10月下旬の週末、FUJIYAMA
ツインテラスにe-BIKEで訪れるツアーに参加してきました。
FUJIYAMA
ツインテラスは、2021年夏に完成したばかりの富士山と河口湖を一望できる絶景スポットです。
ツアーは、沢妻亭(山梨県笛吹市芦川町)のバス亭から出発して、標高1600mのFUJIYAMA
ツインテラスまで9.3km(獲得標高800m)ほどの舗装路をe-BIKEで上ります。
e-BIKEは初めて乗りましたが、あまりに快適でビックリ。
絶好の行楽日和にも恵まれて、写真のとおり、冠雪した富士山をバッチリ拝むことができました。
ほうとうランチ付きのツアー終了後、午後は紅葉台、三湖台まで今度は車に積んできたMTBで自走、富士山麓の大自然を堪能しました。
1. 絶景 e-BIKE体験
ネットで偶然見つけたのが、ELK(エルク)という山梨県のアウトドアショップが運営する「絶景
e-BIKE体験」というツアーでした。
以下引用します。
2021年夏に完成したばかりで早くも山梨随一の絶景スポットとして人気のFUJIYAMA
ツインテラスのある芦川(あしがわ)地区。そんな同地区で雄大な富士山の絶景を眺めながら誰でも簡単にこげる電動自転車e-BIKE体験ができる日帰りツアーです。
絶景サイクリングにガイドのサポート、さらにほうとうランチと楽しさ盛り沢山の体験ツアーにご家族やご友人と参加しませんか?
(引用おわり)
FUJIYAMA
ツインテラスの絶景は、いつか訪れてみたいと思っていたので、e-BIKEで行けるツアーということで早速申し込みました。
ちなみにこのツアー、e-BIKEレンタルでFUJIYAMA
ツインテラスにガイド付きで連れていってくれるだけでなく、芦川(あしがわ)地区の藤原邸や大ケヤキなどの名所ツアーも含まれており、沢妻亭でのほうとうランチまで付いてコミコミで代金2,000円でした。
普通はe-BIKEレンタル料だけでも3,500円くらいかかりますが。。。
このツアーは、国の補正予算(滞在型ツアーワーケーション推進事業)が付いているので、この価格になっています。
以下イベント情報です。
ツアー概要
●日程
令和3年
9月23日(木・祝)、9月26日(日)、10月2日(土)、10月17日(日)、
10月23日(土)、11/3日(水・祝)、11月7日(土)、11月23日(火・祝)
●参加費用
おとな・こども同額 お一人様 2,000円(税込)
●費用に含まれるもの
e-bikeレンタル料、ヘルメットレンタル代、昼食代、ガイド代・保険費用・消費税
●集合場所
沢妻亭
住所: 〒409-3702 山梨県笛吹市芦川町新井原1955(地図はコチラ)
TEL: 055-242-8660
●行程
(午前の部)
沢妻亭集合(8:45)→e-bikeライディング教室(9:00)→出発→FUJIYAMA
ツインテラス(11:00)→藤原邸→大ケヤキ→沢妻亭にてほうとう昼食(12:00)→流れ解散
(午後の部)
沢妻亭集合(12:15)→沢妻亭にてほうとう昼食→e-bikeライディング教室(13:10)→出発→FUJIYAMA
ツインテラス(15:10)→藤原邸→大ケヤキ→沢妻亭(16:10)→流れ解散
●持ち物
防寒着、動きやすい服装・靴、帽子、保険証、お飲み物
●天候による催行中止
・大雨・強風等荒天の場合又は予測される場合は、催行を中止させて頂きます。
・催行中止の場合は、事務局からお電話にてご連絡させていただきます。当日、催行されるかどうか心配な場合、直接お電話していただくようお願いいたします。
・お問合せ先:株式会社GATES(ゲイツ)TEL 055-269-5155
今回申し込みをしたのは、以下の10月23日(土)の午前の部でした。
実は、当初計画していた10月16日(土)の午前の部が売り切れだったのですが、16日は天候不順でツアーが中止となってしまったそうなので、10月23日(土)に変更してラッキーでした。
