11月中旬の連休、思い立って、久しぶりのマウンテンバイクで里山ツーリングを堪能してきました。
いつもの町田市小野路地区の裏山コースは、これまでも何度も走ったコースです。
前回7月に訪れたときに走った新コースを激走、ダウンヒルの終盤にある難所のスイッチバックでは、2度の挑戦で派手に転倒してしまいましたが、3度目の正直でようやく克服できました。
適度なアップダウンと、オンロードとオフロードが交錯する変化に富んだコースで、秋晴れの絶好の天気にも恵まれて最高のライドでした。
最近はズイフトばかりで実走が少ないのですが、やはりMTBでオフロードを攻める楽しさは格別です。
コースルートは、小野神社近くにある「小野路宿里山交流館」をスタート/ゴールとして、小野山地区の名所や景観を回るハイキングコースを途中まで進み、その後はアップダウンの続くシングルトラックを進みます。
最近はズイフトばかりで実走が少ないのですが、やはりMTBでオフロードを攻める楽しさは格別です。
1. 町田市小野路地区
町田市小野路地区というのは、多摩丘陵のなかでも手付かずの大自然や昔ながらの風景が今でも色濃く残っている地域です。コースルートは、小野神社近くにある「小野路宿里山交流館」をスタート/ゴールとして、小野山地区の名所や景観を回るハイキングコースを途中まで進み、その後はアップダウンの続くシングルトラックを進みます。
町田市小野路地区
上の地図の赤い線の後半のルートは、友人が開拓した新しいルートです。以前のルートでは、途中でMTBを担いで階段を降りなけれならなかったのですが、このルートならば最後まで一気に走り抜けることができます。
前回までのコースはこちらの記事を参照ください。
コース前半はハイキングの散策路を一部通るので、マウンテンバイクでの通行ではハイカーに十分注意して、決して猛スピードで疾走などしないように留意する必要があります。
コースの後半はシングルトラックのオフロードで、段差や切り返しの厳しい場所もあるので、MTB中級の難易度です。
特に、コース最終箇所にダウンヒルのスイッチバック箇所があるのですが、ここでは2度のトライで派手に転倒してしまいましたが、3度目のトライでようやく乗り切ることができました。
荻生田牧場までの舗装路の上り坂は、以前よりも遥かにラクに上れるようになったことを実感、これは明らかにZWIFTのトレーニングで鍛えたおかげですね。
2. 新コースに挑戦
数日前に、ズイフトで自己ベスト更新したのですが、その疲れもあったのか、翌日の朝ランで太ももの筋肉を痛めてしまい、自転車を漕ぐこともできなかったのですが、今朝になって急激に回復したので、昼過ぎに思い立って友人とMTBで出かけることにしました。
今日は最高気温が20℃の予報で、11月下旬とは思えないほど暖かく、秋晴れの絶好のMTB日和りとなりました!
午後3時前にいつもの駐車場からスタート。
小野神社から、荻生田牧場まではいつものコースです。
荻生田牧場までの舗装路の上り坂は、以前よりも遥かにラクに上れるようになったことを実感、これは明らかにZWIFTのトレーニングで鍛えたおかげですね。
萩生田牧場を越えて、No.4の道標をを左折します。
ここから再び舗装路の上り坂です。
見晴らし台を越えた先の森林の入り口を右折します。
右折箇所
ここからは、友人が前に出て走ります。
左右に道が分岐、右を進みました(どちらも先で合流します)。
左右分岐
友人はMTBを長年乗っている達人なので、下りは猛烈なスピードで私はあっという間に取り残されてしまいます。
途中には倒木などがありますが、注意していれば問題はありません。
倒木
森を抜けると、見晴らしの良い場所(農園がある)に出ます。
見晴らしの良い場所
T字路で突き当りを左折します。
友人のMTBが噴き上げるダートの煙が逆光に照り返されてズイフトのオフロードレースを彷彿とさせます。
ダートの煙
No.6の道標を左折します。
No.6の道標を左折
黄色く燃えるような紅葉が西日に映えていい感じです。
夕陽に向かって疾走、サイコーの気分ですね!
