今年もNFL (National Football League)
のレギュラーシーズン開幕がいよいよ9月9日【日本時間10日(金)】に迫りました。
前回のスーパーボウルは、トム・ブレイディ率いるタンパベイ・バッカニアーズが史上初の本拠地開催での優勝と、QBのトム・ブレイディは7度目のスーパー制覇という、まさにスポーツ史を塗り替える大偉業が達成されました。
あれから8か月、今年も待ちに待ったNFLのシーズンが開幕します!
全32チーム中、どのチームが注目か?、どの選手が注目か?
プレイオフに進出するのはどこか?スーパーボウルを制覇するのはどのチームか?
有難いことに、CS放送の日テレジータスが無料放送の日に放送していた「NFL開幕直前スペシャル」(前編・後編)の合計3時間をバッチリ観ることができました!
以下では、その「NFL開幕直前スペシャル」の情報をベースに、NFLの2021年シーズンをプレビューします。
2020年シーズンのハイライトは何と言っても、トム・ブレイディ率いるタンパベイ・バッカニアーズが、パトリック・マホームズ率いるカンザスシティ・チーフスを破ってスーパーボウル優勝(史上初の本拠地開催での優勝)したことでした。
タンパベイ・バッカニアーズ 31 - 9 カンザスシティ・チーフス
トム・ブレイディ自身はなんと7度目のスーパー制覇という、スポーツ史上に残る金字塔を打ち立てたことでした。
ブレイディはスーパーボウル7度目の制覇で、マイケル・ジョーダンのNBA6度の優勝を上回り、すべてのメジャープロスポーツ史上最高の記録を樹立。
スーパーボウルの歴代優勝回数でも、NFLの全チームを上回りました 笑
GOAT(greatest of all
time=史上最高)と称されるQBブレイディがこの試合で達成・更新した主な個人記録は次の通り(BBM Sportsより引用)
・スーパーボウル個人最多出場(10回)
・スーパーボウル個人最多勝利(7勝)
・最年長スーパーボウル勝利選手(43歳188日)
・最も長いスパンで、スーパーボウルに勝利(19年)
・スーパーボウルMVP最多選出(5回目)
・ポストシーズン最多試合出場(45試合)
・ポストシーズン個人最多勝(34勝)
・ポストシーズン通算最多パスTD(83)
・ポストシーズン通算最多パス獲得ヤード(12449ヤード)
。。。どの記録も凄過ぎて、もはや実感が湧きません 笑
スーパーボウルの試合内容自体は、マホームズのロングパスを取り損ねたWRタイリーク・ヒルや、第4クオーター終盤で奇跡の捨て身TDパスを取り損ねた(誰だっけ?)とか、チーフスが不調でした(チーフスのTDゼロ)。
バッカニアーズの強力ディフェンスラインと、主力選手を怪我で欠いたチーフスのオフェンスラインの差が全てだったと思いますが、ゲーム展開自体はつまらないス-パーボウルでした。
2. 2021年シーズン開幕
2021年シーズンは、9月9日(木)【日本時間10日(金)】にいよいよ開幕します。
そして、2022年2月13日(日)【日本時間14日(月)】に、第56回スーパーボウルが、ラムズの本拠地カリフォルニア州イングルウッド「ソーファイ・スタジアム」で開催されます。
今シーズンから、レギュラーシーズンの試合数が1チーム16試合から17試合に増えるのが大きな変更点です。
さて、今年は果たしてどうなるか?と気分も盛り上がるなか、いきなりバッドニュースが。。。
なななんと!
30年以上毎シーズンNFLの試合を録画放送してきたNHKのBS放送が、今シーズンから放送を打ち切ってしまったと!
