[三渓園~シェ・フルール横濱] 長女の成人式前撮り振袖撮影と和のフレンチフルコース


長女が来週の誕生日で20歳、成人になります。

今日は、横浜山手のスタジオで振袖の撮影ということで、父親の私は運転手と荷物運搬係で出動 笑

スタジオでの振袖撮影のあと、晴れ着のまま横浜本牧にある三渓園を訪れました。


三渓園のあとは、家族でシェ・フルール横濱という洒落た店でフランス料理のフルコースを堪能。

以下はその備忘録です(長女の振袖の正面写真は掲載していません、念のため)。

1. 三渓園

三渓園は、神奈川県横浜市中区本牧三之谷にある庭園です。



17.5haの広大な敷地に17棟の日本建築が配置されており、生糸貿易により財を成した実業家で茶人の原三溪(本名富太郎)によって、1906年(明治39)に造園された国指定名勝地です。


所在地 〒231-0824 神奈川県横浜市中区本牧三之谷58−1
TEL 0456210634
開園時間:午前9時より午後5時まで(紅葉ライトアップ期間は19:30まで)
入場料:大人700円、小中学生 200円
駐車場:あり(60台、最初の2時間まで500円、以降30分毎100円、当日最大1,000円)
アクセス:JR京浜東北・根岸線「根岸」から横浜市営バス58・101系統 約10分 「本牧」下車・徒歩10分


梅や桜、ツツジ、紅葉などの名所として知られ、外国人にも人気が高く、横浜でも有数の日本文化が体験できる観光スポットです。

園内から園外の建物がほとんど見えないため、結婚式の前撮りスポットとしても人気です。

原三溪については、以下は公式ホームページからの引用です。

原三溪(本名富太郎)(1868年/慶応4-1939年/昭和14)

岐阜県厚見郡佐波村(現在の岐阜県岐阜市柳津町)で代々に渡り、庄屋をつとめた青木家の長男として生まれました。幼少の頃から絵、漢学、詩文を学び、1885年(明治18)東京専門学校(現在の早稲田大学)に入学、政治・法律を学びました。

1888年(明治21)頃に跡見学校の助教師になり、1891年(明治24)に、教え子であった原善三郎の孫娘、屋寿と結婚し、原家に入籍。原家の家業を継ぐと、個人商社を合名会社へと改組、生糸輸出を始めるなどの経営の近代化と国際化に力を入れ、実業家として成功を収めました。

実業家以外にも様々な面を持ちあわせた三溪は、住まいを本牧・三之谷へ移すと古建築の移築を開始し、1906年(明治39)三溪園を無料開園するほか、美術品の蒐集や芸術家の支援・育成を行いました。

1923年(大正12)の関東大震災後は、横浜市復興会長に就任し、それまでの作家支援を止め荒廃した横浜の復興に力を注ぎました。三溪自身も書画をたしなみ、その作品の一部は、園内の三溪記念館に収蔵されています。

(引用おわり)

2. 園内散策

山手のフォトスタジオで撮影を終えてから、車で直行、15分ほどで午後4時過ぎに三渓園に到着しました。


三渓園に来たのは、実に16年ぶり、前回(2006年3月4日)に訪れたときは長女はまだ3才でした。




あれから16年。。。光陰矢の如し 笑

園内は、明治時代から一般に向けて公開されていたエリア(外苑)と、原家が私邸として使用していたエリア(内苑)に分かれています。



正門から入園すると、まず正面に大池と、その小丘の向こうに三重塔(旧燈明寺三重塔)が見事なコントラストです。


大池にはたくさんのカモが


対岸の紅葉と真っ青な空とのコントラストが美しい。。。


今日は絶好の振袖日和、日中の最高気温も18℃と、11月下旬にしては暖かい天気に恵まれました。


大池の反対側には、鶴翔閣という三渓のかつての住まいが。


この鶴翔閣は、三渓と交流のあった文化人や政財界人らが多く出入りしていたそうです。

その文化人のなかには、《神輿振》の前田青邨(1885~1977)や、《柳蔭》の横山大観(1868~1958)といった著名な画家も含まれていました。

美術品の収集家としても有名であった原三渓のコレクションは、敷地内中央の三渓記念館にて展示公開されています(館内撮影禁止)

