[ブログ投稿1191本目 ] ブログ開設から今日でちょうど10年を迎えました

ブログを開設してから今日でちょうど10年を迎えました。

このブログ投稿が1191本目です。

ブログ投稿が1000記事に到達した今年の2月には、何のためにブログを10年間書き続けてきたのかをまとめました。


(出典:NIKKEN Recruitment

今回は、立花隆の『自分史の書き方』を参考にして、過去10年間(2013年~2023年)のブログ投稿をベースに同時代史の流れの中に自分を置いて振り返り、ブログと自分史の関係について考えてみました。

0. 『自分史の書き方』(立花隆)

先日、施設で療養中の父親のために図書館で借りてきた本のひとつが、立花隆の『自分史の書き方』でした。



以下はアマゾンの書籍紹介からの抜粋です。

これからの人生(セカンドステージ)をデザインするためになにより必要なのは、これまでの人生(ファーストステージ)を見つめ直すことである。そして、そのための最良の方法は自分史を書くことである。

自分史を書かないと自分という人間がよくわからないはずだという信念に基づく本書は、自分の年表を作ること、なにを書くべきか、長い文章を書き続けるコツなど、自分史にまとめるための実践理論を軸に、それに応えた受講生たちの自分史を引用しながら、世の中の広い読者に向けた1冊。

(抜粋おわり)

ちなみに、立花隆の『自分史の書き方』に紹介されていた「自分史倶楽部」という講談社のウェブサイトは、現在はコンテンツ更新はされておらず休眠状態のようですね。。。

自分史を書くなんて、多くの人にとっては縁がないと気にも留めないと思います。

しかし、レビュー投稿にも書いてあるとおり、自分史を書いてみることは年齢に関係なく自分を見つめ直す良い機会になります。

今回は、立花隆の『自分史の書き方』を参考に、過去10年間(2013年~2023年)のブログ記事から自分史をまとめました。

「いろんなエピソードの連鎖として、自分の人生を語っていくことである」ということですが、エピソードの集合体であるブログは、まさに自分史づくりにはうってつけの素材です。

また、こちらの記事にあるように、「単なる回想記でも自分勝手なものでもだめ。自分自身を客体化し、同時代の動きや環境とセットにして書かなきゃいけない」ということで、各年の10大ニュースも併せて参照しました。

ブログ記事と併せて、同時代史の流れの中に自分を置いて振り返ってみます。

1. 2013年

以下は、時事通信社の【図解・社会】平成を振り返る、2013年10大ニュース一覧です。


アベノミクスが本格始動し、黒田日銀総裁が消費者物価上昇率を2%に引き上げる「異次元の金融緩和」が開始した年でした。

当時は1ドル80円という信じられない超円高でした。

消費者物価上昇率を今後2年間で2%に引き上げるという金融政策は、その後ずっと達成できず、10年後の今年になって超円安やエネルギー価格上昇でインフレ懸念になってしまっているのは感慨深いですね。。。

自分史としては、トライアスロンに挑戦することを決心した(2013年10月4日)のがハイライトでした。

当時のメモ帳

きっかけは、野中秋世さんの『トライアスロンはじめました』を偶然読んだこと。


著者の野中さんとはその後トライアスロン大会を通じて知り合いになり、今では同じチームで一緒に走ったり泳いだりしています。

11月にはトライアスロンのために初めてのロードバイク(cervélo S2)を購入。


フルカーボン完成車が当時の価格で372,750円に10%還元がついて、実質335,475円(税込み)でした。超円高の時代だったので、今からすれば激安価格ですね。

そして、記念すべき最初のブログ投稿は、【MuBoxでPCオーディオ】という記事(2013年11月26日投稿)。

なんとなく、趣味のオーディオのネタをブログにしたら面白いのではないかと思い立ったのがきっかけでした。

気軽にブログを始めたのですが、まさか、この先10年も1000記事以上を投稿することになるとは夢にも思っていませんでした。

また、超円高の恩恵で、海外のオーディオ機器やパーツも安く個人輸入できた時代でした。

2. 2014年

以下は、時事通信社の【図解・社会】平成を振り返る、2014年10大ニュース一覧です。


現在のウクライナ侵攻の発端になった政権交代や、イスラム国の樹立など、世界情勢が不安定な年でした。

自分史としては、初めてのトライアスロン大会を無事に完走(2014年5月18日)したのがハイライトでした。

スイムゼロ、ロードバイクゼロから半年間トレーニングを積んで迎えたトライアスロン初レース。

このときのブログが「臨場感があって面白い」と好評だったのに気を良くして、ブログに本腰を入れるように 笑

また、3月には卒業以来30年ぶりの高校同窓会が開催、卒業生360名のうち半数近くの170名が出席という盛況で、旧知の友との親交を再開する良い機会となりました。
秋には次女のお受験で大忙しの年でした。

