[2023年ジャパンカップ チャレンジレース参戦記] 初参戦のサイクルロードレース、無事に生還できるか


今日はジャパンカップ サイクルロードレースに参戦しました。

(出典:ジャパンカップ

参戦したのはチャレンジレース、宇都宮市森林公園周辺周回コース(ジャパンカップサイクルロードレースコース)を2周回(20.6km、獲得標高370m)です。

実走のロードレースは初挑戦なので、落車の恐怖しかない 笑

なんとか無事に完走できれば御の字ですが、果たしてどうか

1. ジャパンカップ サイクルロードレース

(以下Wikiより)

ジャパンカップサイクルロードレース(Japan Cup Cycle Road Race)は、毎年10月に栃木県宇都宮市森林公園周回コースで2日間にわたり開催される自転車ロードレース大会である。2008年にUCIアジアツアー「1.1」(ワンデイレース・1級カテゴリー)から「1.HC」(同・超級カテゴリー)に、2020年からUCIプロシリーズに格上げされた。宇都宮市主催、日本自転車競技連盟主管。

1990年に宇都宮市で開催された世界選手権自転車競技大会のロードレース部門のメモリアルとして1992年から開催されている。日本国内のワンデーレースでUCIプロチームを招待できる数少ないレースである[1]ことなどから、日本国内最高峰の自転車ロードレースと位置付けられる。

標高差185mの古賀志山林道の登りを含む宇都宮市森林公園周辺周回コースを使用し、初日にフリーラン・チャレンジレース・男女オープンレース、ジャパンカップクリテリウム、2日目に男子エリートによるメインレースが行われる。

(引用おわり)


2023年の今年は記念すべき30回大会を迎えました。

大会は2023年10月13日(金)、14日(土)、15日(日)の3日間に渡り開催され、初日は全出場チームが顔をそろえる「チームプレゼンテーション」、2日目は宇都宮市中心部の大通りを周回するハイスピードレース「ジャパンカップクリテリウム」、最終日となる3日目は標高差185mの古賀志林道を疾走する「ジャパンカップサイクルロードレース」が開催されます。

アマチュアが参加できるレースは、チャレンジレースとオープンレースがあります。

チャレンジレース

参加要項

期日 令和5(2023)年10月14日(土)
会場 宇都宮市森林公園周辺周回コース(ジャパンカップサイクルロードレースコース)
距離 20.6km(1周10.3km×2周)
日程 8:00 会場受付
9:50 スタート
10:50 コースクローズ
参加人数によっては、2レースに分けて開催する場合があります。
参加資格 日本自転車競技連盟(JCF)登録競技者でレース距離を安全にかつ完走できる方。
※JCF競技者登録は,JCFホームページからの登録か、お住まいの都道府県自転車競技連盟にお申込ください。
なお、大会申込み時点で競技者登録を行っていない方は、大会申請手続きの時に臨時登録申請を行えば、参加することが可能です。
定員 300名(定員になり次第締切となります)
参加費用 JCF登録者 5,000円
臨時登録希望者 7,000円


オープンレース

参加要項

期日 令和5(2023)年10月14日(土)
会場 宇都宮市森林公園周辺周回コース(ジャパンカップサイクルロードレースコース)
距離 【男子】72.1km(1周10.3km×7周)
【女子】30.9km(1周10.3km×3周)
日程 前日 会場受付
11:00 男子レーススタート
11:05 女子レーススタート
参加人数によっては、2レースに分けて開催する場合があります。
参加資格

【男子】JCF登録選手及びUCI登録選手

◎各カテゴリージュニア以上で、全国大会出場経験者とする
全国大会…全国高等学校総合体育大会、全国都道府県対抗自転車競技大会、国民体育大会、全日本学生選手権大会、全日本選手権自転車競技大会 等

【女子】JCF登録選手及びUCI登録選手(ジュニア以上)

定員 【男子】300人
【女子】100人
参加費用 5,000円

このほかにも、オープニング・フリーランという一般自転車愛好家によるコース走行体験(1周10.3km)も開催されており、こちらはスポーツバイク(ロードバイクやマウンテンバイク)で誰でも気軽に参加できるイベントです。

今回私が参戦したのは、宇都宮市森林公園周辺周回コース(ジャパンカップサイクルロードレースコース)を1周10.3km×2周のチャレンジレース。

コースレイアウトは、スタートから登り坂が1.1km続きます(その間に獲得標高約100m、平均勾配は約9%)。

KOMを超えてからは長いダウンヒル。

田野町交差点で左折してからは再びダラダラ登りが断続的に続きます。


KOMまでの登り区間で集団から脱落してしまうと、その後に挽回するのはかなり厳しそうです。


事前にYouTubeで調べたら、以下のような動画が見つかりました。

かるがもサイクリング
【2022ジャパンカップサイクルロードレース】チャレンジレースにチャレンジ!

