夏休みを利用して群馬県の谷川温泉に家族旅行に行ってきました。
今回滞在したのは、金盛館せゝらぎ (せせらぎ) 、大正2年創業の老舗旅館です。
全室が谷川の清流に面し、大自然と豊富な天然温泉が堪能できる至極の温泉宿、隅々まで行き届いており、豪華な懐石料理に家族も大喜び。
以下は金盛館せゝらぎ (せせらぎ) の滞在記です。
1. 金盛館せゝらぎ (せせらぎ) 基本情報
1913(大正2)年創業の「金盛館
せゝらぎ」は、群馬県みなかみ温泉郷にある老舗温泉旅館。日本百名山にも選ばれた「谷川岳」の南麓に位置し、旅館の目の前には清らかな谷川が流れています。
宿名
金盛館せゝらぎ (せせらぎ)
住所
群馬県利根郡みなかみ町谷川544
電話番号
0278-72-3260
備考
国道291号線みなかみ町内「谷川」交差点を谷川温泉方面へ 約1.8km
以下は「群馬県みなかみ温泉 「金盛館 せゝらぎ」女将 須藤美由貴さん」からの引用です。
開放的な部屋から絶景を拝む
客室は全19室からなり、その全ての部屋から豊かな自然を眺めることができます。窓を開ければ心地よい風や、眼下を流れる谷川のせせらぎを感じられ、開放的な気持ちになれることでしょう。
2部屋限定の露天風呂付き客室には、信楽焼またはヒノキの浴槽が。飲用できるかけ流しの温泉を好きな時間に好きなだけ楽しむことができます。
他にも、続き間になっている客室やベッドがある客室、テラスを備えた客室など部屋のタイプも豊富。気ままな一人旅にも、大勢での旅行にもおすすめです。
飲むこともできる温泉を心ゆくまで堪能
豊富な湯量を誇る4つの源泉を持つこの宿では、男女それぞれの大浴場と露天風呂、貸切風呂、川沿いの混浴露天風呂、客室の露天風呂など、全ての湯船が源泉かけ流し。
特に、川沿いの露天風呂「せゝらぎの湯」では、自然と一体化したような湯浴みが楽しめるとあって人気。弱アルカリ性単純泉のため、冷え性や肩こり、神経痛などにも効果が期待できます。
温泉や谷川の水などは、容器を持参すれば持ち帰ることも可能。お部屋でのくつろぎタイムや、旅の道中の飲み物にも最適です。
みなかみ産のリンゴを用いたスペシャルな一品も
ここでは、地元で採れた旬の食材を中心に、バランスのいい料理の数々がいただけます。多くのお客さんから人気なのは、みなかみ産のリンゴをくり抜いてつくるリンゴのグラタン。
特製のベシャメルソースを詰めて丸ごと焼き上げたこだわりの一品は、食通の舌をも唸らせます。食材を吟味して丁寧に調理された出来立ての料理を、じっくりと味わってみては。
のどかな風情を味わえる周辺環境
山や川が近いこともあり、周辺は里山ののどかな風情を感じられます。宿から少し行くと、建築家・吉村順三の遺作としても有名な「天一美術館」、地元の画家夫妻の作品が展示されている「楽天亭」、富士浅間神社や真田家ゆかりの薬師堂など、徒歩や車で巡れるスポットも多くあります。
どこか懐かしくなるような原風景に溶け込んで、散策を楽しみましょう。
(引用おわり)
2. 谷川温泉について
谷川温泉は、群馬県の水上温泉の近くに位置するこじんまりとした温泉スポットです。
谷川温泉は雄大な谷川岳を目前に豊かな森の中にあり、谷川の清流に沿って広がり自然を肌で感じれる静かな温泉地です。川辺の露天風呂、渓流のせせらぎ、河鹿の鳴き声など自然を満喫することができます。
(出典:谷川岳ゆけむり街道)
以下Wikiからの引用です。
谷川温泉(たにがわ
おんせん)は、水上駅から谷川岳寄りに位置し、山懐にある温泉。
所在地名は、群馬県利根郡みなかみ町谷川(江戸時代における上野国利根郡谷川村、幕藩体制下の上州御料谷川村)。
かつての「奥利根八湯」「水上八湯」の一つ、2005年(平成17年)10月以降でいうところの「みなかみ十八湯(みなかみ18湯)」の一つ。
泉質 : アルカリ性単純温泉。
源泉 : 江戸時代に自噴した 温度の異なる4つの源泉がある。
(引用おわり)
谷川温泉は、太宰治の小説『姥捨』の舞台にもなりました。
「(前略)水上に到着したのは、朝の四時である。まだ暗かった、(中略)このぶんならば山上の谷川温泉まで歩いて行けるかも知れないと思ったが(後略)」
以下は、「文豪が選んだ「終焉の地」…水上温泉郷(群馬県みなかみ町)」からの引用です。
