Zwiftのエベレスティングチャレンジ、3度目の正直でようやく成功しました!
1度目(2週間前)はスマートフォンの突然のバッテリー切れ、2度目(先週)はズイフトアプリの強制終了でしたが、3度目はトラブルもなく、無事に完走することができました。
今回のルートは、2度目と同様、Epic KOMのすり鉢の箇所を何度もUターン往復して、効率的に獲得標高を稼ぎました。
SNS投稿で達人の方に教えてもらった、下り坂の慣性を最大限利用して「登りすぎない」作戦を実践したところ、実走時間わずか7時間21分とスピード達成できました。達人の方には効率よい上り方を教えていただいて本当に感謝です。
すり鉢の箇所を1往復して稼げる獲得標高は11mくらいなので、8848mを上るのに800往復(Uターンの回数は1600回)した計算です。
すり鉢の底に向かって一気に450Wくらいまで加速して、上りは漕ぐ脚を完全に止めて、17km/hくらいに減速したら、Uターンして、再び一気に450Wくらいまで加速します。
同じ筋肉を長時間酷使することになるので、無理のないペース配分で適度に休憩を入れないと、脚が持ちません。
すり鉢往復のエベレスティングなんて邪道だと怒られてしまいそうですが、エベレスティング認定を受けるのが目的ではなく、今回はあくまでZWIFTのゲームの世界でバッジとエクストラクレジット狙いでした。
それでも、7時間もZWIFTをやると、いろいろ新しい気付きや発見もあったので、以下にまとめました。
1. これまでのエベレスティング挑戦
1度目の挑戦は、Alpe du Zwiftを8.5回上る計画でしたが、9時間かけて6,200m上ったところでズイフトアプリを入れたスマートフォンが原因不明のバッテリー切れで強制終了となってしまいました。
2度目の挑戦は、Epic KOMのすり鉢箇所を往復する計画でしたが、6時間30分かけて5,600m上ったところでPCのズイフトアプリが強制終了となってしまいました。
2. 走行準備
Zwiftエベレスティングも3回目となると、慣れたもので、大した準備もしませんでした。
ウェア類は前回と同じ、スイムウェアと上半身は裸です。
靴も前回と同様、ワークマンで購入した2000円の伸縮自在の足袋のようなヤツです(靴下もナシ)。
しかし、これはあとでわかるのですが、靴は最初からビンディングシューズにしたほうが絶対に良いです。
私は2時間走ったあとにビンディングシューズに履き替えました。
バイクはトロンバイク。
連休の2日目日曜日の夜中2時半にスタート、できれば翌日(祝日月曜日)の午前中には走り終えたいと考えていましたが果たして?
昼間はマウンテンバイクで町田のオフロードを疾走していたので、まさに自転車三昧の休みとなりました。
3. 再挑戦スタート
さっそくズイフトをスタート。
ルートはRoad to Skyを選びます。スタートですぐにUターンすると、Epic KOMのスタート地点まで最も早く到達できます。
3.0kmくらい Epic KOMの上り坂を進むと、すり鉢の開始地点(A点とします)に到着。
開始地点(A点)
ここまで7%くらいの上りだったのが、この地点から一時的に10%の下りになります。
下りはほんの僅かの区間だけで、再び10%の上りになるのですが、ここがすり鉢の区間、エベレスティングの獲得標高を稼ぐ場所です。
10%の上りは、しばらく進むと、7%くらいの勾配に緩くなるのですが、あとはひたすらEpic KOMまで上りが続きます。
Epic KOMに向かう上り坂の途中(B点とします)で、Uターンをして、すり鉢の底に向けてダウンヒルします。
このB点の位置が、前回と今回では大きく異なります。
前回は、上の写真のとおり、かなり上り坂を漕いで上った先だったのですが、今回は、すり鉢を勢いで上ったあとにスピードが17km/hくらいに減速した箇所ですぐにUターンします。
なぜ17km/hなのか?