3. 2015年

以下は、時事通信社の【図解・社会】平成を振り返る、2015年10大ニュース一覧です。


東芝不正会計の発覚で、パソコンなど不採算事業の見直しが進むなど東芝の凋落が始まった年でした。NECや富士通、ソニーなど国内の主要パソコンメーカーも事業から撤退や外資系への売却などが進みました。

自分史としては、目標だったアイアンマンを無事に完走(2015年8月18日)したのがハイライトでした。

トレランやウルトラマラソンなどさまざまな持久系スポーツにも挑戦、新しい友人も増えました。

また、30年振りにピアノを再開、年末にはバッハコンクールにも出場しました。

4. 2016年

以下は、時事通信社の【図解・社会】平成を振り返る、2016年10大ニュース一覧です。


オバマ大統領が5月に広島を訪問したのはTV中継を観て感銘を受けました。11月には米大統領選でトランプ大統領が誕生したのには本当に驚きました。

自分史としては、特に大きなニュースのない年でした。

仕事など多忙であったこともあり、レースの出場もなく、ブログ投稿も年間たったの3記事でした。

ヤフオクで使っていないオーディオ機器を次々と断捨離し、オーディオ趣味からの脱却が始まりました。ブログもオーディオの投稿が徐々に減っていきます。

5. 2017年

以下は、時事通信社の【図解・社会】平成を振り返る、2017年10大ニュース一覧です。


電通が過労自殺を引き起こした労働基準法違反罪で有罪判決を受け、会社の利益のため身を粉にして働く企業文化や取引慣行が見直しされるきっかけになりました。

自分史としては、この年も大きなニュースはなく、娘たちの成長を記録した15年分のホームビデオをデジタル編集技術を駆使してブルーレイディスクにハイライト版を作成したくらいでしょうか。


この年は仕事もスランプでした。

次女と一緒に育てたカブトムシの育成日記をブログにまとめたところ、毎年初夏になるとアクセスが増えて、累計2万以上の高いアクセス数を記録。

ストック型のブログ記事は、フロー型のSNS投稿と違い、価値のある投稿であれば何年にも渡ってアクセスされるのが良いところです。

6. 2018年

以下は、時事通信社の【図解・社会】平成を振り返る、2018年10大ニュース一覧です。


トランプ大統領が引き金を引いた米中貿易摩擦問題や、習近平の権力集中による中国の超大国化など、世界情勢における中国の存在感はいよいよ増してきました。

2018年から、年末にその年の総括をブログ記事にまとめるようになりました。

自分史としては、4月の転職が大きな転換点でした。

出張で訪れた杭州では、中国が目覚ましい発展を遂げている現実を目の当たりにして大きな衝撃を受けました。そして、これまで中国に対して抱いていた古い固定観念は完全に打ち砕かれてしまいました。
毎週末は次女と一緒にライトセーバー教室で修行 笑

Lightsaber Fighting with my daughter

が、同時に親離れも進行。子ども向けイベントに一緒に行く機会もぐっと減りました。

7. 2019年

以下は、時事通信社の時事通信フォト - 2019年の出来事一覧です。


令和に年号が変わり、新しい時代の幕開けとなりました。

元徴用工への賠償をきっかけに韓国との関係は急速に悪化し、日韓関係は過去最悪とも言われました。

以下は、2019年の総括のブログ記事です。

自分史としては、持久系スポーツの完全復活がハイライトでした。

中高同級生の親友と珠洲トライアスロン大会へ参戦(2019年8月26日)。

初めてのマウンテンバイク(MTB)を購入して挑んだエクステラジャパンへの参戦(2019年9月16日)。

そして、持久系/耐久系スポーツの幅が一気に広がり、(勝手に選んだ)全23種目を走破することが生涯の目標となりました。


全23種目の進捗状況(随時アップデート中)

また、韓国(日韓関係悪化の最中)、上海(中国の躍進を体感)、英国(初ケンブリッジ)、台北(いつもの)など海外出張の機会も増えました。

ひょんなことでインコのお世話をすることになったのも、2019年のハイライトのひとつです。


年号が令和になったのをきっかけに、今年を最後に年賀状じまい(欠礼)にすることに。

8. 2020年

以下は、時事通信社の時事通信フォト - 2020年の出来事一覧です。


何といっても、新型コロナウイルスの感染拡大と、それに伴う外出自粛と在宅勤務の拡大に尽きる年でした。

以下は、2020年の総括のブログ記事です。

自分史としては、ロードバイクの室内トレーニングとしてオンライン・バーチャルサイクリングのZWIFT(ズイフト)を始めたのがハイライトでした。
コロナ禍で自宅で過ごす時間が増え、ZWIFTだけでなく、Beat Saber(VRゲーム)や、ショパンのピアノソナタ第3番を弾いたり、究極のオーディオ環境を完成させたり、手料理を始めたりしました。

年間ブログ投稿数も200以上と大幅に増えて、累計アクセスが100万PVを突破した記念すべき年となりました。

9. 2021年

以下は、時事通信社の時事通信フォト - 2021年の出来事一覧です。


コロナ禍の収束の見通しがないなかで、コロナで1年延期となった東京五輪・パラリンピックが7月から9月にかけて開催されました。また、岸田内閣が発足し、新型コロナ対策と経済再生の両立という「新しい資本主義」の実現を掲げました。

