映画『シェイプ・オブ・ウォーター』:アカデミー賞4部門受賞、幸せな気分に浸れるファンタジー名作

映画『シェイプ・オブ・ウォーター』は、2017年最大のヒット作品のひとつです。



2017年のアカデミー賞で作品賞、監督賞、作曲賞、美術賞の4つを受賞。同じく2017年のヴェネツィア国際映画祭で最高の金獅子賞を受賞した、まさに「面白くないはずがない」作品です。

発話障害を持つ孤独な女性と、アマゾンの奥地で生け捕りにされた半魚人の淡いラブストーリーを描いたファンタジーです。

この作品で監督賞と作品賞を受賞した監督のギレルモ・デル・トロは、『ホビット』シリーズが有名ですが、ファンタジー映画の隠れた名作『パンズ・ラビリンス』は私の個人的にはギレルモ・デル・トロのベスト作品です。

なので、本作も同じファンタジー映画として、観た後は幸せな気分になれること間違いなし。

史実に基づいた映画や、社会を鋭く批判した映画ももちろん良いのですが、空想の世界ならではのファンタジーは、映画しか具現化することができない貴重なジャンルだと思います。

ファンタジー映画といえば、テリー・ギリアム監督(『未来世紀ブラジル』『フィッシャー・キング』)が描く、愉快と恐怖が奇妙に同居する世界観が個人的には好みです。

また、『シェイプ・オブ・ウォーター』は、舞台が1960年代のアメリカの古びた映画館なので、私の世代では、観ているとノスタルジーに浸ることができます。

『シェイプ・オブ・ウォーター』は、私が2019年に観た100本の映画のベスト10のひとつです。

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