映画『シェイプ・オブ・ウォーター』は、2017年最大のヒット作品のひとつです。
発話障害を持つ孤独な女性と、アマゾンの奥地で生け捕りにされた半魚人の淡いラブストーリーを描いたファンタジーです。
この作品で監督賞と作品賞を受賞した監督のギレルモ・デル・トロは、『ホビット』シリーズが有名ですが、ファンタジー映画の隠れた名作『パンズ・ラビリンス』は私の個人的にはギレルモ・デル・トロのベスト作品です。
なので、本作も同じファンタジー映画として、観た後は幸せな気分になれること間違いなし。
史実に基づいた映画や、社会を鋭く批判した映画ももちろん良いのですが、空想の世界ならではのファンタジーは、映画しか具現化することができない貴重なジャンルだと思います。
ファンタジー映画といえば、テリー・ギリアム監督(『未来世紀ブラジル』『フィッシャー・キング』)が描く、愉快と恐怖が奇妙に同居する世界観が個人的には好みです。
また、『シェイプ・オブ・ウォーター』は、舞台が1960年代のアメリカの古びた映画館なので、私の世代では、観ているとノスタルジーに浸ることができます。
『シェイプ・オブ・ウォーター』は、私が2019年に観た100本の映画のベスト10のひとつです。
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