これは走ってみて、私が適切と思った速度です。
理想的には停止ギリギリまで上った場所が良いのですが、それではUターンを開始した途端にバイクが止まってしまうのです。
17km/hくらいのタイミングでUターンボタンを押すと、タイムラグも勘案すると、Uターン中のスピードが10kmくらいとなりスムースにUターンしてくれます。
Uターン中のスピードが3km/hくらいまで落ちてしまうと、バイクが途中で止まってしまうか、Uターンに要する時間や、下り始めるまでのが長くかかってしまい、効率的ではないからです。
Uターンボタンを押す時間が決め手になります。
早過ぎると、せっかくの上り返しでの勢いをフル活用できないし、遅すぎるとUターンに時間がかかり、最悪の場合バイクが停止してしまいます。
下りに向かって踏み込むパワーは、いろいろ試行錯誤したところ、私の脚力だと最大450Wくらいが理想的でした。
パワー0Wから短時間で下りの間に450Wを出す必要があるので、7漕ぎくらいで最大になるようにかなり踏み込む必要があります。
そのため、ビンディングシューズが必須となるのです。
また、ダンシングをすれば大きな推進力が得られますが、続けてダンシングすると体力を大きく消耗するので、できればシッティングで踏み込むのが良いと思います。ダンシングは適度に混ぜるくらいが丁度良いと思います。
以上の留意点をしっかりと忠実に何時間も繰り返します。
4. 1000mごとの経過
すり鉢箇所の往復をスタートしたのが、スタートから16分30秒の時点、獲得標高は194mの地点でした。
すり鉢箇所の往復をスタート
最初はUターンや折り返し場所の試行錯誤で時間をロスしました。
1000m地点(57分経過)、インターバルのパワーグラフが見事に並んでいますね。
1000m
10分で30回往復しています、ということは1分で3往復なので、1往復に要する時間はたったの20秒です。
ただこの時点では最大300Wくらいしか出していませんでした。
2000m地点(1時間47分経過)、1000m上るのに50分かかっている計算です。これでは8時間近くかかるので、もう少しスピードアップが必要です。
2000m
スタートから2時間経過したところで、最初の休憩(1時間)を入れました。
3000m地点(2時間39分経過)、1000m上るのに52分、スピードアップどころかペースが落ちています。
シューズをビンディングシューズに履き替えました。
3000m
4000m地点(3時間30分経過)、1000m上るのに51分、最大550Wくらいにパワーアップしましたが、なかなかペースが上がりません。
4000m
実は、4000m地点までは、上りスピードが25km/hを切ったらすぐにUターンをしていたのですが、惰性で上る距離を少しでも稼ごうと、以降は17km/hくらいまでUターンを待つことにしました。
スタートから4時間経過したところで、2回目の休憩(2時間)です。
お風呂に入ったり、インスタントラーメンを食べたり。。。のんびりしていたら2時間はアッという間に過ぎてしまいました。
5000m地点(4時間14分経過)、1000m上るのに44分、Uターンを17km/hまで待つ作戦が功を奏して、ようやくペースアップ!
5000m
と、マップに友人を発見!
エールをもらってヤル気が出てきました!
他にも通り過ぎのライダーから「エベレスティングですね、頑張ってください!」とダイレクトメッセージで応援をしてもらいました!
よっしゃー!ということでダンシングで631Wと必要以上に踏み込んでます。
無駄な踏み込み
すると。。。右脚の太ももにビキッと痛みが。。。、アホですね。
しばらく右脚で漕げないほどでした。。。情けない。
スタートから5時間経過したところで、3回目の休憩(2時間30分)です。
どんどん休憩時間が長くなるのは何故でしょうか。。。??
