「あと2500mか。。。」
Zwiftエベレスティング達成まであと標高2500m。
休憩を終えて、7回目のアルプを上るために身体に鞭を打ってローラー台に戻ったら、なんとスマホの画面が消えていました。
今日に限ってZwiftアプリをスマホで動かしていたので、スマホが止まってしまったらエベレスティングも途中で強制終了です。
ボタンを押したりいろいろ試しましたが、スマホは何も反応しません。。。
10時間近くかけて挑戦していた私のZwiftエベレスティングはここで強制終了。
以下備忘録です。
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Zwiftのバッジには、エクストラクレジットという隠しアチーブメントがあります(サイクリングでは10種類)。
そのエクストラクレジットのひとつが「エベレスティング」、1回のライドでエベレストと同じ標高8.848mを上ると、バッジに加えて5000XPがもらえます。
実走のエベレスティングとは違って、Zwiftのエベレスティングチャレンジは、敷居が低そうですが、それでもAlpe du Zwiftを8.5回上る獲得標高なので、そう簡単には達成できそうもありません。
5月の連休から始めたZwiftですが、サイクリングで未取得のバッジは、Alpeを25回上る「ドM級」と、このエベレスティングの2つだけになりました。
Alpeはこれまで20回くらいは上ったはずなので、あと5回くらい上れば「ドM級」は取れます。
そこで、残った2つのバッジを同時に取ってしまおうということで、Alpe du Zwiftで「エベレスティング」にチャレンジすることにしました。
Alpeを8.5回上るとなると、私の脚力では走行時間は12時間を軽く超える計算なので、普段Zwiftを動かしているPCは映画鑑賞用にして、Zwiftはandroidのスマホで動かすことにしました。
(これが致命的な結果に繋がるのですが。。。)
出だしは順調、アルプを何度も上るのはキツイですが、時間制限がないので、自分のペースで上れば良いので、精神的なプレッシャーはありません。ただ気合で上り続ければ良いだけです。
6回目のアルプを上り終えて、ダウンヒルに入ったのを見届けてから、休憩のためにローラー台を降りて、台所に行きました。
軽い食事を摂って、ちょっと長めの休憩を取りました。
重い腰を上げて再びローラー台に戻ったところ、なんと、スマホの画面が消えていました。
結局、ライドに復帰することはできずに、この時点で強制終了、「エベレスティング」達成はなりませんでした。
同時に狙っていたAlpeを25回上る「ドM級」も未達成。
アルプを6回も上ったのに、「エベレスティング」ライドが突如終了してしまったのは悔しいことなのですが、不思議なことに、「救われた」という安堵の気持ちのほうが強かったです。
1. エベレスティング
コロナ禍の影響で、今年はサイクリングでのエベレスティングがブームとなっているようです。
実走でのエベレスティングは、単にエベレストと同じ標高8.848mを上れば良いというわけではなく、いくつか条件が設定されています。以下は主な条件です。
- ひとつの山(丘)の同じルートを使用する
- 下りも登りと同じルートを使用する
- 途中で睡眠を取ってはならない
エベレスティングに成功したあとは、その記録をeveresting.ccにアップロードでき、無事認定されると、ホール・オブ・フェイムに名前が掲載されるそうです。
公式ホームページより
エベレスティングについて詳しくは、RedBullの「ロードバイク:エベレスティング基礎知識」を参照ください。
先日、人気番組のチャリダーでも、エベレスティング特集が放映されましたね。
エベレスティングには時間制限がありませんが、一般的には24時間前後かかると言われています。
実際、番組でも坂バカの猪野学さんが24時間を切って見事に達成されていました。
2. Zwift エベレスティング
