今日は、ロードバイクでヤビツ峠まで友人とツーリングに行ってきました。
ヤビツ峠は、ロードバイクのヒルクライムの練習コースとして有名な都心近郊の峠(標高761m)です。
前回訪れたのが2018年11月なので、実に6年ぶりです。
6年前からは、ZWIFTトレーニングを続けた分だけ脚力アップしているはずですが、果たして峠までどのくらいのタイムで走れるのか?
1.ヤビツ峠
ヤビツ峠都心から約70kmの神奈川県秦野市にあります。
ヒルクライムのスタート地点は、国道246号線沿いの名古木(ナガヌキ)交差点のセブンイレブン秦野落合北店。
信号を右折して、県道70号秦野清川線をひたすら峠まで上ります(距離11.8km、標高761m、平均斜度5.9%)
ハイカーの車以外は交通量もそれほど多くなく、峠まで迷うことなく一直線の比較的走りやすい道なので、自転車乗りの腕試しには格好のルートになっています。
ヤビツという名前の由来は、旧峠道を改修する際に矢櫃(やびつ:矢を収める箱)が見つかったことに由来するといわれ、その矢櫃は戦国時代に武田軍と北条軍が戦を交えたときのものだと伝えられているそうです。
ヤビツ峠の走行タイムは、ヒルクライムレースの聖地である富士ヒルクライムの走行タイムの参考値になるということで、世間一般では、ヤビツ峠のタイムの二倍が富士ヒルクライムのタイムの目安と言われています。
つまり、富士ヒルクライムのブロンズ(1時間30分以内)のためには、ヤビツ峠をその半分の45分で登る脚力が必要です。
ロードバイク初心者にとっては、60分切りが目標になっているようです。
ワタシはこれまでヤビツ峠を2回登っています。
最初(2015年)は200kmブルべの途中で、2回目(2018年)は友人と自宅からサイクリング遠征のときでした。
6年ぶりのヤビツ峠、日頃のZWIFTトレーニングの効果で脚力は以前よりはアップしているはず。
先々週に5年ぶりに登った山伏峠といい、今回の6年ぶりのヤビツ峠といい、最近峠越えの実走が続きます。
体調のほうは、数日前にジョギング中に足底筋膜炎を発症してしまい、ちょっと心配でしたが、バイクで走る分には影響はないようなので一安心。
今回はトライアスロン仲間2人と挑戦ですが、果たして峠までどのくらいのタイムで走れるのか?
2.ぼうさいの丘公園~セブンイレブン秦野落合北店
友人二人と朝7:30に待ち合わせ、1台のステップワゴンに3台のロードバイクを搭載して都心を出発、厚木のぼうさいの丘公園の駐車場(駐車料金無料)にデポしました。
〒243-0033 神奈川県厚木市温水783−1
ロードバイクを組み立てて、ここからヤビツ峠ヒルクライムスタート地点までは、バイク自走です(13km、約1時間)
バイクはいつものCervelo
S2にZONDAのホイール(総量8kgくらい)、バイクコンピュータでパワーやケイデンス、心拍もバッチリ計測です。
ぼうさいの丘公園を起点として、ヤビツ峠ヒルクライム、その後裏ヤビツを経由して宮ケ瀬湖方面から戻って来る全長約80kmのルートを走る計画です。
今日は天気は曇り、最高気温は24℃と、サイクリングにはまずまずのコンディション。風がやや強い。。。
友人と先頭をローテーションしながら、結構なハイペースで進みます。
道は基本まっすぐの幹線道路を進みますが、途中ダラダラの登りもあり、なかなか脚が削られました。。。
コンビニが近づいて、下り基調になったところで、前方に富士山の雄大な景観が出現
3.セブンイレブン秦野落合北店~ヤビツ峠
準備万端、いざスタート。
事前に何の下調べもしなかったので、目標タイムも何も決めずに、無事に峠まで到着できればという感じでした。
スタート地点から数人のトレインが形成されたので、それに乗っかって進みます。
が、数分後に斜度がキツくなったところで敢え無く脱落 笑
毎週末ロングライドで脚を鍛えている友人は、そのままトレインと共に前方に消えていきました。。。
