秋晴れの良い天気の日、神奈川県川崎市にある緑ヶ丘霊園と東高根森林公園エリアを自転車で散策してきました。
広大な敷地を誇る緑ヶ丘霊園は、高台からの素晴らしい眺望が堪能できました。
また、隣接する東高根森林公園への未舗装ルートも発見し、豊かな自然のなかを散策するには絶好のポイントです。
ここが都心近郊とは信じられない。。。
以下に、おススメ散策ルートをご紹介します。
緑ヶ丘霊園は、神奈川県川崎市高津区の小高い丘陵地にある市営の霊園です。
墓参者だけでなく、市民の憩いの場所として公園墓地のような場所で、春には園内に植えられた数百本の桜が咲き誇ります。
自宅から多摩川を渡ってそれほど遠くない場所なので、自転車で行ってみることに。
JR南武線 津田山駅下車 徒歩3分(霊園事務所)、久地駅下車 徒歩5分(久地口)
敷地面積59ha=東京ドーム13個分という広大な敷地内には、計25,012区画の墓所に加えて、市民公園や噴水広場などが整備されています。
緑ヶ丘霊園案内図(公式ホームページ)
以下はWikiからの引用です。
多摩丘陵最東端の一角に位置し、多摩川流域の平坦な扇状地に隣接する、標高 45m
前後の小高い丘陵地。
本霊園と尾根続きで東高根森林公園、旧向ヶ丘遊園、生田緑地があり、多摩川と平瀬川に挟まれる形で概ね東西方向に緑地帯を構成する。
これらの公園緑地は、今ではすっかり都市化が進んだ多摩丘陵最東部で往時の貴重な自然環境を今に伝えるとともに、近隣の生態系を支え、また散策などで訪れる近隣住民の憩いの場になっている。
(引用おわり)
JR久地駅から自転車でアクセスしました。
川崎市緑ヶ丘霊園北口の標識、緩やかな坂を上ります
墓所が見えてきました
森林を抜けて
いい感じの雰囲気
左側の上り坂を進むと、TAMURA KOKI(田村工機)の建屋が
下作延稲荷塚古墳
径約27m、高さ2.9m、6世紀後半ごろの円墳です。円筒埴輪、馬形埴輪が出土したそうです。
高台には屋根のある休憩所が
休憩所からの展望、素晴らしい絶景です
森林地帯の方向
霊園の敷地に
広大さに圧倒されます
敷地内の北側に
手つかずの森林が広がっています
休憩用のベンチも常設されており、のんびりと過ごせる場所ですね
合葬型墓所近くの休憩所
遠くまで眺望が抜けており絶景
送電鉄塔の近く
東名高速方面に抜ける裏口を出ると、長尾の里めぐりというハイキングコースの案内板が
長尾の里めぐりは、JR南武線
宿川原駅から津田山駅までの沿線を、妙楽寺や長尾神社、等覚院などを経由して散策するルートのようです。
県立東高根森林公園方面に抜ける裏道を発見!
場所は、合葬型墓所の横にあるトイレの脇
かなりの急坂、振り返るとこんな感じ
階段状の枕木を下ると
自然の景観が素晴らしい。。。
隣接している東高根森林公園への抜け道になっていました!
2. 東高根森林公園
東高根森林公園は、川崎市のほぼ中央部、東名高速道路と市営緑ヶ丘霊園に隣接して位置する川崎市内で唯一の県立都市公園です。
JR南武線「武蔵溝ノ口駅」/東急田園都市線「溝の口駅」南口より、川崎市営バス2番のりば(溝15・16系統)、3番のりば(溝10・11・17・18・19系統)で「森林公園前」で下車。
東高根森林公園案内図(公式ページ)
以下はWikiからの引用です。
神奈川県川崎市の北部、かつては豊かな森林が広がっていた多摩丘陵の東端近くに位置する。
当公園北部(現在の古代芝生広場付近)にて、弥生・古墳時代(推定3〜6世紀頃)の遺跡として、約60軒分の竪穴式住居跡や、ドングリなどの食糧貯蔵穴跡、貝塚などが発見された。また遺跡周囲にはシラカシ林(推定樹齢150〜200年)が自然林に近い形で残っており、これが学術的にも非常に価値の高い植物群落であると判明した。
それを受けて神奈川県では、これら遺跡とシラカシ自然林を文化財として保護するため、1971年(昭和46年)12月21日に、史跡および天然記念物に指定。当時の人々が耕作を営んでいたと推測される周囲の谷(現在の湿生植物園)や、里山的環境の様相を色濃く残す雑木林などを含め一体として保全するため、当地は都市公園として整備されることになった。
かつて、豊かな自然と多様な生態系を誇っていた多摩丘陵は、近年の急速な開発で様相が激変しているが、ここ東高根森林公園と緑ヶ丘霊園、向ヶ丘遊園跡、生田緑地は概ね東西方向に尾根続きになっており、この一帯で往時の貴重な自然環境を今に伝えるとともに、近隣住民に憩いの場を提供している。
(引用おわり)
東高根森林公園の脇道がトレイルになっています
園内とは鉄製の柵で仕切られています
湿性植物園のボードウォーク
未舗装のトレイルは公園と霊園の境界に続きます
まるで京都の庭園のような落ち着いた佇まい
自転車を入れて記念撮影
とにかく素晴らしいの一言
こんな場所が都内近郊にあったとは驚きです
トレイルをずっと進むと、公園脇を抜けて、バス通り(野川柿生線)に出ました
以下はバス通りからトレイルロードに入って進む道を撮影したものです
「この先行き止まり」を進みます、前方には森林が
以下は動画です
東高根森林公園脇のトレイル(上り)
最後は階段となって、緑ヶ丘霊園の高台に抜けます
同じトレイルロードを、今度は緑ヶ丘霊園の高台から逆方向に下った動画です
東高根森林公園脇のトレイル(下り)
いやはや。。。こんな穴場が川崎市のど真ん中にあったとは驚きです!
3. その他
東高根森林公園の周辺を自転車で散策してみると、いくつか面白いスポットを発見。
まず、バス通り沿いに溝の口駅方面に向かうと、何やら面白うそうな脇道を発見
この脇道です
かなり急峻な上り坂
そこは別世界が
バス通りをほんの少し入っただけで、この静寂
ちなみに、下の写真は町田の小野路にある「関谷の切通し」
違う場所とは思えないほど酷似してますね
上り切ると緑ヶ丘霊園への抜け道でした
再びバス通りに戻り、溝の口方面に進むと、今度は延命寺が
以下は神奈川県寺案内からの引用です
天台宗寺院の延命寺は、赤城山妙覺院と号します。
延命寺の創建年代等は不詳ながら、村民某が先祖菩提の為に妙覺院と称して創建、赤城神社の管理をしていたといいます。
住職泉海の代に天台宗寺院として開山、承応元年に(1652)赤城山妙覺院延命寺としたといいます。当寺の地蔵尊は鼻取地蔵と称され、悍馬を制するのに御利益があるといい、かつては奥州南部からも遥拝があったといいます。
(引用おわり)
立派なイチョウの木
境内はこじんまりとした雰囲気の、とても良い感じの寺でした。
鼻取地蔵
本堂
六地蔵
溝の口を経由、いつものように二子橋を渡って都内に戻りました
今日はつくづく良い天気に恵まれました
都心近郊からこれほど近いところに、これほどの大自然を満喫できる奇跡のオアシスがあったとは驚きですね。
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