11月下旬に入り、都内でもチラホラと紅葉スポットが見頃となってきました。
世田谷界隈には、砧公園や駒沢公園をはじめとした大きな公園や、等々力不動尊や九品仏の浄真寺など、紅葉を楽しめる人気スポットがたくさんあります。
また、人気スポット以外にも、自然豊かな世田谷区ならではの、こじんまりとしたスポットも多く散在しています。
以下では、実相院(弦巻三丁目)、豪徳寺(豪徳寺二丁目)、小坂緑地(瀬田四丁目)、岡本公園民家園(岡本二丁目)の四か所の紅葉をピックアップして紹介します。
実相院(じっそういん)は、東京都世田谷区弦巻にある曹洞宗の寺院です。
以下はWikiからの引用です。
詳名は鶴松山実相院。世田谷吉良氏との関係が深く、開基とされる吉良氏朝の法号実相院とその夫人の法号である鶴松院から寺号がつけられている[1]。吉良氏の菩提寺である勝光院の末寺。
森閑とした境内は、「弦巻實相院界わい」として『せたがや百景』に指定されている。
(引用おわり)
東急世田谷線 上町駅下車徒歩7分、もしくは東急田園都市線 桜新町駅下車徒歩12分。
プラネタリウムのある世田谷区中央図書館の近くです。
駒留通り沿いに北門があります。裏門とは思えない立派な佇まい。
平成24年に完成した新しい多宝塔
この多宝塔を臨む紅葉が素晴らしいですね。
本堂も比較的新しいです。
どうやら、地元の人たちが、山門と北門の間を通り抜けるのに利用しているようでした。
参道の左脇には立派な竹林が
地蔵菩薩像
実相院は、正式には實相禅院(実相禅院)というようです。
樹齢約150年のアカマツ。世田谷名木百選に選定されています。
以上は11月11日に訪問したときの紅葉ですが、以下は2週間後の11月23日に訪問したときの写真です。
境内の紅葉はまだ見頃の場所も残っていましたが、ピークは既に過ぎているようでした。
実相院の紅葉の見ごろは比較的早く、11月初旬~中旬くらいでしょうか。
ちなみに、6月初旬には紫陽花が北門の駒留通り沿いに綺麗に咲き乱れます。
2. 豪徳寺
豪徳寺は招き猫や井伊直弼の墓で有名なので敢えて説明は不要ですが、境内の紅葉もなかなか素晴らしいです。
小田急小田原線 豪徳寺駅から徒歩で約10分、もしくは東急世田谷線
宮の坂駅から徒歩で約5分。
裏門や東門からは境内に入れないので注意が必要です。
唯一の出入り口となる山門は宮の坂駅から最も近いので、迷うことはないと思います。
山門をくぐると正面には大きな仏殿が
立派な三重塔と紅葉が映えます
アングルによって様々な印象に変わります
燃えるような朱色
質実剛健な雰囲気の境内
境内はゆったりとしています
そして、豪徳寺といったら何と言っても招き猫ですね。
あいにく当日は工事中でした
六地蔵
抜けるような青空に紅葉が映えます
以上は11月23日に訪問したときの紅葉です。
豪徳寺の紅葉の見ごろは、11月下旬~12月上旬くらいでしょうか。
3. 小坂緑地
小坂緑地(旧小坂家住宅)は、東京都世田谷区瀬田にある歴史的建造物です。敷地全体が「瀬田四丁目旧小坂緑地」として公開されています。
以下はWikiからの引用です。
世田谷区内の国分寺崖線沿いには多くの近代別邸建築が存在したが、そのうち現存する唯一のものである。敷地は国分寺崖線上の縁辺部にあり、約半分は斜面地となっている。
当住宅は、1937年から1938年(昭和12年 -
13年)にかけて、実業家・政治家の小坂順造(1881年 -
1960年)の別邸として建てられた。小坂は長野市の生まれで、信濃銀行取締役、信濃毎日新聞社取締役社長などを歴任したほか、衆議院議員、貴族院議員を務めている。古美術品のコレクターとしても知られている。
(引用おわり)
田園都市線/大井町線 二子玉川駅下車
徒歩20分、もしくは東急バス静嘉堂文庫下車徒歩3分
瀬田の閑静な住宅街の近く、丸子川から大蔵通りの坂を上って玉川病院方面に向かう途中にあります。
小坂緑地は知る人ぞ知るマイナーな場所ですが、なかなか見事な紅葉が楽しめます。
屋敷の表玄関
併設されている庭園は斜面地になっています
最寄り駅からのアクセスのせいか、いつでも静寂な雰囲気
素晴らしい佇まい
傾斜面ならではのダイナミックな景観
散策には理想的な庭園です
大蔵通りの坂の下の入り口
以上は昨年(2020年)12月17日に訪問したときの紅葉ですが、ちょっと見頃を過ぎていた頃でした。
小坂緑地の紅葉の見ごろは、12月上旬~12月中旬くらいでしょうか。
本当は数年前に撮った紅葉ピークの写真があったのですが、ちょっと見つかりませんでした
笑
4. 岡本公園民家園
岡本公園民家園は、江戸時代の典型的な農家の家屋敷を再現した民家園です。
民家園の敷地には、子供たちがザリガニ釣りをする池や、かつては蛍を飼育していたエリアなどもあります。
以下Wikiからの引用です。
メインは江戸時代に建てられた建物を展示した民家園である。
園内はかつて世田谷区内で見られた農村生活を身近に見られるように世田谷区の有形文化財第一号に指定された旧長崎家住宅主屋と旧浦野家土蔵、旧横尾家住宅椀木(うでぎ)門を復元し、世田谷周辺で江戸時代後期の典型的な農家の家屋敷を再現している[2]。
その他園内には、遊具整えられていたり隣接して次大夫堀(丸子川)が流れていたり、また近隣には岡本静嘉堂緑地があったり、緑豊かな地域になっている。
園内は広く公開されており、民家園では一般の人が参加できる様々な行事が年中執り行われている。
(引用おわり)
東急田園都市線 二子玉川駅より徒歩20分
小坂緑地から丸子川沿いに少し進んだ先にあります。
サリガニが良く釣れる池
周囲は樹木に覆われており、幻想的な雰囲気
周囲は豊かな自然に囲まれています
燃えるような紅葉
赤と黄色のコントラストが鮮やかですね
普段は家族連れや子供たちで賑わっている公園も、早朝は静かです
以上は一昨年(2019年)12月18日の早朝に訪問したときの紅葉です。
岡本公園民家園の紅葉の見ごろは、12月中旬~12月下旬くらいでしょうか。
5. まとめ
以上、世田谷エリアの4つの紅葉スポットを紹介しました。
同じ区内の紅葉でも、場所によって見頃のピークが微妙に異なっていたり、それぞれの雰囲気を楽しむことができます。
京都の古寺巡りの紅葉狩りの雰囲気を、世田谷区内で堪能できるのはとても有難いですね。
ご紹介した四つのスポットは、人混みの少ないひっそりとした雰囲気の紅葉スポットならではの魅力があると思います。
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