イベントについて
日時・場所
10月23日 09:00 – 12:00
沢妻亭, 日本、〒409-3702 山梨県笛吹市芦川町新井原1955
芦川で体験 『e-BIKE体験ほうとうランチ付き』
8:45集合 沢妻亭集合
9:00 e-bikeライディング教室
9:20 出発→FUJIYAMA ツインテラス
→藤原邸→大ケヤキ
12:00 沢妻亭にてほうとう昼食
終了・解散(昼食後)
参加費用 お一人様 2,000円
費用に含まれるもの: e-bikeレンタル料、ヘルメット代、昼食代、ガイド代・保険費用・消費税
集合場所 沢妻亭 住所: 〒409-3702 山梨県笛吹市芦川町新井原1955 TEL:
055-242-8660
対 象 者 中学生以上 ※中学生の方は保護者同伴に限ります。
最少催行人数 2名
持ち物 防寒着、動きやすい服装・靴、帽子、保険証、お飲み物
天候による催行中止
・大雨・強風等荒天の場合又は予測される場合は、催行を中止させて頂きます。
・催行中止の場合は、事務局からお電話にてご連絡させていただきます。当日、催行されるかどうか心配な場合、直接お電話していただくようお願いいたします。
・お問合せ先:株式会社GATES(ゲイツ)TEL 055-269-5155
2. FUJIYAMA ツインテラス
FUJIYAMA ツインテラスは、2021年7月にオープンした笛吹市の新名所です。
以前から富士山と河口湖の絶景スポットとして有名だった新道峠に、新たに展望スポットとして2か所のテラス(「ファーストテラス」と「セカンドテラス」)が新設されました。
以下オフィシャルのプロモーション動画です。
富士山と河口湖が眼下に拝める素晴らしいスポットですね。
FUJIYAMAツインテラスは、河口湖や山中湖、世界文化遺産に登録されている富士山が一望できる眺望スポットです。
無料送迎バスの停留所「FUJIYAMAツインテラス」から徒歩5分で目前に広がる"感動"、"おどろき"のセカンドテラス。
さらに東に約80m歩くと"絶景と出会える撮影スポット"ファーストテラスがあります。2つのテラスから雄大な富士山の眺望をお楽しみください!
バス停「すずらん群生地」から「FUJIYAMAツインテラス」間は、一般車両進入禁止です。
テラスまでは、無料送迎バス(約20人乗り)をご利用ください。
(引用おわり)
3. ツアー当日
ツアー当日の10月16日(土)は、朝から雲一つない絶好の行楽日和に恵まれました!
早朝5時15分に都内の自宅を出発。調布インターチェンジから中央高速自動車道で河口湖インターチェンジまで、渋滞ゼロでスイスイ。
前方に富士山の絶景が!
河口湖インターチェンジに午前6:53到着(自宅から1時間40分)、高速料金は2,600円。
集合場所の
沢妻亭には、河口湖大橋、若彦トンネル経由で午前7:17分に到着
集合時間の8:45まで近くをブラブラしました
沢妻亭入口
この駐車場には、以前一度だけ立ち寄ったことがあります。
6年前(2015年)にブルべ600kmを走ったときに、ここの自動販売機で給水して、命拾いしたのです 笑
そのときの自動販売機がコレ。なつかしい。。。
駐車場の近くには、風車の跡が
歴史を感じます
「すずらんの里つり場」という釣り堀
バス停、ここからFUJIYAMA ツインテラスにバスが運行しています
8:40、朝イチのバスがやってきて、バス待ちの観光客が次々と乗り込みます
沢妻亭のバス亭からFUJIYAMAツインテラス(標高1600m)までは、距離8.9km、800mの上り坂が続きます。
FUJIYAMAツインテラスへ行くには、一般車両だけでなく、自転車も進入禁止なのですが、本ツアーに参加することで、特別許可を得てe-BIKEでテラス入口まで行けてしまうのです!