以下は、2021年の総括のブログ記事です。

長女の大学合格が2021年の最大の出来事でした。

自分史としては、6つの持久系レースに参戦したことと、ZWIFTではTMRチームに加入して、年間100戦以上のレースに参戦、5勝を挙げたのがハイライトでした。

一方で、コロナの影響もあり2021年は家族旅行に一度も行けなかったのが残念です。

長女が大学生になり、次女も中学生ということで子どもと一緒に過ごす時間は激減、20年続いた子育て期間は一段落しました。

10. 2022年

以下は、時事通信社の時事通信フォト - 2022年の出来事一覧です。


コロナは収束しないなか、安倍元首相の暗殺、ロシアのウクライナ侵攻、北調整のミサイル発射など、社会不安が顕在化した1年でした。

以下は、2022年の総括のブログ記事です。

自分史としては、人生2度目のアイアンマンを完走した(2022年10月19日)のが大きなニュースでした。


3年目に突入したZWIFTでは年間200戦以上のレースに参戦して9勝を挙げ、Classicsシリーズ(全7戦)ではBカテ国内総合3位になりました。

また、思い立って12月から絵画教室に通い始めました。

一方で、2020年のコロナ禍以来、飲み会の機会が激減したこともあり、アルコールを全く飲まなくなりました。

また、オーディオ趣味は卒業、テレビは一切見ない、ゴルフもゼロ、Facebookも休止に。

ブログの累計アクセスは200万PVを突破、過去2年間で100万PVも増えました。

11. 2023年

以下は、時事通信社の時事通信フォト - 2023年の出来事一覧(11月まで)です。


コロナは第5類に収束したものの、記録的な猛暑に見舞われた1年でした。

(2023年の総括はこれからですが)自分史としては、都心の自宅と富士山麓の別荘の2拠点生活を始めたのがハイライトでした。


将来を見据えながら、避暑も兼ねて富士山麓での生活を今後本格化させる予定です。


トライアスロンやZWIFTなど持久系スポーツは相変わらずアクティブに 笑

家族旅行は、GWにはこの富士山麓の別荘を利用、夏休みには西伊豆を訪ねました。

また、絵画教室は全30回のデッサンカリキュラムを終了しました(以下は完成したデッサン作品の一部)。


現在は水彩画のカリキュラムに進んでいます。


ブログのほうは、アクセスランキング上位の記事はいずれも数年前に投稿したもので、今でもどこかで誰かの参考になっているというのは嬉しい限りです。

持久系スポーツはいつまで体力が続くかわかりませんが、ブログや絵画、ピアノといった趣味は歳を取っても続けられるでしょう

12. これからの人生をデザインする

以上、ブログ開設からちょうど10年目を記念して、過去10年の自分史をまとめてみました。

振り返ってみると、10年前は家族と過ごす時間が多かったのが、育児期間が終わり、自分の趣味に費やす時間が増えたのが大きな変化でした。

ブログを始めた当初はオーディオが趣味でしたが、その後トライアスロンをきっかけに持久系スポーツにどっぷりとハマっています。

趣味がオーディオから持久系スポーツに変わって、ブログの投稿記事も大きく変化しました。

また、コロナの影響も大きく、在宅勤務が増えたこともあり酒を飲む機会は激減し、代わりに絵画などの新しい趣味も増えました。

都心と富士山麓の2拠点生活もコロナでテレワークが定着した恩恵かもしれませんね。

仕事の内容も取引先も(そして勤務先も)世界経済動向や技術革新の影響を受けて大きく変化した10年でした。

幸いにも、家族や友人たち、そして人脈にも恵まれて、充実した10年間を送ることができたと感謝しています。

過去10年の自分史を踏まえて、では、これからの人生をどうデザインするか?

以前、2024年以降の目標を5つ挙げました(2022年の総括のブログより)。
  1. 60代で人生3度目のアイアンマンを完走する
  2. 持久系/耐久系スポーツ全23種目を制覇する
  3. スペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラを夫婦で巡礼する
  4. 昔のバンド仲間とEL&Pの「庶民のファンファーレ」を演奏する
  5. バッハコンクール全国大会に進出して入賞する

「人が普通やらないことを敢えてやってみる」という自分の原点を忘れずに、これからも新しい挑戦を続けていきたいと思います。

あ、金稼ぎや立身出世のこともちゃんと考えないとですね 笑

今回は2013年からの10年間でしたが、それ以前の自分史もいつかブログ記事にまとめてみようと思います。

自分史も兼ねることができるブログって、やはりなかなか便利なツールですね。

(2023年12月12月 追記)
ブログをライフワークとして取り組めば、やがては究極の自分史が自動的に完成します。

それだけでなく、ブログには、ノートや本といった完結品の自分史では実現できない、ネットを通じて世界へ発信するメディアとして大きな可能性を秘めているのでは、と。。。

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