実走のエベレスティングと比較すれば、Zwiftのエクストラクレジットのエベレスティングはぐっと敷居が低くなります。
まず、実走のようなルールは一切ありません。どのコースをどのように走っても、下りは放地しておいても、とにかく1回のライドで8,848m上ればバッジ(と5000XP)を獲得することができます。
また、自宅なので休憩も簡単に取れるし、トイレや補給食、ウェアや室温調整など、まさにバーチャルサイクリングならでは利便性をフルに享受することができます。
「ZWIFT(ズイフト) 全139種アチーブメント・バッジ・エクストラクレジット一覧」を参照にすると、Zwiftエベレスティングに適したルートは、以下の3つがあります。
- 「ラジオタワーへと向かうT字路→山頂」を175wで繰り返し登り続ける(10時間54分で到達)。
- ワトピア「Epic KOM」の途中、すり鉢状になっている箇所を利用(下る→勢いで上る→Uターン)(5時間台で達成することも可能)。
ワトピア「Epic KOM」の途中、すり鉢状になっている箇所
- Alpe du Zwift(距離12.22km、獲得標高1,036m) を8.5回上る(脚力があれば10時間代で到達)
私は、エベレスティングと同時にAlpeを25回上る「ドM級」も一緒に達成しようと考えて、Alpe du Zwiftのルートを選びました。
Alpe du Zwiftは、これまでの自己ベストが57分18秒(平均206W)なので、1時間15分(平均160W)くらいのペースを維持して、走行時間11時間(1時間15分x8.5回)に休憩1時間を含めて12時間で完走を目指すことにしました。
Alpe du Zwiftの完走記は以下をご覧ください。
また、先月はAbsa Cape Epicというワークアウト全16回を、Alpe du Zwiftで走っていたので、苦手意識のあった坂も、だいぶ慣れてきたところです。
フレーム/ホイールは、いつものトロンバイクです。
3. 走行準備
エベレスティングはかなり長時間走ることになるので、走行準備もいろいろと工夫が必要ですね。
まず、ずっと画面を観ながら走る続けるのも飽きてしまうので、いつも主画面で使っているPCは、映画鑑賞用の画面に使うことにして、普段使っていないSamsung A8のandroidスマホを主画面として使用することにしました。
ZwiftコンパニオンはiPhoneを使います。
もちろん、androidもiPhoneも充電ケーブルは常時繋いでおきます。
補給食ですが、これは特にいつもと違うものは準備せずに、ステンレスボトルに冷水を入れてボトルケージにセットして、あとはキッチンの食材を必要に応じて食べることにしました。
ウェア類はいつもと同じ、私は尻の痛みに関してはロングライドでも問題ないので、いつものスイムウェアを履きました。
上半身は裸、靴はワークマンで購入した2000円の伸縮自在の足袋のようなヤツです。
そして、アバターの名前の後に、Everstingを追加して自己アピール。キツくなったら誰か親切な人が引っ張ってくれるという淡い期待で。。。
スタートは月曜日の夜、翌日の火曜日は祝日なので、徹夜で走る覚悟です(笑)。
4. 挑戦スタート(1本目:65分43秒)
さっそくandroidスマホでズイフトアプリをスタートします。
ルートはRoad to Skyを選びます。Alpe du Zwiftのスタート地点まで5km、10分くらいと最も近いです。
ところが、ここで早速トラブル発生。
どうも、パワーメーターの出力が非常に小さいのです。普通に180Wくらいの感覚で回しても、80Wくらいしか出ません。なぜかスピードはそれなりに出るのですが。。。
最初はandroidスマホ端末のWiFiかANTの無線接続の問題に違いないと、いろいろ試行錯誤してみますが、なかなか解決できません。
パワーメーターのキャリブレーションもアプリでチェックしてみましたが、問題なし。
そのキャリブレーションアプリで、パワーメーターのバッテリーがほとんどゼロ表示になっているのを偶然に発見しました!