もう一人の友人とのんびり登ろうかと思いましたが、気が変わって、先を行く友人を追うことに。
しかし。。。
いくら踏んでも踏んでも、さきほどのトレインはまったく視野に入って来ません。。。
やがて脚に限界が。。。たまらずペースダウン
その後はキコキコと苦しみながら前に進むのみ、途中で写真を撮る余裕もありませんでした
で、気が付いたら、見覚えのある丹沢大山国定公園の石碑のところまで辿り着きました。
ここには菜の花展望台という見晴らしの良い場所と駐車場があり、ハイカーの方たちのスタート地点になっています。
ゴールまでそう遠くないのでは、と考え、このペースは友人に間に合わないと、ダンシングに切替えてガチ漕ぎ、前方のライダーを抜いてスピードアップ。
が。。。そんな無理が続くわけもなく、再びペースダウン、先ほど追い抜いた選手にも再び抜き返されました。
そんな感じで、先を行く友人の姿をようやく確認できたのは。。。峠のゴール地点でした
笑
「奥まで行って1周してくださーい!」
さわやかな笑顔で迎えられて、友人は遥か以前に到着していたことを悟りました
笑
で、いつもの場所で記念撮影
以下はヤビツ峠ヒルクライムのフル映像です
手元のタイムを確認したところ、Stravaの「ヤビツ峠
コンビニスタート」というセグメントでは、44:58でした。
なんと。。。偶然にもギリギリ45分を切ってフィニッシュ、ということは、富士ヒルクライムのブロンズ相当?
まあ、あくまで目安なんで。。。
実際、2年前に富士ヒルクライムレースに参加したときは、ブロンズくらい余裕だろうとタガをくくっていた結果、1時間37分13秒と不甲斐ない結果でブロンズを逃しています。。
先にフィニッシュした友人は40:55、ロードバイク始めてまだ半年くらいなのにメチャ速い!
なんでも、コンチネンタルGP5000の28cの幅広タイヤにTPUチューブ入れたそうで、それが効果大とのこと。
装備もスゴイのですが、それ以上に、目覚ましい脚力の向上にビックリで、あっという間に挽回できないほどの脚力の差をつけられてしまいました!
いつものことながら、登り切ってみれば苦しかったことはすっかり忘れてしまい、ヒルクライム楽しかったという思い出しか残らず、みんなでまたやりましょうと
笑
ドリンク飲んで休憩、着替えたりトイレを済ませたりして、再び出走、復路は裏ヤビツをダウンヒルです。
4.ヤビツ峠~宮ケ瀬湖~ぼうさいの丘公園
復路は行き来た道ではなく、宮ケ瀬湖方面に抜ける裏ヤビツをダウンヒルです。
このルートを走るのは、2015年のブルべで走って以来、実に9年ぶり。
ワタシは半袖ジャージの着替えしかなかったのですが、友人にアームカバーを貸してもらったおかげで、寒い思いをせずに走れました!
ダウンヒルは、ロードバイク歴の浅い友人がカッ飛んでいき、まったく追い付けない
笑
先で待ってくれて、撮影してくれて、また先で待ってくれて。。。というのを何度も繰り返し。
裏ヤビツダウンヒルの映像です
長いダウンヒルを過ぎると、宮ケ瀬湖畔に到着
橋を渡ります
短いトンネルを抜けて
平坦な区間を進みます
現在の気温20℃
踏み込んで先頭で曳くロードバイク歴半年の友人に追い付いたら、先への手合図が
よーしとばかりに前に出て、緩やかな下りをガチ踏み
ハアハア。。。このペースには流石に付いてこれまい
10mくらいは引き離しただろうと、後ろを振り向いたら。。。なんと背後にベタ付き
心折られてその後の上りでブチ抜かれました 笑
そのときの映像です
道の駅清川を通過
再びぼうさいの丘公園に戻ってきました!
最後に、自転車のロングライドは常に危険と隣り合わせだということを肝に銘じて、今後も安全ライドを心掛けたいと思います。
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