原三渓がコレクターとして三溪の名が広く知れ渡るようになったのは、国宝《孔雀明王像》です。

孔雀明王像

前蔵相・井上馨から当時としては破格の1万円で購入し、大きな話題となりました(原三渓の美術より)。

次の機会には原三渓についてもう少し研究してみようと思います。


三渓記念館の裏手の白雲邸と御門、そして臨春閣は、撮影には絶好のスポットでした。


御門の近くでは、結婚式の前撮りで二組のカップルの写真撮影が執り行われていました。


御門を抜けて、蓮華院の近くに紅葉スポットを発見。




旧天端寺寿塔覆堂も、周囲の黄色く色づいたイチョウとその絨毯が素晴らしかったです。





運転手役の私は、ここで次女を迎えに三渓園をいったん退場。


以下は山下公園前の目抜き通りのイチョウ並木です。

3. 紅葉ライトアップ

今年(2022年)は、三渓園完成100周年記念ということで、11月23日~12月11日は紅葉ライトアップで日没から19:30まで開園時間が延期されていました。


次女を迎えて再び三渓園に戻ってきたときには、日没近くで夕焼けと飛行機雲がキレイでした。


妻たちも園内で同じ飛行機雲を撮っていました。



三渓園に到着し、すっかり暗くなった園内は、ライトアップされた三重塔が大池に映えてとても良い感じでした。


日中は陽射しで暖かかったのですが、夜になると冷え込んできました。


三渓園のライトアップを満喫したあとは、家族4人で車でシェ・フルール横濱に向かいました。


こちらの記事によると、今年の三渓園の紅葉のピークは12月上旬からのようです。

4. シェ・フルール横濱

シェ・フルール横濱は、横浜駅より徒歩10分ほどの閑静なエリアにある創作・和フレンチレストランです。

当店の和フレンチは、お箸で食べられるフランス料理。

フランス料理を日本人に馴染み深い"和"の食材を使用する事で、フランス料理をより親しみやすくしています。


所在地 〒220-0004 神奈川県横浜市西区北幸2丁目12−26Felice横浜 1Fs3
TEL 0453426292
営業時間:午前11時30分~13時30分、午後18:00~20:00(水曜日定休)
駐車場:なし
アクセス:JR京浜東北・根岸線「横浜」から 約10分 「本牧」下車・徒歩10分

妻が予約を入れてくれました。


夕食には、祖父と祖母もご招待したので、6人テーブルです。

器やプレートには、有田焼の食器を使うなど、視覚的にも日本の伝統美を盛りこんでいます。


プレートはそれぞれ異なるところがスゴイ。


当日のメニュー




乾杯していよいよコース料理スタート


アミューズ



季節のオードブル9点盛り、これがなかなかボリューミーで超美味かった!!


鮮魚のカルパッチョ、これもメチャウマい!周囲の黄色い粉はカラスミ



魚料理は、イサキにモンサンミッシェルから直送のムール貝添え


ほうじ茶のグラニテ、上品~


神奈川県産山百合ポーク藁焼きがちょうど焼きあがったところを見せていただきました。

藁焼きならではのたまらない香りが!


そのポーク


藁焼きってこんなに味に浸みて香ばしいんだ!


娘たちは黒毛和牛のステーキを選択、こちらも少し分けてもらいましたが激旨!


デザートには季節のフルーツの柿のパンナコッタ



長女は特別デザート!


食後はラテコーヒーをいただきました


パンも店で焼きたてということでメチャ美味かった!

3時間ゆったりと過ごす至上のひととき。。。思い残すことは何もないほど完璧なディナーでした 笑


こうして無事に天気にも恵まれて長女の振袖撮影と記念食事会を行うことができました。

「原三渓の美術」を図書館で借りてきました。


サイズ比較で三渓園のパンフレットと入場券を横に添えました。


270ページの豪華な美術カタログ本でビックリ、内容も充実しており、これで2800円というのは破格ですね。

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