スタート直後から猛烈なスピードで多くのロードバイクが超接近でひしめき合っている。。。

近くの選手に「いるよー!」という掛け声をかけて知らせる合図の仕方も知りました

もう、この動画を見ただけで、エントリーしたのを激しく後悔 笑

こんな混戦で落車でも発生したらと考えると怖ろし過ぎる。。。

そこで、以下のような落車の時のアドバイスのYouTubeも真剣に観ておきました

60代初心者ロード乗りへ
落車の時に押さえておきたい三大ポイント

そして、もう一つ見つけたのがこちら。

[ロードレース]2022 JAPAN CUP CYCLE ROAD RACE チャレンジロード

こちらは同じTMRのShimiクンの動画(去年のレース)でした。

第2集団からアタックかけて抜け出しているところなんかメチャクチャ凄い。。。!

Shimiクンとは、何度かズイレーで走ったことがあります。

直近ではコチラ(Shimiクン3位、MONIOは4位)


こんな激ツヨ選手とズイレーやってたのか。。。実走レースではレベルが違い過ぎて足元にも及ばないでしょう   笑

ワタシはデュアスロンやトライアスロンはこれまでにも何度かレースに出たことがあるものの、順位を競うロードバイクの実走レース経験は以下の3レースしかありません。
大磯クリテリウムは出走前に集団落車で救急車が現場に駆け付けるのを目の当たりにして恐怖に脚が竦み、レースはDNF。

もてぎエンデューロでも、横を走っていた集団トレインで落車が発生したのを目の当たりに見ています(このときも怪我をした選手は救急車で運ばれました)。

ロードバイクに乗り始めたのが10年前ですが、幸いなことに、これまで一度も(立ちゴケなどを除いて)大きな落車を経験せずに済んでいます。

先日も、NHKのチャリダーでニセコクラシックでの落車のシーンが何度も放映されました。。。


なので、サイクルロードレースは、恐怖以外の何物でもありません。。。

とはいうものの、カットオフタイム(60分)があるので、チンタラ走るわけにもいかない。

レースがあと数日に迫ってからは、毎日がストレスでした 笑

2. 大会当日の朝

大会前日の土曜日、午前5時30分に都内を家用車で出発。

自宅からレース会場の宇都宮市森林公園までは、東北道を経由して約150kmの距離です。


会場周辺にはいくつかの駐車場がありますが、選手は駐車券を提示すれば無料で利用できます。


無料駐車場 一覧

No. 駐車場名 収容台数
(見込み)
メイン会場までの距離 オープン時間 クローズ時間 開放日
1 栃木県ライフル射撃場駐車場 700台 約3,300m 7:00 16:00 14日(土)
15日(日)
2 多氣不動尊裏参道入口駐車場 400台 約2,300m 7:00 16:00 14日(土)
15日(日)
3 市営多氣山駐車場 100台 約3,100m 7:00 16:00 14日(土)
15日(日)
4 ろまんちっく村駐車場 500台 約5,000m 7:00 17:00 15日(日)
※満車の場合、「JAうつのみや北部支所駐車場(約80台)」を開放
※会場までのシャトルバス運行予定
5 国本西小学校 150台 約3,200m 7:00 16:00 15日(日)
6 栃木銀行総合グラウンド 350台 約6,600m 7:00 17:00 15日(日)
※会場までのシャトルバス運行予定
7 県立盲学校駐車場 200台 約4,500m 7:00 16:00 15日(日)
8 城山中学校駐車場 200台 約4,200m 7:00 16:00 15日(日)
9 城山中央小学校駐車場 100台 約4,100m 7:00 16:00 15日(日)


私は会場(宇都宮市森林公園)に一番近くて台数も多い栃木県ライフル射撃場駐車場を利用しました。


栃木県ライフル射撃場
〒321-2118 栃木県宇都宮市新里町乙1067

宇都宮インターチェンジ出口から5.2km、車で10分くらいです。

途中にコンビニはファミマ(宇都宮徳次郎店)があります。

高速降りたらジャパンカップの案内板を見つけました。


また案内板が。。。長閑な道を進みます


ライフル射撃場の駐車場に着いたのは7:40くらい


700台収容の駐車場はメチャクチャ広い!


