来月のフルマラソン大会の準備のため、今日は早朝から30kmの試走をやってみました。
30kmを走るのは1年ぶりです。
最近、ランの調子が良かったので、30kmくらいなら意外にあっさりと走れるのでは?と楽観視していました。
結果は。。。
10kmまではキロ5分26秒で余裕でしたが、15kmくらいから早々に両ひざが痛み出し、スピードがみるみる減速、25km以降は、キロ6分を切ることさえできないレベルまで失速し、ラストはフラフラになりながらのゴールでした。
まさかの結果に茫然自失です。
こんな体たらくでは、サブフォーや自己ベスト更新はおろか、完走もままなりません。
おまけに、30km走ったあとに帰宅してゆっくり風呂に入ったにも関わらず、脚のむくみが取れず、頭はガンガン痛いし、悪寒まで感じて最悪の体調となってしまいました。
フルマラソン、ハッキリ言って甘く見ていました。。。
本番まであと1か月を切っているので、今さらジタバタしても仕方ないのですが、これは大変マズい状況です。
エントリーしたのは、2021年3月27日(土)に開催予定の、第2回 東京・葛飾ウルトラマラソン&フル という大会です。
荒川沿いの堀切水辺公園をスタートして、10周回します。
大会のメインはウルトラマラソンですが、フルマラソンも同時開催で、都内から気軽に参加できるのが魅力ですね。
私が最後にフルマラソン大会に出場したのは、2009年の第29回つくばマラソン(2009年11月22日)、実に12年前のことです。
そのときは、フルマラソン2回目で、タイムは3時間56分06秒(ネット)、目標のサブフォーを達成しました。
それ以降、フルマラソン以上の距離を走った大会は、アイアンマンジャパンのランパート(42.195km)、ウルトラマラソン(第4回所沢ロードtoモーニング、90kmを12時間00分00秒)、そして第1回FunTrails FT50トレラン(50km)と、わずか3回(すべて2015年)です。
大会以外では、2018年の山の手線一周マラソンと顔マラソン、そして2019年末の一人箱根駅伝で、それぞれ42.195kmを走りました。
フルマラソンは私は大の苦手です。
というのも、初フルマラソンの第3回湘南国際マラソン(2008年11月16日)では、ゴール直後に悪寒で動けなくなり、病院に搬送、点滴を受けるという悲惨なデビューだったからです。
翌年にリベンジで走ったつくばマラソンでも、サブフォーを達成したものの、ラスト10kmは地獄のような苦しみを味わい、すっかりフルマラソン嫌いになってしまいました。
ハーフマラソン、フルマラソン、そしてウルトラマラソン
ところが、最近、マラソンのタイムが突然良くなってきて、10kmをキロ4分台で普通に走れるスピードがついたので、苦手のフルマラソンに再挑戦するなら今しかないと出場を決めました。
2. 30km試走
2.1 スタート~10km
フルマラソンの準備として、レースペースでの30kmの試走を本番3週間前までに経験しておくのが良いと、「フルマラソン1ヶ月前からの練習について考える」という記事で読んだので、早速、試走を行いました。
日曜日の早朝の、気温が低く、また河川敷に人がまだ少ない時間帯に走り出しました。
これといった準備もしませんでしたが、ウエストポーチに若干の補給食を入れ、胸部には摩擦ずれを防ぐためのシャモアクリームを塗りました。
30kmのルートは、自宅から近い多摩川河川敷を1周するルートをStravaで作成したものです。
上野毛駅をスタート、多摩川河川敷を大田区の多摩川大橋まで下り、橋を渡って神奈川県に入り、そこから今度は登戸駅近くの多摩水道橋まで上り、橋を渡って再び東京に戻り、二子玉川駅までの30kmコースです。
