[ポルトガルでサーフィン] 聖地エリセイラ (Ericeira) でサーフィン初挑戦


サーフィンの聖地ポルトガルのエリセイラ (Ericeira) で、仕事仲間と一緒にサーフィンを初体験してきました。


エリセイラの海岸は、大きな断崖と小さな砂の入り江が入り組んでおり、ヨーロッパでも有名なサーフスポットです。


1時間ほどの短いレッスンでしたが、なんとかボードの上に立つことができ、サーフィンの楽しさを体験することができました。

1. エリセイラ

エリセイラはポルトガルの伝統的な漁師の街で、ポルトガルの首都リスボンから35キロほど北西に行ったところにあります。


エリセイラは、1940年代から1950 年代にリスボンの多くの家族に人気の避暑地でした。

今日では、地元の観光客だけでなく、世界中のサーファーに人気の目的地となっています。

ポルトガルにはエリセイラ以外にもペニシェやナザレなど、たくさんの世界的に有名なサーフィンのスポットがあります。

以下は「ポルトガルを探求」からの引用です。

1 – エリセイラ (Ericeira)
ポルトガルの先端にあり、シントラやリスボンから短時間でアクセスできます。ここはマフラ (Mafra) の教会区です。とても美しい漁村であるエリセイラ (Ericeira) は、教会の周囲に曲がりくねった小道が連なり、白塗りの家々が建ち並んでおり、次の3大サーフスポットにより世界のサーフ保護区として知られています。プライア・ド・コショス (Praia do Coxos) は、小さく奥まった入江の海岸です。夜明けには波が最大5メートルの高さに達し、勇敢で冒険好きなサーファーのみが挑戦できるスポットです。崖に覆われた多様なビーチのあるリベイラ・デ・イーリャス (Ribeira d’Ilhas) では、左右から大きな波が押し寄せます。ここはワールド・サーフィン・チャンピオンシップ (World Surfing Championships) の開催地でもあります。リーフ (Reef) は岩が点在するビーチで、一年を通して素晴らしい波を堪能できます。

2. ペニシェ (Peniche)
17世紀に再建され、20世紀には牢獄として使用された巨大な中世の城壁は、漁村のペニシェにおいて最も重要な遺跡です。半径数キロメートル内には、レベルを問わず初級者から上級者までサーフィンの練習ができるたくさんのスポットがあります。例えば、コンソラサォン (Consolação) は、岩の多い海底のためかなり強い波があり、中級レベルのサーファーに最適な場所です。また、スーパーチューボス (Super Tubos) のビーチでは、単なるテクニック以上のものが要求されます。その地名は、完璧な波を生み出す有名なレフトハンドウェーブから名付けられました。ポルトガルではおそらく最高峰のサーフポイントであるという理由から、ワールド・サーフィン・チャンピオンシップ (WCT) 選手権の開催地にもなっています。

3. ナザレ (Nazaré)
ハワイのサーファー、ギャレット・マクナマラが30メートルという世界最大の大波に乗った海が、ここプライア・ド・ノルテ (Praia do Norte) でした。その波はマクナマラが「圧倒的」と表現したとおり、とりわけ巨大な波でしたが、実はそれほど珍しい波ではありませんでした。1年を通して、特に冬季は、ビッグウェーブ・サーファーたちにとっては完璧なコンディションのビーチであるため、このスポットはサーファーの憧れの地となっています。普段でも波は10メートルに達します。そんな高波に気後れするなら、プライア・ド・サルガド (Praia do Salgado) でいつでも日光浴が楽しめます。ここは数キロメートルに及ぶ砂丘と岩壁からなるヌーディストビーチです。

(引用おわり)

