映画『人狼ゲーム』は、トランプで遊ぶゲームを、密室に閉じ込められた高校生同士が命を賭けて戦う物語です。
低予算のB級映画の面白さ満載!!
こんな面白い日本映画があるとは、人生まだまだ捨てたものではありません。
この人狼ゲーム映画、2013年の本作から、シリーズ化されており、今では8作もリリースされています。
WOWOWでは、人狼ゲーム特集をやっていて、私は8作すべて観てしまいました(^^♪
- 人狼ゲーム (2013)
- 人狼ゲーム ビーストサイド (2014)
- 人狼ゲーム ラヴァーズ (2017)
- 人狼ゲーム ロストエデン (2018)
- 人狼ゲーム インフェルノ (2018)
- 人狼ゲーム プリズン・ブレイク (2016)
- 人狼ゲーム マッドランド (2017)
- 人狼ゲーム クレイジーフォックス (2015)
高校生が命をかけて戦う人狼ゲーム、命をかけてというより、殺し合いをします。
なぜなら、相手を殺してゲームに勝たないと、生き残って監禁されている施設から出れないからです。
人狼ゲームとは何か?
ゲーム参加者(普通は6~8人)が、村人陣営と人狼陣営の2つに分かれて、それぞれの陣営の勝利を目指して戦うロールプレイング型の対話ゲームです。
村人陣営は、人狼陣営(通常二人)をすべて殺すと勝利。人狼陣営は、村人陣営を残り二人まで殺すと勝利です。
誰がどの役割を担っているかは、本人以外には明かされないので、誰もが疑心暗鬼のまま、相手を信頼したり裏切られたりしてゲームが進みます。
良く中高生が、トランプのカードや最近だとスマホのアプリを使って遊んでいます。
もちろん、現実の世界では、相手を殺すのではなく、殺されたことになったメンバーはゲームから離脱するだけですが。
この映画は、それが、強制的に相手を殺さないといけないので、超コワーイ展開となります(ゲーム参加自体を拒否すると、首に埋められたチップが頸動脈を貫き死に至る)。
シリーズの後半になると、警察やゲームの首謀者なんかもチラチラ出てきますが、基本は、監禁された密室での高校生男女のストーリーがほぼ全てなので、その緊迫感はスゴイものがあります。
密室での人間同士の疑心暗鬼といえば、ジョン・カーペンター監督のSF金字塔『遊星からの物体X』があります。
『遊星からの物体X』が人間対(人間に乗り移った)エイリアンなのに対して、『人狼ゲーム』は、人間対人間なのがリアルです。
『人狼ゲーム』シリーズについては「映画「人狼ゲーム」シリーズ全作品感想とおすすめの観る順番を紹介」の記事を参照ください。
個人的には、この第1作と、第5作『人狼ゲーム インフェルノ』(劇場版)の出来が特に優れていると思います(一般的には第2作『人狼ゲーム ビーストサイド』が最高傑作との声が多い)。
米国のサイコスリラー映画で『ソウ』という傑作があって、あちらもシリーズ化(8作)しましたが、この『人狼ゲーム』シリーズの特徴は、主人公や登場人物が毎回ほとんど刷新なんですね。『ソウ』と『人狼ゲーム』は似たジャンルの映画ですね。
日本映画にも良いものがまだまだたくさんあるのですね!
『人狼ゲーム』は、私が2019年に観た100本の映画のベスト10のひとつです。
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