今日は神奈川県横須賀市の「ソレイユの丘」で開催された、SPARTAN
RACE(スパルタンレース)に参加してきました。
梅雨入りで雨続きにも関わらず、レース当日はまさかの最高気温30度越えのドピーカン!
まさに灼熱地獄のスパルタンレースとなりましたが、トラ仲間たちと一緒に無事完走。
5kmのコースに20個の障害物が待ち構えるSPRINT(スプリント)でしたが、いやはや、想像を超える過酷の楽しいレースでした。
無事に帰宅してこうしてブログを書いていますが、腰が完全に逝ってしまい、アイシングで応急処置中(笑)
会場は、4000人を超える参加者の熱気で大盛況でしたが、スパルタンレースがこれほど人気なのが良くわかりました。
以下大会のレポートです(腰が痛くてツライ。。。)
0. SPARTAN RACE(スパルタンレース)
SPARTAN
RACE(スパルタンレース)は、世界42か国で参加者数100万人以上、年間観客者数30万人以上と世界最大の参加型障害物レースです(以下SankeiBizの記事より引用)。
本国アメリカでは、NBCのゴールデンタイムでも放送されるなど注目を集めており、その人気は世界に広がり、ヨーロッパ諸国そして、アジア圏においても日本をはじめ、韓国や中国、香港、台湾、タイ、シンガポール、マレーシア、フィリピンでレースを実施しています。
(引用おわり)
日本国内では、今回のレースが12回目だそうです。
2020年はコロナの影響で開催が見送らたので、2019年9月以来の開催となりました。
レースの種類は主に、スプリント(5km)、スーパー(10km)、ビースト(20km)に分かれており、それぞれ20-30個の障害物が設置されています。
今回のYOKOSUKA(ソレイユの丘)で開催されたレースカテゴリーは、5kmのコースに20個の障害物が待ち構える「SPRINT(スプリント)」と、子供向けのキッズレースの
2種目です。
各障害はレース参加者同士で助け合うことが許されておりますが、クリアできない場合バーピージャンプ(スクワット・腕立て・ジャンプを1セットとして連続して行うトレーニング)を規定回数しなければなりません。
ペナルティのバーピージャンプの規定回数は、通常は30回なのですが、スパルタンレース初参加の出場者に限って10回でOK(Openクラスのみ)というルールでした。
ソレイユの丘は、以前子供たちが小さかったときに何度か遊びに来たことがあります。
が、まさかこうして、スパルタンレースに出るために再び訪れることになろうとは(笑)
入口を入って観覧車の方に進みます。
最近ずっと雨ばかりだったのに。。。今日は素晴らしい快晴に恵まれました!
以下がコースマップです。
レース会場に到着、スパルタンレースに出る人、人、人。。。
レジストレーションの長ーーい行列に驚きました。スパルタンレースは大人気のようです。
参加者は特に20代や30代が目立ちました。特に女性が多いのにはビックリ。しかもみな女子力強い。。。
用紙を提出して、レースキットを受け取ります。キットには、計測用バンドとヘッドバンドが入っています。
20個の障害物は以下のとおりです。
- O.U.T.(壁超え)
- 6ft wall(182cmの壁越え)
- Slip wall(ロープで壁よじ登り)
- Hurdles(バー越え)
- Atlas carry(玉運び)
- A frame cargo(櫓越え)
- Vertical cargo(垂直壁越え)
- Sand bag carry(砂袋運び)
- Multi rig(リング雲梯)
- Plate drag(プレート引寄せ)
- Monkey bar(雲梯)
- Barbed wire crawl(ほふく前進)
- Hercules hoist(吊上げ)
- Rope climb(ロープ上り)
- Spear throw(槍投げ)
- Bucket carry(バケツ運び)
- Z wall(ボルダリング)
- Inverted wall(こむら返し壁超え)
- 4ft wall(120cmの壁超え)
- Fire jump(火のジャンプ超え)
スタート地点では、ウェーブスタート方式で超盛り上がります!
「Who am I ??」
「I'm Spartan !!」
「What is your profession ??」
「Aroo! Aroo! Aroo!」
予定の12時45分にスタート! 以下は、30種類の障害物の詳細レポです。
1. O.U.T.
3つの壁を超えます。最初は上、次は下、最後は間という具合(Over Under Through)。
序盤なので、まだ余裕があります。
助走をつけて勢いで上りますが、意外にキツイ。
3. Slip wall
ロープを使って壁をよじ登り、そのあとはステップを降ります。
太陽が照り返して暑い。。。
ロープでよじ登ることができれば、降りるのは問題ありません。
4. Hurdles
バーの上を超えるのですが、結構高くて大変。
5. Atlas carry
100ポンド(約45kg)の重さの地球儀のような丸い石の玉を持ち上げてフラッグまで往復して運びます。
これ、相当重いっス。。。腰にかなりマズい。
6. A frame cargo
大きな櫓のような建造物を上り下りします。
櫓の上は涼しい風が吹いていて爽快でした
かなり高いので、高所恐怖症だとキツイですね。でなければ大丈夫。
今度は垂直な壁を上り下りです。
これは意外にやさしいかもしれません。
8. Sand bag carry
40ポンド(約18kg)の砂袋を担いで、370mもの距離を歩いて運びます。
これは正直キツかった。。。肩に食い込む重さで、汗がしたたり落ちる。。。
途中で体勢を変えたりしながら耐え忍ぶしかありませんね。
9. Multi rig
リングを握りながら進むヤツです。
出来ると思ったのですが、全然ムリ。。。もうこのあたりまで進むと、体力の消耗が激しくなってきます。
罰としてバーピージャンプ10回(笑)
重りの乗ったプレートをロープを使って引きずり寄せます。重りは男性は2個(40kg)、女性は1個(20kg)。
ただでさえメチャ重いのに、途中にご丁寧に段差が設けられていてそれを越さなければなりません。
畑を耕す馬でもないし、こんなのできるか!
