワーでスプリントしている選手が二人もいました(あとで確認して発見)。
ようやくゴール!ルートコンプリート。
いつものように、ゴール直後は自転車を降りてソファに崩れるように倒れ込み、しばらくは動けない状態に。。。
しかし、1時間30分以上レースで走ると、床のトレイに溜まった汗の量がハンパないですね。
平均パワー191W (3.2w/kg)か。。。思ったより低かったですが、とにかく終盤に大崩れしなかったのが何よりです。
TSS(トレーニング ストレス スコア)は151でWOW!が付きました。150を超えたのはおそらく初めて。
FTP強度で1時間走った際の疲労度が100ということなので、結構な疲労が溜まったことになります。TSS150越えは24時間では回復しない疲労だそうです。
30分のクリティカルパワーが208Wでした(過去ベストは216W)。
獲得標高 482m
時間 1:35:46
平均 39.3km/h
パワー 191W (3.2w/kg)
平均心拍数 154bpm
平均心拍数は、今回も途中で接続が何度も切れているので、おそらくもっと高かった(たぶん160くらい)と思います。
順位は、Bカテゴリー154人中121位でした。
ZwiftPowerのサイトで結果を確認します。
今までの7回のBカテゴリーレースのなかではまずまずの結果でした。
順位も低く、自己ベストの結果でもありませんでしたが、初めての長距離レースを後半なんとかパワーを維持できたことに満足しています。
参加者が200人近くと多かったので、集団から離脱してしまっても、後ろから別の集団のドラフティングに参加できたのもラッキーでした。
Bカテゴリーの選手ははみな当たり前のように平均200W以上で走れる脚力があるので、私は到底敵わないのですが、ペースを状況に応じて上手く配分すれば、もう少しくらいは上位に行けるのではと思います。
ペース配分は引き続き要改善点ですね。
次のStage2は超級山岳のVen-top (距離:20.9km 獲得標高:1534m)です。山岳ルートのレースは初出場、一体どんなレースになるやら。。。
Haute RouteのA~Eグループは脚力カテゴリーでは無く出走時刻をずらすためのグループわけです。ですから脚力カテゴリーA~Dの人が混在しPWRも4.5~2とばらけ、PWR3程度の人が中間順位になります。
返信削除そこでこの展開なら踏ん張りどころとドラフト利用のペース維持が上手くいけば結構成績上がると思いますよ。
コメントありがとうございます。グループ分けは時間差スタートではあっても脚力カテゴリーで分かれているのではないでしょうか?(カテゴリー別のリザルトも確認してみました)。
削除いずれにせよ、絶対的な脚力の差だけではなく、踏ん張りどころでの勝負やレース展開次第で順位が大きく変動するようですね。今の脚力でもまだまだ工夫の余地はありそうです。
エントリー画面でAグループからEグループまで全て1-5 W/KGとあり、脚力AカテゴリーのZwifterがEグループEで出走しても問題なくZwiftPowerでもWKGで結果から除外されません。
返信削除確かにこのレースは全てのカテゴリーで1-5W/KGとなっていますね。ご指摘のとおり登録カテゴリーと脚力は関係なかったようです。
削除ようやく3レースを走り終えましたが、脚がパンパンに張ってしまいました。実走のHaute Routeの過酷さは想像できません。。。