[センサー内蔵のランニングシューズ] UA (アンダーアーマー) のホバーマキナ2で始めるZWIFTラン

オンラインバーチャルサイクリングのZWIFT(ズイフト)では、自転車だけでなく、ランニングもできます。



ZWIFT RUNを始めるには、トレッドミルとランニングポッドが最低限必要です。


先日のブログでは、ランニングポッドをメルカリで5000円で購入して、トレッドミルなしで始めるZWIFT RUNについて紹介しました。


[格安で始めるZWIFT RUN(ズイフト ラン)] トレッドミルもランニングポッドも要らない!?


このブログでは、さらに一歩進んで、ランニングポッドもトレッドミルもなしで始めるZWIFT RUNについて紹介します。


必要なものは、UA(アンダーアーマー)の加速度センサーを内蔵したランニングシューズだけ。


先日メリカリで4,200円で購入したアンダーアーマー(UA)のホバーマキナ2というランニングシューズが届いたので、早速試してみました。

1. UAのホバーマキナ2

UA(アンダーアーマー)のランニングシューズには、センサーが内蔵されていて、ランポッドなしでもZWIFTランができるということは、前回のブログで紹介しました。


ZWIFTにつながるアンダーアーマーのランニングシューズは
  • ホバーソニック4
  • ホバーインフィニット3
  • ホバーマキナ2
  • フローベロシティSE
  • フローベロシティ WIND
の計5種類です(詳しくは公式サイトのMap My Run 対応シューズを参照)

ネットショップをいろいろ探すと6,000円前後で新品を入手できます。


ZOZOTOWNやPayPayモールでも6000円くらいで購入できるようですが、メリカリで新古品を4,200円に値引き交渉して購入。


今回購入したものは限定カラー品。


ホバーマキナ2は、2021年2月1日に発売された、アンダーアーマー史上初めてカーボン混プレートが搭載されたシューズです。

【HOVA MACHINA2】カーボン混プレート!
内蔵チップ搭載しスマホと連動!

UNDER ARMOUR】アンダーアーマー「初」の
カーボン混プレート搭載のスマートシューズ「ホバー マキナ 2」

初代ホバーマキナ(2020年2月発売)からの変更点は、メッシュ形状やリフレクター追加など表面的な部分が中心でしょうか。。。

ビギナーからサブフォークラスの中級者向けのシューズという位置付けです(カーボンプレート内蔵のNIKEシューズほどは跳ねないので走りやすい)。

定価¥16,500のホバーマキナ2は、UAの公式サイトでは現在取り扱いがなく、どうやら販売終了モデルのようです。

ホバーソニック4とホバーインフィニット3は、こちらの記事に詳しい紹介がありました。

ホバーマキナ2の仕様は以下のとおり(UAの公式サイトから引用)

UA HOVR™ Machina 2は単なるランニングシューズじゃない。Pebax®推進プレートがエネルギーリターンやスピードを向上させるだけでなく、UA MapMyRun™と同期させれば、パフォーマンス改善に役立つアドバイスまでリアルタイムで受けられる。
  • UA MapMyRun™と接続:走行指標を追跡、分析し、ランニングパフォーマンスを向上
  • UA HOVR™テクノロジーが「無重力空間にいるような履き心地」を実現し、エネルギーリターンを維持しながら、衝撃を緩和
  • コンプレッションメッシュのEnergy WebがUA HOVR™フォームを包み込み、優れたエネルギーリターンを実現
  • 超軽量3Dスペーサーメッシュのアッパーが通気性を高め、卓越したスピードを実現
  • ミネラルを注入したUA RUSH™の裏地が身体から発散されたエネルギーを吸収し、反射することで持久力を向上
  • 外付けヒールカウンターが安定性とかかとのホールド感を強化
  • スプリントスパイクをヒントに開発されたPebax®スピードプレートが、優れたリターンとパワフルな蹴り出しを実現
  • かかと部分に配置されたカーボンラバーのポッドが、強い衝撃を受ける部分で優れたトラクションと耐久性を発揮
  • 商品番号:3023539
  • リフレクティブなディテール
  • オフセット:8mmインポート
  • ニュートラル:柔軟性とクッショニングのバランスを求めるランナーに最適
  • 素材:甲材:合成繊維、合成樹脂/底材:合成樹脂、合成ゴム
(引用おわり)