バイクを車から降ろして、宇都宮市森林公園に自走で向かいました


鶴カントリークラブの登り坂を超えて直進すると、下り坂


会場に到着


選手や大会関係者で賑わっています


チャレンジレースの受付


ゼッケンや計測チップ、選手リストを受け取りました


選手リストはネットにも公開されています。

会場にはサポートカーも多数待機



ドリンクや軽食が揃ったエイドもありました


受付テントには手荷物預かり所もあります


計測チップをフォークに取り付けます


バイクはいつものCervelo S2にZONDAホイール、スプロケットは11/27T


フリーラン出走の10分前(8:50AM)までであればコースを試走できるということで、早速コースに出てみることに!

スタート直後は緩やかな登りということが判明


左は赤川ダム


脇道に入ってみました


湖面に景観が反射していて美しい


このテントはレース中は目に入らないだろう


公園二号橋、やや段差がある


橋の脇には廃屋が(これもレース中に見ることはないでしょう)


右に急カーブ


次は左に緩やかにカーブ


コース沿いのカフェでは観戦席が販売中でした


この先からは本格的な登坂区間に


登坂区間は試走せずに、元の道を引き返しました

そして、一度駐車場まで戻っていろいろ準備をして、チャレンジレース出走の9時50分の20分前くらいに再び会場に戻ってきました。

すでにチャレンジレース出走者は列を作って順番を待っていました。

3. チャレンジレース (1周回目)

スタート15分前くらいにスタートラインまで移動が開始


先頭から6列目くらいにスタンバイ、このへんで大丈夫か?全然わからない。。。


いよいよだ

(出典:ジャパンカップ

号砲とともにスタート!


(出典:ジャパンカップ

で、いきなりビンディングにトラブル発生 笑


なんとビンディングシューズがパカっと壊れた(レース後に撮影)


一番ボロイシューズを持ってきたのが失敗

しばらくクリートがハマらず、スタートダッシュでガンガン抜かれました


スタートから2分くらいまでの映像です


ようやくシューズがカチッとはまった


ヒルクライム区間に突入


スタートから2分しか経っていないのに心拍が180を突破


ペースが急激に落ちて


後ろを振り返ると、選手はほんの数人


ダンシングを交えて登るが


残り300mでほぼゾンビ状態 笑


残り200m


残り100m、前の選手に追い付かねば!


KOMまでガチ踏み


KOMを超えてなんとか追い付いた


下りはドラフティングで。。。


と思ったらズルズルと距離が離れてしまう


ムリには追わず


緩やかになってから


ガチ踏みで75km/h


追い付いた!


しばらく後ろに付かせてもらい


先頭を交替


しばらく前に出ました


下りが終わって左折


ややペースダウンしたら


抜かれました


田野町交差点


ここから上り基調


再び前に出ました


ゆず直売の看板


と、二人に同時に抜かれた


もうすぐ周回が終わる


あと1km


また抜かれた


実況ブースと観覧席の前を通過


こんな遅いのにたくさん声援をいただいきました


タイムは22分50秒くらいでした

4. チャレンジレース (2周回目)

2周回目に突入


と、また抜かれた


しばらくひとり旅


またまた抜かれた。。。


疲労困憊で追う気力がない


と、救急車が脇を。。。誰か怪我したのか?


登り区間、1周回目は気にもしなかった500mの看板


残り400m、ペースがいよいよ下がる


残り300m、27Tでもう限界が。。。


残り200m、キコキコ登るだけ


残り100m、力を振り絞りダンシング


KOM通過


あとは慎重にゴールを目指すのみ


下りはムリせず慎重に


と、また抜かれた


緩やかになってペースアップ


追い付いた、1周回目と同じパターン


左折して


追い抜いた


抜き返される


田野町交差点


もう追い付く気力がない


ゆず直売


車が止まって合図している。。。ひょっとしてカットオフか!?


カットオフではなかったものの、焦り始める


残り1km、また車が。。。今度こそカットオフ!?


ではなかった。。。そして、沿道の応援をいただきました


残り500m、あと少し!


残った力を振り絞りダンシング


ダンシングのまま


最後のストレートに突入


実況の方が「さあフィニッシュです!いい表情をしていますね」と褒めてくれました!