途中には信号がほとんどなく、サイクリングロードを走るので安全なルートです。
朝6時30分に自宅をスタート、いつもの早朝ランのコースです。
朝焼け
冷え込んでいますが空気が澄んでいて気持ち良いです
Tamazon
序盤は私がTamazon(多摩ゾン)と呼んでいるワイルドなオフロードを走ります。遠くに見えるのは武蔵小杉のマンション群
丸子橋
5kmほど走ると、丸子橋(大田区)が見えてきました
ガス橋
丸子橋を超えてガス橋を通過する頃にはすっかり明るくなりました。今日は雲一つない快晴です
ガス橋
ガス橋を通り過ぎて、第二京浜の多摩川大橋を渡ります
多摩川大橋
このあたりは多摩川の川幅がとても広いですね
多摩川大橋
遠くには冠雪した富士山が望めます
富士山
神奈川県に突入
多摩川大橋
橋のたもとに休憩所があり、そこの水道を利用して給水
休憩所
ちょうどスタートから10kmです
キロ5分26秒、ムリして飛ばさずいいペースです。脚も何の問題もなし
休憩所で給水、そして補給食のせんべい若干を食べました。
2.2 10km~20km
ここからは神奈川県側の河川敷を北西に向かって走りますが、向かい風で結構走りにくい。。。グローブをしていても両手は寒さでかじかんできました
月例川崎マラソン
古市場競技場では、「月例川崎マラソン」のテントの設営が始まっていました。今日はマラソン大会の日だったんですね(オフィシャルサイトは
こちらです)
「月例川崎マラソン」(1,3,5,10km)は、私も以前参加したことがありますが、とてもアットホームな雰囲気の大会でおススメです。
ガス橋
再びガス橋を神奈川県から東京側を、キヤノンの本社ビルが見えますね
ガス橋を超えたあたり、スタートから12kmくらいで、早速両脚の膝に違和感が。。。
新幹線の高架
丸子橋あたり(15km地点)で、脚の違和感が痛みに変わってしまいました
丸子橋
幸いなことに、向かい風はやや収まってきました
河津桜
河川敷沿いの河津桜が満開でした
amazon
第3京浜の近くには、アマゾンの巨大な配送センターがあります
二子橋
二子橋付近を通過、17km地点
二子橋
このあたりになるとキロ5分50秒くらいまで減速してしまいました
20km地点手前で給水所を発見、給水と補給食、そしてトイレを済ませました
10分ほどの休憩になりました
リフレッシュして再スタート!
2.3 20km~30km
多摩川の水辺に、野生の真っ白なサギたち
自然は美しい。。。
休憩後はペースが戻ったものの、しばらくすると、再びキロ5分50秒まで落ちてしまいます
もはや脚の踏ん張りでスピードを維持できません
21.1km(ハーフマラソンの距離)を通過、1時間55分43秒、キロ5分28秒の凡庸なタイムでモチベーションがダウン
しかし、ペースダウンはここからいよいよ酷くなってきます
東名の高架までが果てしなく感じられました。。。
そこから登戸の多摩水道橋までは、もうヘロヘロ状態
息はそれほど上がらないのですが、両脚が棒のように感じられ、膝の痛みがいよいよ酷くなってきました。
多摩水道橋
多摩水道橋で24.5km地点を通過、ゴールまで5.5kmですが、ここからが長い!
多摩水道橋
橋を渡って東京側に戻ります
ここでスマホが電池切れになってしまいましたが、しばらく日光に当てて暖めたところ何とか復活
東名の高架まではサイクリングロードが工事中なので、オフロードを走りました
逆風から順風になったものの、もはやキロ6分を切ることさえできません
もはや走るゾンビと化してしまい、ただただツライだけ。。。着地するごとに両脚にかかる衝撃で痛みが走ります
東名の高架にやっと辿り着きました!