日本ではマイナー過ぎるスポーツなので、いつかこんな日がやってくるのではと恐れていたことが現実に。。。
私がNFLにハマったのは、今から30年近く前、ニューヨーク在住時の1993年に、ニューヨーク・ジェッツ対ダラス・カウボーイズの試合をジャイアンツスタジアムで観戦したのがきっかけでした。
以来、毎シーズン欠かさずNFLを観続けてきました。
多い時は年間100試合以上観ていたので、これまでにおそらく1000試合は観戦(うち20試合くらいがスタジアム観戦)したと思います。
その1000試合の大部分は、NHKのBS放送でした。
最近は観る頻度は大分減ってしまったのですが、それでもプレーオフの試合は全試合欠かさず見ており、もちろん、スーパーボウルは毎年欠かさず観戦していました。
そのNHKのBS放送が打ち切りとは。。。
これで、無料でNFLを観れるのは、日テレの「オードリーのNFL倶楽部」でのハイライト映像しかなくなってしまいました。。。
「オードリーのNFL倶楽部」
もちろん、NFLのゲームパスを契約すれば、全270試合をすべて観ることができます。
しかし、NFLのゲームパスは、26,450円の年会費が 笑
一方、CS放送の日テレG+を契約すると、スカパーの基本料金とあわせて合計で月額1,419円、NFLシーズンの9月から2月まで6か月間契約すると、8,514円。
うーーん、敷居は高い
。。。と悩んでいたら、A8.netのセルフバックがあることを思い出しました!
スカパー!新規加入
これなら、日テレG+を6か月契約しても、8,514円 - 6,000円 = 2,514円で済みます。
さっそく、A8.netのセルフバックで申し込みました(A8.netのセルフバックについては以下をご参照ください)。
3. NFL開幕直前スペシャル
有難いことに、CS放送の日テレジータスが「NFL開幕直前スペシャル」(前編・後編)を無料放送の日(9月5日)に再放送してくれました。
おかげで、合計3時間しっかりと観て、今期のプレビューはバッチリです!
以下では、番組に出演した4名のNFLに超詳しい実況解説者の方々の「スゴイ選手トップ10」を中心に、。
豪華ゲストは、
森清之さん - 東大アメリカンフットボールHC、日本アメリカンフットボール協会常務理事
村田斉潔さん - 龍谷大学アメリカンフットボールHC
有馬隼人さん - フリーアナウンサー、アサヒビールシルバースターHC/元QB
近藤祐司さん - スポーツキャスター、元立命館大学パンサーズDB/SS
コージ・トクダさん - イコールワン福岡SUNS DL
の5名。
みなさんNFLについてはさすがにムチャクチャ詳しいです!
[有馬隼人さんが選出するスゴイ選手トップ10]
注目選手は、10位のザック・マーティン(OL)カウボーイズ
昨年は怪我で出場機会が少なかったが、今年はカウボーイズのオフェンスの要になりそうです。
超大型新人マック・ジョーンズ(QB)ペイトリオッツ
アラバマ大学のQBマック・ジョーンズは、ペイトリオッツがを2021年NFLドラフトの全体15位で指名した選手です。
有馬さん曰く、マック・ジョーンズは新人にも関わらず、プレシーズンを見ると、すでに完成系の選手だそうです。
ベリチックHCの監督下、ブレイディ王朝を引き継ぐフランチャイズQBに成長するでしょうか?
キャム・ニュートンとの先発QB争いをしていたのですが、この放送収録後に、なんとキャム・ニュートンがペイトリオッツから放出されてしまいました!
キャム・ニュートンは、元パンサーズQBで2015年のMVPでもあったんですよね。。。NFLの世界はキビシイ。
キャム・ニュートンがどのチームに落ち着くのかも気になりますが、先発が確定したマック・ジョーンズがどこまで躍進するのか、大いに注目です。
3位:ジョージ・キトル(TE)フォーティナイナーズ
ドラフト5巡にも関わらずナイナーズのスーパー出場に貢献するなど大活躍している選手です。
去年は怪我で休みが多かったですが、今年は期待できそうです。懸念は、ナイナーズのオフェンス力(QBはガロポロかトレイ・ランスか?)がどうか。。。
2位:ダバンテ・アダムズ(WR)パッカーズ
アーロン・ロジャーズのメインターゲット。ロジャーズが活躍する限り去年と同じような成績を残してくれそうです。
が、ロジャーズはオフシーズンに結婚して生活環境が変わったことや、チームとの不許和音が囁かれているという不安材料もあります。
1位:トラビス・ケルシー(TE)チーフス
ケルシーは鉄板ですね。パス、ブロッキング、スペシャルプレー、人格。。。すべての面で文句なし。
[近藤祐司さんが選出するスゴイ選手トップ10]
今年ジャガーズに入団の新人QBです。ドラフト全体1位指名。
クレムソン大学時代にはハイズマン賞の投票で、アラバマ大学のWRデヴォンタ・スミスに次いで2位となりました。
懸念点は、スローイングが大きいので、果たしてクイックリリースができるかどうか。
昨季1勝15敗の弱小ジャガーズ躍進のカギとなるか?
