映画『シティ・オブ・ゴッド』は、ウッディ・アレン監督、スカーレット・ヨハンソンの美貌が冴えるサスペンス映画です。
もちろん、ウッディ・アレンならではの細工が随所に散りばめられた精巧なプロット仕掛けのストーリーになっています。
この映画の醍醐味は、「ウッディ・アレン監督にまた騙された!」と心地良い無念感に浸れることです。大抵の映画の筋などお見通しだと思う人でも、この映画のストーリー展開はなかなか先読みができないと思います。
最初に観たときは、久しぶりに主人公やその妻の言動や行動にドキドキハラハラさせられてしまい、久しぶりに純粋に映画を楽しめたという実感でした。
さして優秀とも思えない刑事が、夜中にハッとベッドから起き上がり、「そうだ!犯人は彼だ!」と見事な推理で真相を突き止めるものの、同僚の刑事から「指輪が見つかったから犯人は違う」と取り合ってもらえず、「やはりそうか。。。」と思い直してしまうシーンは爆笑でした。凡人の閃きは、世の中には認められないものなのですね。。。
ウッディ・アレン監督は、これまで膨大な数の映画(と24回!ものアカデミー賞ノミネート)を作っているのですが、過去発表した36本中30本がマンハッタン(ニューヨーク)を背景にしているのですが、この映画は初めて?ロンドンを舞台にしています。
スカーレット・ヨハンソン
また、この映画でもその美貌とフェロモンを振り撒くスカーレット・ヨハンソン。最近はアイアンマンやアベンジャーズといったアクションもので新たな活躍分野を開拓していますが、官能的な女優という役柄ではこの時期が最高でした。
個人的には同時期の「真珠の耳飾りの少女」や「ブーリン家の姉妹」が良かったです。
『マッチ・ポイント』は、私が(2000年以降)観た映画のベスト10のひとつです。
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