ボタン電池を交換したら、あっという間に解決。
ついでに心拍計のボタン電池も交換しました。
映画はつい先日に亡くなったショーンコネリーを追悼して、007の第一作目、『007/ドクター・ノオ』を鑑賞することに。
こうしてすべての準備が整って、いよいよエベレスティングの挑戦がスタートしました。
Alpeの区間に入って、最初は170Wくらいでスイスイと進みます。最初の1本目なので、なるべく控えめにと心掛けますが、どうしてもオーバーペース気味になってしまいます。
しかも、スタートが午後8時30分と遅れた関係で、午後10時に入っている所用の前にAlpeを上り切って、ダウンヒルまで入った状態で、シャワーを浴びたり準備する時間を考慮すると、1本目は65分くらいで上らないと間に合わない計算です。
仕方なく、後半はペースを上げて、最初の1回目は65分43秒と、計画していた1時間15分(75分)よりも10分近く速いペースとなってしまいました。
で、iPhoneのZwiftコンパニオンを使って、いつものようにキャプチャ画面を撮りつつ、進んだのですが。。。
何と、androidスマホは、キャプチャの度にスクリーンがフラッシュしたにも関わらず、キャプチャ画面が一切保存されていないという結果に!
当然、アプリに写真へのアクセス許可をしているのですが、これは一体どういうことでしょうか。。。
またまた原因究明していると時間がなくなってしまうので、取り敢えず、画面キャプチャは、コンパニオンアプリのカメラアイコンを使わずに、androidスマホの画面キャプチャ機能(ボリュームダウンのボタンと電源ボタンを同時に押す)で対処することにしました。
この方法だと、androidスマホを両手で操作しなければならず、走行中はちょっと面倒なのですが、仕方ありません。
結局、アルプ1本目の画面は、以下の1枚のみ。
以下はStravaへアップロードしたデータです。
Stravaより
5. 最軽量ホイールが当選(2本目:76分36秒)
2本目はペースをぐっと落として、160~170W平均くらいで上りました。
先月のワークアウトで練習したとおり、ケイデンスはいつもより高め(70前後)で、クルクルと回転させながら、170Wくらいの一定ペースを保ちます。
獲得標高が1500m、スタートから2時間が経過しました。
一定の抑えたペースなので、特に問題ありません。エベレスティングはまだ始まったばかりですね。
映画のほうは、007を観終わったので、次はWOWOWで録画したピンクフロイドのライブコンサートを鑑賞。
室内の電気を消して雰囲気を盛り上げます。まあどうでも良いことですが。
セクション4では、右のルート図に時間とパワーアップアイテムの場所が出てくるのですが、これは、過去のPBを更新したら、パワーアップアイテムが貰えるということでしょうか。。
と、いきなりグリーンのランナーに追い抜かされてしまいました。速い!
ここまで区間平均で心拍155、パワー180Wくらいの理想的なペースで来ています。
到着予想時間は76分(1時間16分)、想定ペースとほぼ同じ。
そして、76分36秒でゴール。
すると、何と、これまでグローブか靴下しか当たらなかったルーレットで、貴重な軽量マイレンスタインが当選してしまいました!
マイレンスタインは、最軽量で手作りのチューブラーホイールセットです。Alpeのような登坂コースに最適なホイールです。
ネットを調べると、Alpe du Zwiftの山頂ゴールで勝ちにいくなら、Specialized『Tarmac Pro』+Lightweight『Meilenstein』のセットがおススメということで、早速、Specialized『Tarmac Pro』をドロップショップで購入しました。
私はこれまでドロップショップはZipp808を買っただけでほとんど利用していなかったので、400万近くドロップがあるので、『Tarmac Pro』の408,300ドロップは余裕です。
トロンバイクから、Specialized『Tarmac Pro』+Lightweight『Meilenstein』のセットに変更してエベレスティングを続けることができます。
まさに、一番必要なときに軽量マイレンスタインが当選したので、本当にラッキーでした。
6. Tarmac Pro + Meilensteinの効果(3本目:68分30秒)
2本目を終えて、10分ほど休憩を取り、うどんと塩せんべいを摂取しました。
3本目のスタートは午前2時16分。今のところは眠気は大丈夫です。
3本目は、先ほどゲットしたSpecialized『Tarmac Pro』+Lightweight『Meilenstein』のセットでの初登坂です。果たしてどの程度の効果があるのか!?
いきなりホイールの軽さからか、いつも以上にスピードを感じます!
11%の勾配でも212Wで11km/hというのは、トロンバイクより速いのでは?それともこれは単なるプラシーボ効果なのでしょうか?