普段のランコースに入ったところの自動販売機でカフェラテを購入、たまらず休憩を取ることに
ちょうどCoke ONというアプリでゲットした累計歩数の特典クーポンを使いました。
この冷たいカフェラテが美味い!本当に生き返りました
富士山
富士山が見事ですね
富士山
結局、ここでも10分くらい休憩を取ってしまいました
27km地点、ペースは5分31秒まで落ち込みました
ここまでの不甲斐ない走りで、来月のフルマラソン大会のタイムはもはや絶望的
まさかまさかの30km未満で、これほどまでに脚がやられるとは。。。
ちなみに、12年前(2009年)のつくばフルマラソンでは、30km地点を2時間40分(キロ5分20秒)というハイペースで脚の膝の痛みもなく通過しています。
再び走り出し、いつものジョギングコースをただひたすら忍耐で走ります。
残り2kmは、もう筆舌に尽くしがたいほどの苦痛で、とにかく1秒でも1mでも早く走り終えたい気持ちだけでした、情けなくも。。。
そして。。。二子玉川駅前の「すき家」の手間でちょうど30km完走となりました。
距離: 30.01km
標高: 138m
走行時間:2時間48分14秒
経過時間:3時間20分22秒
ペース: 5分36秒/km
平均心拍数:162bpm
カロリー: 2339kCal
「すき家」までのラスト1kmが果てしなく長く感じるほど弱り果てました。
「ああようやく終わった。。。」
たかだか30kmの試走で疲労困憊してしまった自己嫌悪と、5年前に30kmをらくらく走っていた自分への畏怖の念が湧き上がりました。
「すき家」の店内に入って、「すき焼き丼たまごセット」を注文(スマホの電池残量1%でした)
すき焼き丼たまごセット
冷え切った身体に染み入るようで美味かった!!!
今日は補給食が全く足りず、朝食も大して摂らず、走っている最中に空腹感が強かったので、ハンガーノックだったかもしれません。
やはり30kmとなると、補給食はしっかりと計画しないとダメですね。
以下は1キロごとのスプリットです。
ペースが著しく低下したのは25km地点以降で、キロ6分を超えてしまっています。
前半の貯金のおかげで平均5分36秒/kmですが、休憩も含めると、平均経過ペースは6分40秒/kmと、まったく話にならない遅いペースでした。
今回の30km試走の結果では、フルマラソンは到底サブフォーどころか、完走できるかどうかさえ怪しいものです。
Stravaの試走前のFitness & Freshnessを見ても、疲労47、フォーム+1と、コンディションは決して悪くなかったはず。
StravaののFitness & Freshness(試走前)
今回の30km試走1回で、疲労は一気に82まで増加。
StravaののFitness & Freshness(試走後)
12年前のサブフォーのときは、体重60.9kg、体脂肪率11.8%で、現在の体重61.0kg、体脂肪率13.0%とほぼ同じです。
年間走行距離も1000kmと変わらず。
唯一大きな違いと言えば、12年前の年間平均ペースは5分21秒と史上最速でした(。
帰宅後に、ゆっくり風呂に入ったにも関わらず、脚のむくみが取れず、頭はガンガン痛いし、悪寒もするし、腰痛は再発するし、最悪の体調となってしまいました。
うーーむフルマラソン侮ることなかれ(笑)
反省点としては、
- 事前にしっかりと食事を摂り、補給食も多めにハンガーノックを避ける
- なるべく脚に負担のかからないピッチ走法に努める
くらいしか思い当たりません。
過去12年間、毎年1000km走ってきたトレーニングは一体なんだったのか?(笑)
大会まで残り1か月を切って、万事休すという感じです。。。
(2021/03/02 追記)
30km試走の疲れは翌日まで残り、筋肉痛と身体のだるさが続きました。
で、翌々日にアクティブリカバリーで早朝10kmを走ったところ、膝の痛みもあり、前半5kmはキツかったものの、徐々に復活、結局平均キロ5分31秒でした。
まず、試走の失敗を踏まえて、前半はキロ5分35秒くらいにスピードを抑えて、後半もイーブンペース、あわよくばネガティブスプリットを狙います。
目標タイムはあくまでサブ4ですが、もし余裕があれば自己ベスト(3時間56分06秒)の更新を狙いたいですが、現実的にはムリでしょう。
補給をしっかりとるために、アミノバイタルを数本携行する予定です。そのためにマルチポケット付きのランニングパンツをAmazonで買いました。
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