本日お借りするTREKのe-BIKE(Verve+)、BOSCHのバッテリーを搭載しています。
10月に納車したばかりということで、ほぼ新品。売価は295,900円也。
e-BIKEの操作はカンタンそのもの、バッテリーメーターをONにして、あとは左のシフトレバー近くにある+と-のボタンを押して出力を4段階(Eco-Tour-Sports-Turbo)切り替えるだけ。
持参したアクションカムを事前許可いただいて装着しました。
タイヤは700x45c、重量は23kgとズッシリと重いです。
Tourモードで体重65kg、時速12km/hの条件なら、1回の充電で100km以上走ることができます。
本日のツアー参加者は4名、ガイド2名の合計6名で早速FUJIYAMA ツインテラスに向けて出発。
4. 往路
9:15に出発
やや肌寒いのでネックウォーマーを巻く
芦川沿いを朝日に向かって進みます
バス停のある「おごっそう家」
右に進むと若彦トンネル。。。忘れもしない、かつての安曇野600kmブルべ悶絶ポイント
小さな橋を渡ります
「新道峠、すずらん群生地」方面へ
林のなかをe-BIKEでグングン上ります
素晴らしい秋晴れ
「新道峠、すずらん群生地」方面へ
ススキがキレイ
ダンプトラックとギリギリすれ違い
自家用車もチラホラ
ここで休憩
いやーe-BIKEラクですね!
さっそく欲しくなりました 笑
2回目の休憩、休み休みのんびりと進みます。
往復バスとすれ違い
ツインテラス手前の最後の駐車場
ツインテラスまであと1km
上り坂が続きます
ハイカーの方もチラホラ
一般車両通行止め区間
e-BIKEツアーは通過許可を取っています
あともう少し
旅行客が増えてきた
ツインテラス前のバス停に到着、時刻は10:30、出発から1時間15分のゆったりペース
e-BIKEを降りて、ここからは徒歩で遊歩道をツインテラスに向かいます
石段を上るとやがて。。。
富士山が見えてきた!
凄い。。。凄過ぎる
眼下に広がる河口湖と、富士山の絶景
パノラマ撮影(セカンドテラス)
冠雪した富士山の雄姿
ここはセカンドテラス、さらに徒歩80m先にはファーストテラスがあります。
ファーストテラスに到着、手前の樹林が開けておりさらに絶景!!!
唯一無二の富士山絶景
河口湖市街も一望できるのはスゴイ
パノラマ撮影(ファーストテラス)
いつまでも眺めて飽きませんね。。。ガイドの方も今日は最高の日和ということでした。
ツインテラスから見える突起状の山は釈迦ケ岳です。
頂上からは360度の絶景ということで、次の機会にはぜひ上ってみたいと思います。
FUJITAMAツインテラスへの道は、11月29日(月)からは冬季林道の閉鎖に伴い運休となります。
5. 復路
再びバス停の自転車に戻ります。11:00出発
下りは寒いので防寒対策をしっかりと。
寒い。。。グローブの指先が凍える
それでも下りは快適
車両通行止め箇所を超える
下るにつれ気温は上がってラクに
駐車場エリア
最大35km/hまでスピードアップ
橋のたもとで脇道に
田舎道を進みます
と、いきなり激坂が!
ギアチェンジ忘れたのでゴリゴリと。。。
見えてきたのは
重厚な茅葺屋根の藤原邸
バイクを止めて休憩、時刻は11:18、下りはあっという間の18分
藤原邸で地元の芦川町観光協会の
市川さんにお話しを伺いました。
以下ふえふき観光ナビより引用します。
【藤原邸】
茅葺屋根、土間、囲炉裏、そして水車といった昔の日本には良く見られたそれらが平成23年古民家再生推進事業により改修され、現代に甦りました。水車小屋の中には水車の動力を利用して回る石臼があり、小麦や蕎麦などを製粉することができます。
藤原邸を拠点に芦川に昔から伝わる文化・慣習、自然・風土を活用した参加型体験活動に取り組む芦川倶楽部があります。
(引用おわり)
市川さんの地元のお話はどれも非常に興味深く面白かった!
茅葺(かやぶき)屋根の特徴は、萱=いね科の植物チガヤ・ススキ、の中空の構造の断熱効果で、夏は涼しく冬は暖かいそうです。
藁(わら)ぶきの藁=稲・麦の茎を干したもの、と違って、防水性能も高く、また虫を寄せ付けないという特徴もあります。
ただ、茅葺屋根は今や職人がおらず、補修や交換作業が必要なのですが、工務店でやってもらうしかないとのこと。
茅葺屋根の弱点は、火に弱い点です。
昔はロケット花火から引火してボヤ騒ぎになったり、火事のときはあっという間に燃え広がってしまい大変だったそうです。
一軒の茅葺屋根を取替するとなると、2000万円もするそうでビックリ!