この時間帯は、緑に紫のジャージの選手がたくさん走っていました。どこかのレースが開催されているのでしょう。
抑えたペース維持で進むつもりが、新しいホイールセットで走っている高揚感で、ついオーバーペースになってしまいます。
獲得標高は2500mになりました。
この時間帯は欧米の参加者が多いですね、たくさんのRideOn!!を送って、またたくさんのRideOn!!をもらいました。
気が付くと、RPMのケイデンスセンサーとの接続が切れているようで、珍しくケイデンス表示がありません。
心拍数は157と結構高めになってきました。ちょっと脚を使い過ぎでは?
スタートから4時間が経過。
セクション4で、右のルート図に時間とパワーアップアイテムの場所に追い付くために踏み込んでいます。
が、PRには及ばなかったようです。
獲得標高は3000mに。未知の領域ですが、まだ半分も行っていない。。。
最後の区間1に入りました。ここまでの区間平均は、180Wくらい。心拍数が158くらいでかなり高いのが問題です。
1本目の65分53秒が、Alpeの過去30日間のPRのようですが。。。
68分30秒でゴール。明らかにオーバーペース。
新しいホイールセットが嬉しくてつい踏み込んでしまい、無駄な体力を消耗してしまった感じです。
7. 一気にペースダウン(4本目:94分22秒)
3本目は明らかにペースが速過ぎでした。アルプ3本も上って身体はヘトヘト、踏み込むと両脚の膝に痛みが出るようになってしまいました。
そこで、30分ほどの長い休憩を取って、体力を回復させることに。
うどんの残りを食べ、野菜ジュース、ミルク、モンスターエナジー、ナタデココドリンククなどありとあらゆるドリンクを摂取しました。
スイムパンツも、汗でグッショリになってしまったので、新しいパンツに履き替えました。
なんか身体が寒く感じます。
そして、一度疲労した脚はなかなか回復しませんね。。。
そこで4本目は、意識的に極端にペースを落とすことにしました。
時間は午前4時30分、眠気は大丈夫ですが、当初の予定より押しています。
ダラダラと100~120Wくらいで進みます。
ゆっくり進むのは脚には負担は少ないですが、とにかく時間がかかります、当たり前ですが。
心拍数は135くらいと非常に低いにも関わらず、息があがって苦しくなってきました。
ピンクフロイドのライブコンサートが終了し、今度は同じWOWOWのネイチャーの自然ドキュメンタリーにしました。
スタートから5時間が経過。
獲得標高は4000mに。
ここまで区間平均120Wくらいの非常に遅いスピードですが、身体は非常に苦しくなってきました。。。
最後の区間1に入ります。
4本目は超スローにも関わらず、精神的にも体力的にもキツかったです。
94分22秒(1時間34分22秒)でゴール。
ここまで獲得標高は4,201m、まだエベレスティングの半分も届いていません。
3本目までは、下りもエベレスティングの精神に沿って、ちゃんとライディングしていましたが、4本目からは、下りはもうバイクを降りて休むことにしました。
こんなので本当に完走することができるのか?