3位:タイラン・マシュー(S)チーフス
ボールがあるところに必ずいる存在。体は小さいが嗅覚は格別、気性は激しい。リーダー的存在になりつつあるそうです。
2位:アーロン・ドナルド(DT)ラムズ
外からラッシュではなく真ん中から突破するという爆発力。周囲のディフェンス選手が活躍するという副次的効果もあります。
7年間で6シーズンフル出場(怪我がほとんどない)、毎年平均12サック以上というとんでもない成績を残しています。
1位:トム・ブレイディ(QB)バッカニアーズ
ブレイディについてはもう何も言う事はありませんが 笑
TikTokに投稿されたこの映像が話題になりました。スゴイ。。。
バッカニアーズは去年のスーパーボウルのメンバーが全員残っているという稀に見る状態なので、今年も優勝最有力候補です。
注目選手は5位のジョー・バロウ(ベンガルズ)。
ベンガルズはWR陣が充実しているので、ジョー・バロウの活躍が期待できそうです。
4位のラッセル・ウィルソン(シーホークス)も注目。
機動力やロングパスが得意で、何と言っても勝負強さはピカ一のベテランQBですね。
チームのフロントがオフェンスラインに投資をしないのが本人には不満とのことですが、今年は再び躍進の年となるか?
3位:ニック・ボルトン(LB)チーフス
チーフスの新人LBです。小柄ですがスピードが期待できます。昨年まではクリス・ジョーンズ以外LBが弱かったのですが、ディフェンスが強化されました。
2位:ジョン・ジョンソン(S)ブラウンズ
今期ラムズからブラウンズに移籍しました。タックルが多い分、インターセプトは少ないです。
トロイ・ヒルCB(タックルしない)も一緒にラムズから移籍してきましたがさてどうなるか?ブラウンズのディフェンス陣は改善しているので活躍する期待大です。
1位:キャム・エイカーズ(RB)
残念なことに、キャム・エイカーズは7月にアキレス腱断絶でシーズンエンドということで、今年は出場はなさそうです。
村田さんこの情報見落としていたようで。。。ウケました 笑
[森清之さんが選出するスゴイ選手トップ10]
全然知らない選手ばかり。。。若手中心に選んだそうです。
注目選手は、ヘンリー・ラッグス3世(レイダーズ)
昨年のドラフト1位指名でしたが、プレイスピードが落ちて目立った活躍がありませんでした。
ジョン・グルーデン監督のオフェンスシステムに慣れれば、本来のスピード持ち味を発揮できると思います。
3位:ジョーデン・ブルックス(LB)シーホークス
スピードありタックルも確実の万能タイプ、昨年のシーホークスのディフェンスの要でした。ボビー・ワグナーもいるのでシーホークスには期待できそうです。
2位:ジェリー・ジューディー(WR)ブロンコス
ルーキーでチームトップの成績。ランアフターキャッチも良い。QBさえ良ければ活躍することは間違いなし。ブリッジウォーターになればボールが回ってくるので期待できます。
課題はドロップが多いこと。ドロップ率は最低レベル。
1位:ザック・ウィルソン(QB)ジェッツ
ザック・ウィルソンは、ドラフト全体2位指名の大型新人。
マック・ジョーンズと並んで今季最も注目の超大型新人QBです。
肩が強いのでロングパスを決められるし、腰を入れて腕を振らなくてもパスができるのは強み。
近年まったく弱いジェッツの救世主となるか?ニューヨークびいきとしては個人的にも期待大です。
2位:トム・ブレイディ(QB)バッカニアーズ
1位:パトリック・マホームズ(QB)チーフス
2位:アーロン・ドナルド(DT)ラムズ
1位:パトリック・マホームズ(QB)チーフス
これで今シーズンのNFL観戦の準備はバッチリですね。
個人的には、かつてのブロンコスQBのティム・ティーボウが、ジャガーズとTEで契約して復活するかもというのが注目です。
さてさて、今年は一体どんなスーパープレイやドラマが待っているでしょうか?
(2021/09/09 追記)
こちらのBBM Sportsの記事によると、NHKが今季からNFLを放送しない予定が確定したようです。プレーオフやスーパーボウルも一切放送予定なしということです。
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