藤原邸の中にもお邪魔して、暖かいお茶と美味しい柿をご馳走になりました。
市川さんの話は続きます。。。
昔は、嫁入り道具やお祝いの宴会が大変な規模だったそうで、普段は慎ましい生活をしていても、そういう時は一気にパ――ッと散々しなければならないので大変だったそうです。
なんでも、村人数百人!が集まってのお祝い宴会なんかもあったそうで。。。
しかしこのあたりは長閑で素晴らしいですね。
藤原邸を後にして、次は近くの上芦川諏訪神社の
大ケヤキを見に行きました。
【大ケヤキ】
雨天の翌日に大樹に耳をくっつけると、内部の空洞を水がポタポタと落ちる音が聞こえるそうです。
推定樹齢300年以上
以前はこの上芦川諏訪神社で様々な祭りごとが開催されていたそうです。
ツアーも大詰め、スタート地点の沢妻亭に戻り、ほうとうのランチを堪能しました。
【ほうとうランチ】
暖かいほうとうが冷えた身体に染み入り美味い!
ちなみに、以前とても寒い日のツアーでは、暖かい「ほうとう」ではなく、冷たい「ざるそば」が出たことがあったそうです 笑
今回のe-BIKE体験ツアーは、満足度120%の素晴らしいイベントでした。
しかし改めて、政府の補正予算がついた期間限定のイベントとはいえ、ツアー料金2,000円ポッキリが信じられない充実した内容でした。
ちなみに、e-BIKEのガイドの方とは、共通の知り合い(先日のXTERRA JAPANに出場)が判明してビックリ!世間は狭い 笑
[エクステラジャパン2021奮闘記] 2年ぶりに開催!台風明けのオフロードトライアスロン XTERRA JAPAN
6. 午後のMTB自走(三湖台、紅葉台)
e-BIKE体験ツアー終了後、自家用車で道の駅なるさわに向かいました。
途中、6年前のブルベ600kmのときに死ぬ思いをした若彦トンネルを通過
6年前のあの激烈な記憶が蘇ってきました。
道の駅なるさわの駐車場に車をデポ、積んできたMTBで周辺散策です
ろくに事前調査もせず、上の地図だけでスタート 笑
神楽坂
魔王天神社
周辺のトレイルをMTBで散策
急峻な登山道。。。ハイカーの方には一人も出会いませんでした
MTBで走れる区間は最初のごく一部だけ
延々と続く急峻な登山道。。。ここはXTERRAか! 笑
こんな感じです
(破損ビデオから修復)
一番キツイ箇所はトラロープの箇所も!
後へ引き返すこともできず、死にそうになりながら無我夢中で上りました。
(2021年11月6日 追記)
以下は同じ登山道をハイキングツアーで下ったときの映像です。
どれだけ急峻な坂を上ったか良くわかりますね。
(追記おわり)
結局30分以上かけて200mくらい上りました!
近くの三湖台(西湖、精進湖、本栖湖)へ
再び富士山の雄姿
東海自然歩道
眼下には西湖が
限りなく広がる樹海、遠方には本栖湖が
精進湖もバッチリ臨めます
三湖台から近くの紅葉台に移動
展望台(入場料200円)では、こんな感じの手書きの見取り図の板を貸してくれました。
見取り図
展望台からはさらに富士山がクッキリと!
行楽シーズンにしては空いていました
見渡す限りの樹海
パノラマ写真
紅葉台はさすがの景観でした
帰りは下り坂(車道)
懐かしの紅葉台木曽馬牧場、昔子供たちを連れて良く行ったなあ。。。
紅葉シーズンはまだ始まったばかり
午後はMTBで獲得標高300m(平均勾配20%)でした。
午前中はe-BIKE、午後はMTBで、富士山を徹底的に満喫した一日でした。
この
e-BIKE体験ツアーは、11/3日(水・祝)、11月7日(土)、11月23日(火・祝)も企画されているので、定員(4名)に達していなければ参加することができると思います。
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