8. 暑いのに寒い(5本目:98分43秒)
まだ序盤の4本目で疲労困憊になってしまったのは大きな誤算でした。
1本目と3本目の飛ばし過ぎが原因というのは明らかですね。
4本目を終えて時刻は午前5時45分。もうすぐ夜が明けますが、開放している窓からは、早朝の冷たい空気が室内に入ってきます。
走っている最中はずっと扇風機の風を浴びていても、汗がしたたり落ちるほど暑いのですが、4本目はペースが遅かったからなのか、走っている最中に身体が寒く感じるようになったのです。
そして、それは走り終えたあとにより顕著になって、汗グッショリの状態にも関わらず、身体がとても寒く感じ、それが体調をより一層悪化させました。
上半身裸の状態に、前後から扇風機で何時間も風を当て続けていたので、体内の温度調整機能が麻痺してしまったのかもしれません。
寒さに震える身体を暖めるため、ベッドに潜り込みました。眠気からというのではなく、ひたすら寒かったからです。こんなことはバイクに乗って初めてのことでした。
結局、4本目を終えてから5本目を始めるまでに、40分近く休憩を取ってしまいました。
ベッドから出るのが本当に辛かったですが、意を決して抜け出しました。
心拍計がうまく接続できないので、心拍ベルトに染み込んだ汗さえも寒く感じて不快だったので、ベルトは外してしまいました。
長い休憩の甲斐あって、序盤は良いペースで順調に進みます。
標高4500m地点、ようやくここでエベレスティングの半分を越え、ハーフエベレスティング達成(笑)。
スタートから7時間が経過、まだ何とか行けそうですが、汗がしたたり落ちるにも関わらず、暖かいスープを飲んで身体を暖めたくなります。
標高5000m地点、もはや映画を観ている余裕がなくなってきました。
ふと、このエベレスティングが終わって、すべてのバッジを獲得できても、自分は果たしてZwiftを続けるのだろうか?と自問自答を繰り返します。
標高5000mを突破。だんだんペースに乱れが出てきました。ブルーのZone2を維持できなくなってきました。
そして、区間4で、一気にペースがダウン。もはや100W出せなくなりました。
あとはひたすらゾンビです。区間4と区間3は、平均パワーが100Wを下回りました。
早く暖かいスープが飲みたい。。。
ヘロヘロになりながら98分43秒でゴール。結局4本目よりもさらに遅いぺースになってしまいました。
ルーレットでは、珍しく1000XPが当たりましたが、何の感情も沸き起こりません。
時刻は午前8時35分、外はすっかり明るくなりました。昨晩から降り続けていた雨も止んだようです。
ダウンヒルの最中にスタートから8時間が経過。
ようやく、念願の暖かいスープです!
スープといっても、ごつ盛り塩担々麺のインスタントラーメンです!
そして、塩せんべいのソフトサラダとデルモンテの野菜ジュースは、Zwiftライドには欠かせません。
インスタントラーメンは、担々麺の辛い塩味スープが絶品!
麺は食欲が沸かず、半分残してしまいました。
そして、ここで思い切って2時間という長い休憩を取ることにしました。
エベレスティングは時間制限がないので、休憩はいくらでも取ることができるのが良いところです。
少ない休憩で無理をするより、長い休憩を取りながらしっかりと進むほうが、結果的には完走できるような気がしました。
幸いにも、眠気のほうは問題なく、睡魔が襲ってくるようなことはありませんでした。
6本目のスタートは午前11時15分、これでやっと落ち着き、体調も何とか回復してきました。
9. 「ドM級」?(6本目:84分00秒)
6本目は楽しみがありました。
エベレスティングと同時にバッジ獲得を狙っていた、Alpeを25回上る「ドM級」が、そろそろ来るのではないかというタイミングだったからです。
これまでしっかりと記録を取っていたわけではないのですが、おおよその計算では、私はこれまでAlpe du Zwiftを19回くらい走っています。
なので、この6本目を走ると、合計25回となり、ゴールでは「ドM級」のバッジが貰えるという算段です。
獲得標高5500m。さすがに長い休みの後だけあって、160Wくらいを維持しても全く問題ありません。
飛ばし過ぎには注意して、一定ペースを保ちます。
そういえば、Specialized『Tarmac Pro』+Lightweight『Meilenstein』がどういう姿なのか、気になって、横のアングルからチェック。
チューブレスタイヤといかにも軽そうなホイールですね!
もうすぐ正午、今日は祝日なのでこの時間帯は日本人のライダーも増えてきました。
後半になっても順調だったのですが。。。5900mを越え、区間7のあたりから急激に力が入らなくなってしまいました。
これはひょっとしてチャリダーで紹介していた「6000mの壁」でしょうか??
壁の存在を意識してしまうと、なおさら辛く感じてきました。
もはや、100Wも出せない状況にまで悪化。
スタートから9時間が経過、6本目のゴールまでもうすぐなのに、力が入りません。
あまりに疲れて、上りの途中でしたが、バイクを降りてしまいました。
少し休んで息を整えます。止まっているよりノロノロでも走っているほうがマシだということに気付き、再びバイクにまたがります。
区間3からは、再び元気が蘇ってきました。170Wくらいでゴリゴリと進みます!