足腰だけでなく、握力も失われて、身体の至るところにじわじわとダメージが蓄積していきます。
11. Monkey bar
公園によくある雲梯(うんてい)ですが、バーの間隔の広さがハンパありません。
上半身裸のマッチョな兄ちゃんが、両手を同時に離すアクロバティックなやり方でクリアして、喝采を浴びていました(下の動画)
私もトライしましたが。。。
こんなのできるかい!!(笑)
有刺鉄線の下をほふく前進で進みます。
私はあっさりスイスイと進んでゴールしました。なぜだろう。。。
しかしみな泥だらけで楽しそうですな(笑)
13. Hercules hoist
40ポンド(約18kg)の重りをロープを使って吊り上げます。
1人では到底ムリなので、ここはチームワークで無事クリア!
14. Rope climb
ロープでよじ登るというシンプルなものです。
が。。。もはや握力はゼロ、ロープを踏ん張る脚も攣りそうで力が入りません。。。
15. Spear throw
シンプルな槍投げです。
体力的には何ら問題はないものの、的に刺すのはなかなか難しい。結局刺さらずバーピー(笑)
16. Bucket carry
40ポンド(約18kg)のプラスチックの樽を運ぶ苦行アイテム(笑)。
男性は黒い樽、女性は赤い樽ですが、初参加の場合は男性でも赤い樽でもOKということでした。
私は重い方の黒い樽で、歩き始めて激しく後悔。赤にすればよかった。。。
ソレイユの丘の畑のなかを延々と370m。。。どんだけ歩かされるのか!
腰が逝きそうになっているところに、この苦行は堪える。。。この時がスパルタンレースのキツさのピークでした。
Bucket carryを終えると、特設会場を後にして、会場本部の近くに移動しました。
今日はサイコーの天気ですね
ソレイユの丘から横須賀湾を望むことができました。
17. Z wall
要はボルダリングですね。
普段ならなんてことないのですが、両脚を攣ってしまった状態では、私は一歩も前に進めず、バーピー(笑)
18. Inverted wall
終盤にこのアイテムはキツイ!
頑張ってウォールのトップを手でつかめても、身体を持ち上げられない。。。これは皆苦労していましたね。
19. 4ft wall
序盤と同じ低い壁を超えるヤツ、最後のボーナスでしょう、これは無事にクリア。
長かったスパルタンレースもいよいよ大詰め。
ゴールゲートの前の火の上をジャンプして超えます。
ラストはチーム4人一緒になってジャンプ!
ゴールの時刻は午後2時06分、スタートしてから1時間21分でした。
お疲れさまでした!
21. ゴールとまとめ
ゴールすると、記念に完走メダルと完走Tシャツがもらえます。
ドリンクも補給して、ようやく一息
こうして無事にスパルタンレースを終えることができました。
スパルタンレース、予想以上にキツかったですが、予想以上に楽しめました!
参加している選手たちもみな、童心に戻ってこのレースを心から楽しんでいる雰囲気でした。
スパルタンレースは参加者みんなが楽しめるのが一番という雰囲気があって、レースを終えた選手たちもみな満足そうな表情。
今回は灼熱のレースとなって体力消耗が激しく、普段使わない筋肉を酷使したこともあって、後半の障害物アイテムはほとんどクリアできずにバーピーしまくりでしたが、次の機会があれば、今回クリアできなかったアイテムに挑戦したいと思います。
今日のスパルタンレースの参加者は4,000人(エリート/エイジの部が1,000人、オープンの部が3,000人)だったそうですが、会場内のコロナ感染を防ぐ対策は万全を期していたと思います。
また、想定以上の真夏日で、熱中症で倒れた選手もいたようですが、救急のスタッフはたくさん見かけ、ドリンク補給もアルコール洗浄も至るところで実施されていたので、運営は非常にしっかりしていたと思います。
給水ポイントは多い
明日から東京は4度目の緊急事態宣言になりますが、今回のレース運営事務局や関係者の方々の尽力には心から感謝です。
次回の国内スパルタンレースは、新潟県「GALA湯沢スキー場」で2021年9月18日・19日に開催されます(
Sankei Bizの記事より)。
「GALA湯沢スキー場」でのレースは、日本初開催となるTRIFECTA
WEEKENDとして、BEAST(25km・30障害物)・SUPER(10km・25障害物)・SPRINT(5km・20障害物)の3つのレースカテゴリーが、9月18日(土)・19日(日)の週末に行われます。
BEAST(25km・30障害物)全30種の詳細は
こちら。これはマジでキツそうだ。
(2021年7月13日 追記)
スパルタンレースの体験ブログが続々とアップされています。多くは20~30代の若い世代のレポ、ブログ文化もまだまだ健在ですね!
さいごに。。。今日のスパルタンレースで、持久系/耐久系スポーツ全23種目のうち9種目をクリアしたことになります。
生涯に全23種目をクリアするためには、残りあと14種目(笑)。
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