地面がウェットのときは難所の上り坂も、今日は余裕でクリア。
雑木林の鉄塔横を通ります。
上り坂の途中で先頭交代。
坂を上った先のT字路を左に進みます(右に進むとハイキングコース)。
ここからが新しいコースです。
図師小野路歴史環境保全地域に隣接したエリアを走ります。
図師小野路歴史環境保全地域とは、東京都の条例によって自然の保護と回復を目的として指定されているエリアです。
図師小野路歴史環境保全地域
散策にあたっては、保全の主旨をよく理解し、地域内には個人の土地や、耕作地などもあるので、観察路以外は絶対に立ち入ってはいけません。
コースをしばらく進むと、上り坂を上がった場所に広場のような場所があり、そこに小野路城跡らしき木造の納戸?がありました。
小野路城跡(?)
鳥居門
コースの幅は広いですが、細かいドロップオフなどがあります。落ち葉で路面状況が良く見えずに怖い。。。
やがて、見通しの良い場所に案内図があるので、そこを斜め右方向に進みます。
斜め右に入る場所
ここでなぜかチェーンが落ちてしまい、小休止。チェーンを直して再び発進です。
緩やかなダウンヒル区間は、シングルトラックで見通しもあまり良くないのですが、路面状態が変化に富んだテクニカルな区間で、メチャクチャ楽しい区間です。
ほとんど手つかずの自然のなかを疾走するのは最高に気持ち良いものです。
下の動画をぜひご覧ください!
小野路ダウンヒル
途中には細かなドロップオフもいくつかあり、後継姿勢を保ったまま、後輪ブレーキを徹底して転倒しないようにクリアします。
オフロードのアップダウンが続くシングルトラックで、ハイカーはほとんど通りません。
3分間ほどのダウンヒルで、一般道に出ました。
新コースは転倒することなく無事にクリア!
3. 短い周回コース1回目
次は、一般道から国道をしばらく北上して、日大三高を過ぎて奈良ばい谷戸方面へのオフロードを右折します。
奈良ばい谷戸を通る短い周回コースを走ります。ここも後半はハイキングコースではない新
コースです。
短い周回コース
通り沿いに、夕陽に照らされた山腹の紅葉が映えて、とてもキレイでした。
奈良ばい谷戸方面へのオフロードは、いつもながらの里山風景で、ここが本当に町田市なのが信じられないほどの自然です。
奈良ばい谷戸方面への道
ハイカーとすれ違うときは、MTBを押して進みますが、ハイカーの方々はとても親切で、「こんにちは」と声を掛け合います。
この里山も、ススキが茂って、すっかり秋の景色ですね。
上り基調を進むのですが、こうして自然豊かな風景を見ながら進むと、上りの辛さもすっかり忘れてしまいます。
二股に分かれる個所を左に進みます。
しばらく上り坂を進むと、乗用車が轍にはまって動かなくなっているのをレッカーが助けているところに出くわしました。
自家用車が完全に道を塞いでいますが、作業の邪魔にならないように、MTBを押して脇を通り抜けました。
こんな狭い道だと乗用車も大変ですね。。。
上り坂を越えたところで鋭角に左に曲がります(直進すると、浅間神社までハイキングコースが続きます)。
ここからさらにしばらく上ると、シングルトラックの下り区間になります。
ここからの下り区間は、上り下りの緩やかな変化があって、個人的には小野路エリアで一番楽しい区間です!
鉄塔の横を越えて、ダウンヒルになります。
小野路ダウンヒル前半
後半のダウンヒルの終盤には、下りながら右に鋭く曲がる難所が控えていますが。。。私は無謀にもそこに突っ込んで、バランスを崩して転倒してしまいました!