とにかく、このインターバルは脚にきます。階段を降りるのが大変なほど太ももがやられてしまいました。
同じ筋肉を長時間酷使するという点で、このすり鉢往復のエベレスティングは、ウルトラマラソンに良く似ていると思いました。
それでも、2時間30分も休めばだいぶ回復してきました。
6000m地点(5時間07分経過)、1000m上るのに53分、少しペースダウン、脚の疲れが出てきました。
6000m
ここでちょっとしたトラブルが発生。iPhoneのコンパニオンアプリが立ち上がらなくなってしまい、Uターンボタンが押せなくなってしまいました。
仕方なく、コンパニオンアプリはandroidのスマホに切り替えました。
PCアプリさえ強制終了しなければ良いのですが。。。もうここまで来たら最後まで持ちこたえて欲しい。
7000m地点(5時間53分経過)、1000m上るのに47分、ダンシングを止めてシッティングに切り替えて450W最大で脚力を温存した結果、逆にペースアップ、脚はまだまだ元気です。
7000m
スタートから6時間経過したところで、4回目の休憩(30分)、そして最後の休憩を取りました。
4回目の休憩
8000m地点(6時間41分経過)、1000m上るのに48分、ペース、パワー、心拍数など数値はすべて安定しています。
8000m
8500m地点(7時間05分経過)、500m上るのに24分、ペースは変わらず安定しています。いよいよゴールが近づいてきました。
どんなアングルでゴールはショットを撮ろうかなどど邪念が頭を満たして困りました。
8500m
8500mを越えて、さすがに完走を確信。もう気分的にもラクラクと進みます。
そして。。。大詰めには気合で532W出しました。
ついに8848mに到達!
まずドーンと5000XPゲットでレベルアップ(29→30)
そして、「エベレストだ!」のアチーブメントがアンロック
Everesting3度目にして成功!
時刻は昼の13時45分、深夜にスタートしてから11時間以上が経過していました。
すり鉢箇所の往復回数は800回、Uターンの回数は1600回でした(笑)
ライドレポートのTSSは505だそうです(なんじゃそりゃ)
パワーは最大719W出てました。
サイクリングアチーブメントのバッジは115個がすべて揃いました。
エキストラクレジット10個もエベレスティングを含めて揃いました。
実は、エキストラクレジット10個のうち、5個のバッジ(800W、900W、1000W、1100W、1200W)は、実力で獲得したものではありません。
以前、Innsbruckを走っていたときに、これらのアチーブメントが勝手にアンロックするという現象が起こり、何もしていないのに獲得できてしまったのです。
なので、すべてのサイクリングアチーブメントのバッジを実力でゲットできたわけではないのがちょっとアレですが、ズルいことをして集めたわけではないので。。。(笑)
3回の挑戦を比較してみます。
エベレスティング挑戦(第1回)- Alpe du Zwift
距離 160.8km
獲得標高 6,286m
走行時間 9:39:20(経過時間 11:32:04)
平均 16.7km/h
パワー 134W (2.2w/kg)
平均心拍数 101bpm
消費カロリー 4,459kcal
獲得標高/時間 650m/h
エベレスティング挑戦(第2回)- Epic KOM
距離 118.9km
獲得標高 5,624m
走行時間 6:19:49(経過時間 7:05:29)
平均 18.8km/h
パワー 138W (2.2w/kg)
平均心拍数 138bpm
消費カロリー 2,991kcal
獲得標高/時間 888m/h
エベレスティング挑戦(第3回)- Epic KOM
距離 197.1km
獲得標高 8,848m
走行時間 7:21:15(経過時間 11:12:21)
平均 26.8km/h
パワー 153W (2.6w/kg)
平均心拍数 147bpm
消費カロリー 3,862kcal
獲得標高/時間 1,203m/h
同じすり鉢箇所の往復でも、効率の違いが一目瞭然ですね!
コンパニオンのアクティビティ(軌跡)が、面白かったので、動画にして保存しました。
コンパニオンのアクティビティ(軌跡)
ちなみに、「一緒にZWIFTした相手」は、7時間以上も走ったのに、たったの6名でした。
5月の連休明けから始めたZWIFTですが、ようやくバッジをすべてゲット、レベルも30になりました。
あとはFTP値のアップと、レースの戦績をどうかしないとですね。。。
コメント