今日は青山トライアスロン倶楽部のスイムレッスン【スキルアップスイムBefore&After】を受けてきました。
スイムのフォームを撮影してもらい、コーチが目標達成のために必要な技術や練習方法についてアドバイスしてくれる生徒4名向けの少数精鋭レッスンです。
自分自身のフォームを映像でチェックしながらのアドバイスは絶大な効果があり、改善すべきポイントがバッチリ把握できました。
あとは実践あるのみ 笑
今週末はオフロードトライアスロンのエクステラジャパンに出場しますが、果たしてレッスンの効果を発揮できるか?
私はメンバーではありませんが、青山トライアスロン倶楽部のイベントにはこれまでも何度かゲスト参加させてもらっています。
泣く子も黙る青山トライアスロン倶楽部のレッスン 笑
これまでのスイムの変遷を以下にまとめまてみました。
2. フォーム撮影(2013年11月)
私は泳ぐのは昔から大の苦手で、10年前にトライアスロンを始めたときは息継ぎもロクにできない情けない状況でした。
百聞は一見に如かず。。。私がどれほど水泳が下手だったかは、下の映像をご覧いただくのが一目瞭然だと思います。
ゼロからの水泳
この映像は、スイムを始めて間もない2013年11月にトータルイマージョンのビデオレッスンで撮影してもらったものです。
終始完璧に崩れたフォームで、足は深く沈み、途中の息継ぎにもほとんど失敗している。。。
自分で言うのも何ですが、正直ここまで下手な人はなかなか見かけない 笑
コーチからのアドバイスは、
・手を伸ばす位置が高すぎてしまう為、足が下がってしまっています。あと20センチ下げましょう。
・斜めのスケーティング姿勢を切り替えるよう、タイミングに注意しましょう。
・手肘肩の順で下げ、前腕を後方に向けるようにしましょう。
でした。
本格的に泳ぐスクールでしたが、毎週1日3か月間通い、厳しくも楽しいレッスンのおかげで1.5kmをなんとか泳ぎ切れるようになりました。
当時のことは以下のブログにまとめました。
3. フォーム撮影(2015年1月)
2014年5月。トライアスロンのデビュー戦(横浜トライアスロン2014)を無事に完走し、スイムも徐々に慣れてきました。
2014年8月。青山トライアスロン倶楽部の「めざせ!30分切り!」というプログラムに参加。
コーチから伝授されたおススメ自主練習メニューを元に、毎月プールで猛特訓を開始しました(以下は現状1.5kmが31~32分の人向けのメニューの抜粋)
正直なところ、どれも死ぬほどキツイものばかり 笑
ムリなフォームが災いしてか、左腕に痛みが出るようになってしまい、頸椎性神経根症と診断され、1.5kmを35分を切ることもできないほどペースも低下してしまいました。
そこで、2015年1月に再びフォーム撮影会に参加。
水上(Before)
水中(Before)
水中(After)
コーチからのアドバイスは、
①キックの幅をせまくしよう!
理想のキックは、身体の幅からあまり出ないことです。
イメージとしては太ももが骨盤を中心に上下5cm程度動く範囲ですね。
また、キックはできるだけ横に流れないように意識しましょう。
ポイントとしては、例えば左手を入水するときに右足のキックを内側にうつこと。
こうすると腰を中心に上半身と下半身がひねるようなイメージになります。
そうすることにより、上半身にも力が入れやすくなるのでオススメです!
②脇の裏を意識しよう!
まず入水が少し内側になっているということで、脇の裏がゆるいまま
ストロークがはじまっているように見えます。
入水後に「脇を伸ばす」ということを意識するともっとストロークパワーが
楽に上がると思います!
でした。
結局、30分切りは一度も果たすことができませんでしたが、2015年の夏頃にはプールで1.5kmを32分で泳げるようになりました。
その後、再び同じコーチの個別レッスンを受けて、以下のアドバイスをもらいました。
まず一番気になるるのは、ストロークが「円」になっている点です。
要は、手を前に伸ばす、後ろに伸ばすという前後の意識が少ないかなと思います。
基本的にストロークは横から見るといわゆる「楕円」それも細長い楕円になっていることが理想です。
特に後ろに伸ばすという動きができていないように思われます。
ストロークのスピードアップにおいて重要なのは、ストロークの後半にかけて、「速く動かす」「強く押す」の2つです。
ここがまず重要かと思います。
これを改善する練習としては、毎ストロークけのびをすることです。
(ここでいうけのびは片手前、片手後ろです)。
けのび中はバタ足をしましょう。足が止まらないようにすることも重要です。
イメージとしてはストロークの後半にかけて「速く」「強く」動かしてください。
フィニッシュの後に手が空中に出ないよう、太ももの横で止めることも意識しましょう。
また、これはキャッチアップの改善にもなります。
バタ足に関しては取り急ぎこのままで良いかと思います。
”脇を伸ばす”に関しては、上述した「楕円」のストロークのイメージを持つとさらに良くなると思います!