小野路ダウンヒル後半(最後に転倒)
かなりの急こう配でトラック幅も狭く、車体を大きく右に旋回させるためにはカーブの手前でMTBを傾けてリーンアウトしなければいけなかったのですが、それが不足して突っ込んだため、バランスを崩してしまったのです。
幸いにも、身体には大したダメージもなかったのですが、もう少しでクリアできたので悔しい思いをしました。
4. 短い周回コース2回目
もちろん、短い周回コースを再チャレンジです。
で。。。再び同じ場所で今度は派手に転倒!
小野路ダウンヒル後半再挑戦(最後に転倒)
ジャックナイフでMTBが身体の前方に吹っ飛んでしまいました!
投げ出された身体は、幸いにも竹藪のクッションに助けられたので、怪我はありませんでした。
失敗の原因は明らかで、カーブに沿って入るべきところを、あろうことか、直進で最も急峻な場所を無理して突っ込んだためです。
己の大失敗に、落車して大笑いしてしまいました!
友人に助けてもらって藪のなかから引き揚げてもらいました。
5. 短い周回コース3回目
3度目の挑戦です!
今度は友人に先を行ってもらいました。
小野路ダウンヒル後半再々挑戦(ついにクリア)
そして、3度目の正直で最後のカーブをついにクリアしました!
これは嬉しかった!
できなかったワザやライドができるようになったときの快感が、MTBならではの醍醐味ですね。
6. ラストにもう一度新コース
難所をようやくクリアできて、大満足です。
ラストに新コースを途中から走ることにしました。
だいぶ脚が疲れてきましたが、ラストのダウンヒルを激走!
MTB達人の友人は下りを猛スピードで飛ばすので、追い付くのが大変でしたが、転倒することなく無事にダウンヒル走破しました。
走行距離:16.37km
実走時間:1:18:25
獲得標高:380m
平均心拍数:143
最大心拍数:171
今日はこれにて終了、結構走りました。お疲れさまでした!
いやー、やっぱりオフロードをMTBで疾走するのは楽しいですね。私はすっかりMTBにハマってしまいました。
7. 他人に迷惑をかけずに安全なMTBライドを
今日のMTBもハイカーとはほとんどすれ違うことはありませんが、たまーにすれ違うときは、MTBを止めて道を譲ることを心掛けています。
これは、東京のマウンテンバイク愛好家の人たちが数年前に策定した「MTB利用自主ルールブック」にも書いてあります。
「MTB利用自主ルールブック」とは、東京都が2014年11月に公表した「東京都自然公園利用ルール」の中に、MTBの利用禁止を示唆する表現が盛り込まれてしまい、MTB愛好者の有志が集まって話し合い、他人に迷惑をかけず東京都の自然公園を永続的に利用できるようにと、制作された小冊子です。
MTB利用自主ルールブック
(東京都マウンテンバイク利用推進連絡協議会より引用)
・登山道では歩行者優先
・歩行者とすれ違うときは自転車から降りて待機
・狭い場所での追い抜きは避け、一声かけて抜かせてもらう
と書いてあります。
ルールを守ってこれからも安全なMTBツーリングに徹したいと思います。
あそこの下りを乗車のままクリアできるとは…スゴいです!
返信削除Daiganさん、あの場所ご存じでしたか。ふじてん上級者コースのドロップオフを経験した直後だったので、「行ける!」と突っ込みました(笑)
削除小野路の山道は凹凸やコーナーがあって楽しいですよねー
返信削除自分も中2の時に初めて走って楽しすぎて高2になった今でもよく行きますw
にしても地元にMTB乗りの方が結構いてびっくりです。たまたま会ったことがないだけで結構走ってらっしゃるんですね(๑•ૅㅁ•๑)
小野路の山道は都心から近いMTBが堪能できる奇跡のような場所ですね。
削除おーまいがぁぁ!さんは中2からMTBで小野路とはスゴイ!
海外と比べると日本ではMTBはマイナーなスポーツですが、むしろそれが幸いして狭い場所でもトラブルが少ないのだと思います。
猛暑が過ぎたらまた小野路に行こうかと。。。どこかでお会いしたらよろしくお願いします。