「姥捨」は作者の太宰と内妻の心中未遂に題材を取った私小説だ。心身の不調を抱え退廃的な作風だった前期から、「富嶽百景」など開放的で明るい傑作を重ねた中期への過渡的な作品と位置づけられる。
同時に少々奇妙な小説でもある。水上行きの汽車に乗る前に映画や漫才を楽しむなど、死に向かう重苦しさは希薄。死に切れなかった嘉七が、斜面を転がり落ちたかず枝を引き上げる場面の描写はドタバタ喜劇のよう。直後に嘉七が離婚を決意するのも唐突過ぎる。
「太宰は、自死を試みるほど思い詰めたことを免罪符に、苦悩に満ちた過去との決別を図ろうとしたのでしょう。ただ、心中に至る経緯の説明が省略され、妻への配慮にも欠けており、納得しがたい読後感が残ります。やや性急に自己清算を図ろうとした問題作と言えるかもしれません」
(引用おわり)
3. 旅館滞在記
金盛館せゝらぎの正面玄関は、建物の4階になっています。
館内に入ると、フロントとその横には小洒落たおみやげコーナーが。
1913(大正2)年創業の老舗にしては、とても新しい造りです。手入れが行き届いているのでしょう。
立派な柱時計が
2階から4階が客室です。
エレベータ内にもさまざまな情報が
客室フロアの通路には、あちらこちらに洒落た小物の展示があり、飽きさせません。
客室を入った右側には、小さな枯山水の木庭が
冷蔵庫の上にのポットには美味しい氷水が。こういう配慮が嬉しいですね。
部屋の全景です
掘りごたつのスペースと、窓の外には谷川の清流が
小さなテラスもありました
館内のマップです
WiFi完備、空調設備も細かな温度調整できます。
アメニティ類も充実しています。SDGsの精神に基づいて必要十分なものだけが吟味されています。
さっそく「せゝらぎの湯」に行ってきました
露天風呂へは1階から
谷川
かつては向こう岸に橋が架かっていたそうですが、流されてしまったそうです
全19室はすべて谷川に面しています
混浴露天風呂は、午前7:00~10:00は女性専用
谷川沿いの露天風呂
(出典:徒然旅日記)
川のせせらぎを堪能しながらの露天風呂は最高でした!
もちろん、この露天風呂以外に男湯と女湯の温泉大浴場(露天風呂付)があります。
夕食は1階の広々とした個室で。
豪華そのもの
メニューです
飲み物は徳島県産の木頭ゆずソーダをいただきました。
ごはんが美味しい!味噌汁も美味しい!
ごはんは、みなかみ産「みなづきよ」、コンクールで賞を受賞したブランド米だそうです。
味噌汁は、山菜や各種きのこがたっぷりと入っていてやさしい味。
ごはんも味噌汁もお代わり自由です。
国産フィレステーキは柔らかくて最高でした。
鮎の塩焼きに添えてあるのは、うるか(アユの内蔵の塩辛、日本三大珍味のひとつだそうです)
子供たちは「もうおなか一杯」ということで、私が鮎の塩焼きx3人前を食することに 笑
デザートもおいしゅうございました
群馬は水が美味しいから食事が何でも美味しくなるのだろうか。
夕食を終えて部屋に戻ったら、冷蔵庫の上に一口サイズのお稲荷さんが。。。もうおなか一杯だったので、翌日の朝にいただきました。
翌日の朝食も同じ部屋で
朝食には地元の精肉店の生ハムが
食事はとにかく美味しい!そしてボリュームたっぷりでもう食べられません!
6. お出かけスポット
6.1 利根川ラフティング
水上温泉郷といえば、利根川での川下りラフティングが有名です。
家族4人で楽しんできました!
6.3 天一美術館
天一美術館は「銀座 天一」が創業以来収集したコレクションを収めた美術館で、あの有名な岸田劉生の「麗子像」が展示されています。
岸田劉生の「麗子像」(出典:天一美術館)
ピカソ、マチス、ルノワールなどの作品も展示されています。
標高1,500m付近は森林限界(高木が育たず、森林が形成できない状態のこと)となっていて、頂上からは視界が開け、絶景を望むことができます。。。
が、あいにくの天気で何も見えず 泣
その他のお出かけスポットは、せせらぎのホームページを参照ください。
以下はBooking.comの予約の詳細です。
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谷川温泉の金盛館せゝらぎ (せせらぎ)、ぜひまた訪れたい温泉宿です!
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