エリセイラ中心地にあるホテルの上の階から見ると、ビーチに波が絶え間なく押し寄せるのが良くわかります。


というか、果たしてこんな高波でサーフィンして大丈夫なのか?笑


まあ何とかなるでしょう。。。

2. サーフィンの基本

仕事の合間を縫って、仲間10人くらいで集まり3時間のスクールに入りました。

今回のサーフィン体験でお世話になったのは、エリセイラのNaOnda Escola de Surf e Board Rentalというレンタルショップです。


Rua do Passadico nr.1, 2655-130 Carvoeira
http://www.ericeirasurf.com/


サーフボードとウェットスーツ、シューズ、ラッシュガードなどサーフィンに必要なものはすべて現地でレンタルできるので、タオルと水着があれば気軽に参加できます。

駐車場からビーチのエントリーポイントはすぐ先ですが、サーフボードって結構重いんですね。。。ヨロヨロと歩きながらビーチに到着。

まずは、インストラクターから、サーフィンの基本を教えてもらいます。


サーフボードに付いている紐はリーシュといって、片方の足首にくくりつけて、水中でボードが遠くに離れてしまわないようにします。

また、水中ではサーフボードの上に常に両手を置いて、ボードが波を受けてさらわれないようにしっかりと支えます。

サーフボードの上に腹這いの姿勢で、足のつま先をボードの縁近くに立て、両手は腰の近くで立ち上がれるように構わるのが基本姿勢。

波が来たら、次の3つのステップでテイクオフしてボードの上に立ちます。

1. 上半身を起こす
2. 左足をボードの前に出して立ち上がる準備
3. 両ひざを上げてボードの上に立つ(低い姿勢を維持)

テイクオフの詳しいやり方は以下の動画が参考になります。


ではさっそく海に入って挑戦です!

3. 初めてのサーフィン

みんなサーフィンは初めてなので、緊張しています。。。

私は、スノーボードはずいぶんやっているし、最近始めたSUPでバランス感覚も鍛えられているはずなので、似たような感覚でやればいいのではと思っていました。

また、MTBのダウンヒルとも共通点が多いのではと勝手に想像していました。

それでも、サーフィンはなかなかハードルが高そうなイメージがあり、果たしてあんな激しい波に乗ることができるのか不安で一杯 笑

今回は初めてサーフィンを体験するレッスンなので、パドリング(波に向かって両手で水を掻く)はやらずに、ボードの上に腹這いになったらインストラクターに波に乗せて押し出してもらいます。

当日の気温は最高18℃、水温は15℃、レッスン開始の午後2時の天気は曇りで、夕方から雨の予報でした。

エントリーポイントから海にはいりますが、波がやってくるたびにボードが流されそうになり、支えるのが大変。。。

なんとか沖に向かって進み、インストラクターの前に縦に並んで順番を待ちます。


最初の2回くらいはボードの上に立てずにチン(沈)して失敗。

3回目くらいからは、コツが掴めてきました。

インストラクター(黒いウェットスーツ)に波が来たタイミングで押し出してもらいます。

ステップ1で上半身を起こします。


ステップ2でボードの前に出して立ち上がる準備。


そして。。。ステップ3で両ひざを上げてボードの上に立つ


低い姿勢を維持、なんとか立ち上がることができました!


そのときの動画です

ボードの上に立てた瞬間

波というにはあまりに小さいですが。。。サーフィンできました!

インストラクターが遠くから、親指を立ててグッドのサイン。

仕事仲間のアメリカ人の友人も立てるように!



悪戦苦闘している人もいます



再び私のテイクオフ

5秒くらい立てた

バランスを崩して立ち上がるタイミングが遅れましたが、5秒くらいボードの上に立てています。

SUPのバランス感覚というよりは、スノーボードに似ていますね(姿勢も横向きなところも同じ)。SUPよりも腰を低くする必要があるので注意が必要です。

ある程度スピードが出ているほうが安定するのはMTBと一緒でした。

いやコレ、メチャクチャ楽しいではないですか!

学生時代に観て感動した映画『ビッグ・ウェンズデー』の世界がついに現実のものに!


夢中でサーフィンしていたら、あっという間に1時間が過ぎてしまいました。

4. 初サーフィンを終えて

1時間のサーフィンタイムを終えて、岸に戻り小雨のなかでみんなで記念撮影


みんなサーフィンに夢中になって大満足。

なかには、水中の岩に手を切られて出血した人もいましたが、かすり傷程度で大事には至りませんでした。

岩場はやはり危険が潜んでいますね。。。

やがて小雨から土砂降りになり、空が光って雷まで。。。大急ぎで砂浜から退散。

気温も一気に下がり、迎えのバンが来るまで駐車場でみんなでブルブル震えていました 笑

5. エリセイラの夕暮れ

夕方からの大雨はやがて上がって、夕暮れ時には天気が回復しました。

空には虹が!


その日のエリセイラの夕暮れは実に素晴らしい景観でした。


しかしエリセイラの波は激しかった(下の映像)


またいつか、エリセイラでサーフィンできる日が来ることを願って。。。

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