以下は2015年8月にケアンズに家族旅行に行ったときに撮影したものです。
フォームの改善に努めた甲斐もあり、2015年夏に出場したアイアンマンジャパン北海道のスイムは、3.8kmを1時間37分33秒で(決して速くはないものの)泳ぎ切ることができました。
しかしスイムが上達したのはここまで 笑
以降は、スイムのトレーニングをサボったこともあり、泳力は年々低下する一方。。。ついにはプールで1.5kmを45分を切るのが難しいほどに退化してしまいました。
4. フォーム撮影(2023年9月)
2022年秋に出場した人生二度目のアイアンマン(アイアンマンポルトガル)のスイムは、3.8kmを1時間59分22秒と、大会参加者のほぼビリに近いタイム。
2023年もエクステラジャパンの大会が迫り、これはいい加減にマズいということで、今回のスキルアップスイムBefore&Afterに参加することにしました。
まずは、レッスン前のスイムを撮影
ビフォー(水上)
ビフォー(水中)
こうして公開するのも恥ずかしいのですが。。。とにかくヒドイ 笑
現在の課題に対して映像を見ながらコーチからのアドバイスは、
・キャッチアップクロールになってしまっている
・手を伸ばす位置が高すぎる。そのせいで、肘が手首よりも下がってしまっている
・入水が内側になっている
・ローリングでの左右の振りが大きすぎり
・バタ足はまあまあだが、もう少し両脚の間隔を狭めて揃える
でした。
4人のアドバイスが終わったら、それに基づいたドリルを実施しました。
ポイントは
・肩を張るのではななく、肩を窄めて肩甲骨を出しながら泳ぐ
・手首から先には力を入れない(高い所にあるものを取るイメージ)
・肘が常に上になるイメージ(入水は親指から)
です。
両腕を身体の横に付けた状態でのバタ足
両腕を前に伸ばした状態でのバタ足
上で片手だけ斜めに下げた状態でのバタ足
上の左右を交替しながらのバタ足
などなど。。。
最後のドリルでは、片手を水上に上げたまま反対の片手だけで3掻きしたら、息継ぎをして反対の片手だけで3掻きという繰り返しをやりましたが、これが効果てきめん!
水中の深い下方向(前ではなく)に手を伸ばして水を掻く、というイメージが一気に捉えることができました。
一緒にレッスンを受けている人たちからも「見違えるように良くなりましたよ!」とお褒めの言葉を。。。まあ、伸びしろしかないので 笑
そして、レッスン後にその変化を撮影。
アフター(水上)
アフター(水中)
映像を見ると、相変わらずヘタクソな泳ぎですが、マインド的には以前より全然違う泳ぎ方、特に、手を伸ばして掻く位置が水面に近いところではなくて、ずっと低い水中に、というところのコツが初めて掴めました。
なんだか今までと違って水をしっかりと掻けている感触が!
コーチからの追加のアドバイスは
頭が動き過ぎている
でした。これはこれで意識してローリングの改善が必要ですね。
5. フォーム撮影のおすすめ
「1分間の映像には、文字情報に換算して180万文字分の情報伝達力がある」と言われています。
今回のフォーム撮影で、今まで自主練習では決して気付かなかったポイントを見出すことができのは本当に良かったと思います。
特に、手を伸ばす位置が高すぎたのは致命的でした。
これではいくら力を入れて泳いでも、ムダな労力にしかなりませんね。。。
とにかく、「なるべく先にある水を掻く」という意識だけで、手を無理矢理に前に伸ばしていただけでした。
また、「肩を張るのではななく、肩を窄めて肩甲骨を出す」というアドバイスも、目から鱗で、これまでは、なるべく両腕を肩のうしろでまわすように、肩を張る気持ちで泳いでいました。
これでは全くの逆効果 笑
教本やネットに書いてあるアドバイスもそのまま鵜呑みにしては、まったくの逆効果でした。
また、レッスンでは、自分自身のスイム映像はもとより、参加した4人全員のスイム映像とアドバイスからもたくさんのことを学ぶことができました!
青トラのスイムのビデオ撮影レッスン、おススメです。もっと早めに受けておけば良かった 笑
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