「6000mの壁」を乗り越えた!?
ゴールして「ドM級」のバッジが貰えるかもしれないと思うと、モチベーションアップ(笑)
ラストは本当に久しぶりにZone5まで突っ込みました。
84分00秒でゴール!
。。。が、期待していた「ドM級」のバッジは貰えませんでした。
うーーん、やはり思っていた回数ほどAlpeを上っていなかったようです。
それでも、エベレスティングまでは少なくともあと2本は上るので、そこでバッジを獲得できるのではないでしょうか?
しかし、もういい加減Alpeを上るのに飽き飽きしてきました、が、あと2.5本。。。
10. 突然の強制終了
6本目を終えて、時刻は昼の1時です。
ちょうど家族が外出から戻ってきて、皆でランチの時間になりました。
ランチを終えて、気乗りしませんが、気合を入れて7本目を走ろうと、ローラー台に戻ってみると。。。
なんと!
Zwiftのメインプログラムを動かしているandroidスマホの画面が真っ暗になっているではないですか!!
6本目を終えた時点から何も触っていないし、電源コードも抜けたりすることなく繋がっています。
もしかしたらズイフトアプリがクラッシュしてしまったのか!
スマホのボタンを押して画面を出そうとしましたが、何と、バッテリーが完全に上がっていて起動すらしません。
エベレスティングは一回のライドで完了させるのが必須条件なので、再起動させて再びライドしても、エベレスティングにはなりません。
ということは。。。
問答無用で、ここで私のエベレスティングの挑戦は失敗に終わりました。
ここまで9時間もかけて6,200mも上って、あと2,600mくらい上ればエベレスティング到達だったのに。。。
しかし、正直に言うと、そのとき沸き上がった感情は、「無念」ではなく、「安堵」でした。
もうAlpeを上らなくていいんだ。。。
今日の午後は家でユックリと過ごせる。。。
人間の感情は不思議ですね。
エベレスティングを再び挑戦するには、再びアルプを8.5回も上らなければならないのに、目の前の今、アルプに上らなくて済むということだけで、満足してしまうという。。。
そそくさとバイクを片付けて、洗い物を片付けてしまいました。
androidスマホがなぜ途中で突然バッテリーが上がってしまったのかはわかりません。
結局、androidスマホは再度充電させたら完全に復活したので、走行ログ(.fitファイル)もサルベージしてStravaにアップロードすることもできました。
ログの選択は、ZWIFTという文字を3回タップするという隠れコマンドを使います。
Stravaのデータを確認したところ、どうやら6本目のゴール後の下りの途中で切れてしまっているようです。
Stravaのデータ
まあ、とにかく、その日の午後は、Zwiftやる代わりにいろいろと楽しく過ごすことができたので、エベレスティング失敗に落胆することはありませんでした。
しかし、次にエベレスティングに挑戦するときは、おそらくAlpe du Zwiftではなく、ワトピア「Epic KOM」の途中、すり鉢状になっている箇所を利用(下る→勢いで上る→Uターン)の方法を使おうかと思います。
この方法なら5時間台で達成することも可能ということで、明らかに、Alpe du Zwiftより時間は節約できると思います。
まあ、今回の挑戦もすべてが無駄になったわけではなく、Alpe du Zwiftを6本上った分だけ、「ドM級」のバッジに近づいたわけだし、最軽量ホイールもゲットできたのですから。
そして、何よりも、Alpe du Zwiftを何本も上り、獲得標高が6000mを超えると、自分の身体がどうなってしまうのかがわかる良い経験になりました。
以前走ったブルべ600km(東京600ぐるっと安曇野)でも、獲得標高5,700mだったので、自分的には獲得標高の記録更新でした。
また気分が向いたらエベレスティングに挑戦したいと思いますが、その前に、Alpe du Zwiftを上り続けて、まずは「ドM級」のバッジを獲得することにします。
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