アンダーアーマーシューズで仮想空間ZWIFTを走ろう

シューズが到着したので、早速試してみることに。


かなり派手派手なカラーで気に入りました 笑 裏はこんな感じ


足全体を包み込むようなフィット感です


サイズですが、私は普段26.5cmで偏平足なので幅広シューズを履くのですが、UAの27.0cmでちょうどピッタリ(強いて言えばややキツめ)でした。

個人差があるので何とも言えませんが、UAのシューズを選ぶときはやや大きめのサイズを選ぶのが良いと思います。

2. ZWIFTランの設定

スマホのZWIFTアプリを起動してランを選択。

ランスピードのデバイス検索をすると、UA FP C81D 27というIDでシューズを見つけてくれました。


同じようにして、ケイデンスセンサーもUA FP C81D 27というIDを選択


これで無事にデバイス登録できました


次に(前回忘れた)キャリブレーションを行います。ランスピードのアイコンの左にあるレンチのアイコンをクリック。


3点デバイスキャリブレーションということで、40秒の試走をペースを変えて3回行います。


まずは通常のペース(10.0km/h、キロ6分)、矢印ボタンで調整も可能


キロ6分ペースを維持して40秒走ります


次に遅いペース(8.5km/h、キロ7分3秒)で40秒走ります



最後に、速いペース(11.5km/h、キロ5分13秒)で40秒走ります



これでキャリブレーション完了


あとはお馴染みのZWIFTスタート画面に!


ズイズイ走りましょう


終了するとレポートが出るのはライドと一緒です




注意点は、スマホでZWIFTをやっている間は、他のアプリに画面切り替えをしてしまうと、一時停止中になってしまいます。

スマホのZWIFT画面は小さいので、ランニングのペースは腕時計などで確認するほうが良いでしょう。

3. Map My Runの設定

ついでにUA専用アプリのMap My Runも設定しましょう。

Map My Run というスマホアプリを入手。



アプリを起動して会員登録、次にスマートシューズを接続。


右足ミッドソール内に加速度センサーを内蔵しています(電池は交換不可能、400マイル640kmまでは電池が持つ計算とのこと)。



「シューズを接続」に進むと、すぐにホバーマキナ2を見つけてくれました。


スマホとはBluetooth接続(IDはUA FP C81D)しているのを確認。


さあ、始めましょう。


「緑色の範囲に留まってください」と。。。これは何の範囲のことなのか?笑


フィットネスアクティビティと繋げれば(任意)、アプリの設定は完了です。


Map My Runの機能は、StravaやGarmin, Suuntoなど巷のランニングアプリと同じですが、ケイデンス(歩数)とストライド(歩幅)のデータが6軸センサーで計測できるのは、このシューズとアプリならではですね!

さらに、接地時間やフットストライク角度まで計測できるので、自分のランニングフォームをチェックしたり改善ポイントを見つけたりすることもできます。

これは、StravaやZWIFTにはできないMap My Runならではの機能です。

注意点として、ストライドのデータは、センサーが右足にしか入っていないせいか、一般の数値の2倍になっています、割る2が正確な数字だそうです。

Map My Runの詳しい使い方については、UAの公式サイトを参照ください。


チップ内蔵シューズといえば、15年くらい前には、Nike +iPodというセンサーをシューズ底に埋め込んだり、シューズ紐に付けたりして、iPodと連動させていたのを思い出します。

Nike +iPod

当時はまだiPhoneもなかった時代、GPSセンサーもないiPod nanoと連動させて、距離やペースを計測するだけでした。

ランニングシューズも今やIoTの時代、隔世の感がありますね。。。

センサー内蔵のランニングシューズ(いわゆるスマートシューズ)は、UA以外にもアシックスやNIKEなども出しているようですが、どうやらコストパフォーマンスでUAが一番人気のようです(ランニングを楽しく続けられる、おすすめ「スマートシューズ」は?)。

UAのスマートシューズが起爆剤となってZWIFTランがもっと普及しても良さそうなものですが、今後どうなるでしょうか。。。?

(2023年1月18日 追記)
UAから残念なニュースが届きました。

スマートシューズの接続に関する最新情報
Noheyaさん、

こんにちは。Under Armourスマートシューズに関する重要な最新情報をお知らせいたします。Under Armourでは、スマートシューズの製造を2023年末で終了いたします。また、現在の全スマートシューズのUA MapMyRunへの接続は、2025年3月31日で終了いたします。

この決定には、スマートシューズの使用データに関する広範な調査や市場全体の評価など、多くの検討が必要でした。UA MapMyRunアプリは以降も引き続きご利用いただけます。Under Armourは、チャレンジ、ワークアウトルーチン、トレーニングプランを通じて、アスリートの皆様の毎日をより良いものにするためにさまざまな機能をご提供することをお約束いたします。

ご理解のほどよろしくお願いいたします。
Under Armour

センサー内蔵のシューズの製造を2023年末で終了し、MapMyRunへの接続も2025年3月31日で終了するとのことです。

同時期でZWIFTランへの接続が終了するかどうかは不明です。

センサー内蔵シューズはビジネスとして成立しなかったのでしょうか。。。

[ZWIFT総まとめ記事] ルート走行記、レース走行記、グループライド出走記、ワークアウト走行記など

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