ようやくゴール


自転車を停めてタイムを確認、48分44秒でした


バイクを寝かせて


身体も寝かせて空を見上げました


初めてのロードレースはいろいろムリ過ぎた。。。が、何とか落車もなく無事に完走できた

以下はIntervalsの結果です


W`balはレース開始2分ほどであっという間に枯渇という、これまで見たことのないほどW`balが急峻に落ち込んでいる(心拍数は逆に急激に爆上げ)グラフに驚きました。



平均心拍数 174
最大心拍数 186
平均パワー 193w
最大パワー 717w(1馬力735.5wは出せなかった)

この数値だけを見れば、いつものズイレーと比較してもまずまず出し切ったレースだったと思います。

にも関わらず、まったく歯が立たず、脚力の弱さと実走の未熟さが露呈してしまいました。。。

「いるよー!」の合図は、することもされることも一度もなかった 笑

以下はレースのフルバージョン動画(48分44秒)です

Japan Cup Cycle Road Race  - Challenge Race (2023/10/14)

5. レース後

しばらく休んだあとは、エイドに立ち寄って、暖かいコーヒーと梨をいただきましたが、これが美味しかった!


エイドのおかあさんたちともしばし歓談 笑

計測チップを返却したら、参加賞のりんごをいただきました


そして、11時からのオープンレースのスタートを見学


みんな強そうな選手ばかり!


そして、会場内をブラブラと散策


同じTMRのShimiクンにも会えました。本人は不本意なレースだったようですが、年内次のレースも控えているということで、健闘を祈っています。

なんてのんびりしていたら、会場内からライフル射撃場駐車場へ出るルートが閉鎖されてしまいました!


誘導員の方に回避ルートを教えていただきましたが、危うくオープンレースが終わるまで会場に足止めになるところでした

そして、帰り道に近くの道の駅うつのみや「ろまんちっく村」に寄り道


ご当地のゆず塩ラーメンとねぎにらたっぷりの餃子を美味しく食しました!


冷凍生餃子はお土産に


こうして無事に帰宅の途に就きました


運転しながら、今日のレースのことをぼんやりと考えました。

出る前にはあれほどストレスだったロードレースですが、一度レースに出てみると、恐怖心もだいぶ和らいだ気がします。

選手がひしめき合う状況でも、しっかりライン取りをしていれば、集団落車のような事故は大抵は起きないでしょう。

高速道路を運転していて滅多に衝突事故が起きないのと同じ理屈。。。

また、実走のロードレースが、ZWIFTのバーチャルレースとは如何に異なるものなのかというのも良くわかりました。

今回の参戦でZWIFTレースだけでは決して知り得ない実走レースの奥深い世界を垣間見れただけでも、思い切って参戦した価値があったというものです。

まあ、レースの展開には全く関係なかったので、単なる体験でしたが。。。

危険を伴うスポーツほど達成感が強いという自分の性も。。。笑

しかし、ZWIFTのレースで怪我をすることはまずないですが、実走のロードレースは、怪我のリスクを覚悟で挑む必要がありますね。

これだけはどうしようもない。

ロードレースに参戦している世代は、想像通り、若い年齢層が多かったのも印象に残りました。

あと数年もすれば還暦を迎える初心者がやるスポーツではなかったような 笑

そういう意味では、もっと早くサイクルロードレースに出会っていれば。。。とも感じました。

6. リザルト

ホームページでリザルトが公開されました。

結果は。。。完走120人中115位

ほぼビリというトホホな成績にガックシ。。。まあ、どのレースでもいつもこんなもんです 笑

 


以上、ジャパンカップ サイクルロードレース参戦記でした。

このような素晴らしい大会を実現してくださった運営関係の皆さま、応援してくださった地元の皆さま、本当にありがとうございました。

今回のサイクルロードレース参戦で、マラソン、トライアスロン、自転車レースほか持久系/耐久系スポーツ(勝手に決めた)全23種目中19種目に参戦したことになりました。


残るは以下の4種目

OMM(オリジナルマウンテンマラソン)
マウンテンバイクレース
スイムラン
ゴルフトライアスロン

どれも一筋縄ではいかない競技 笑

今年はもうレースの予定がないので、あとは来年(2024年)以降に持ち越しです。


(2023年10月15日 追記)

YouTubeにいくつかレースの動画投稿が上がってきました


序盤にほんの少しだけ映ってました 笑

コメント

  1. レースお疲れ様でした。
    貴重な経験になりましたね。

    自分は楽器をやっているので怪我のリスクを考えると
    ロードレースをやることはないですがヒルクライムは興味あります。

    メインはこれからもZwiftで地道にワークアウトしていきます。
    いつかレースでお会いできたらと思います。
    お互い頑張りましょう。

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    返信
    1. Kamiteさん
      はい、貴重な経験になりましたが、もっと若いときに出ておけば良かったです。
      楽器をやられているのであれば、確かに怪我のリスクがある実走レースよりZWIFTのほうが安全ですね。

      ZWIFTのワークアウトを継続できる人はスゴイです。。。これからもお互い頑張って参りましょう!

      削除

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