『モーガン・フリーマン
時空を超えて』という科学ドキュメンタリー番組のDVDを観ました。
原題は Through The Wormhole - Eテレでは『モーガン・フリーマン
時空を超えて』という邦題で、ディスカバリーチャンネルでは『モーガン・フリーマンが語る宇宙』という邦題で放送されていました。
放送を録画したものは、総まとめ記事としてブログにまとめました。
この科学ドキュメンタリー番組の日本語版DVDは残念ながら発売されていませんが、英語版のDVDは発売されています。
てっきり日本語字幕が入っているだろうと思ったら、なんとオリジナル英語のみ 笑
以下に順次アップしていきます。
0. 『モーガン・フリーマン 時空を超えて』
『モーガン・フリーマン
時空を超えて』は、ディスカバリーチャンネルのドキュメンタリー番組をベースに、テーマを抜粋してNHKのEテレ（教育チャンネル）で放送されていたシリーズです。
米国ではシーズン1（2010年）からシーズン8（2017年）まで放映されました。
日本では、2016年から２018年まで2年間にわたって合計62のエピソードが放送されましたが、残念ながら現在は番組は終了、NHKの公式サイトによると再放送予定はないとのことです（NHKオンデマンドにも未登録）。
これまでに放送されたエピソードは、「Eテレ「モーガン・フリーマン 時空を超えて」 タイトル一覧」というサイトに詳しくまとめられています。
私は、自宅のレコーダーに録画したものをディスクに保存して、コツコツと観てきました。
録画・保存しているのは放送されたものの一部で、以下の31のエピソード（録画順、カッコ内の数字は放映シーズンと順番）です。
[DISC-1] (NHK)
- 創造主（1-1. Is There a Creator?）
- 宇宙は生きているのか？（3-3. Is The Universe Alive?）
- “無”とは何か？（3-5. What is Nothing?）
- 悪は根絶できるのか？（3-7. Can We Eliminate Evil?）
- 潜在意識が秘める力（3-8. Mysteries of the Subconscious）
[DISC-2] (NHK)
- 他人の脳をハッキングできるか？（4-6. Can Our Minds Be Hacked?）
- “運”は実在するのか？（5-2. Is Luck Real?）
- 神が”進化”を創造したのか？（4-10. Did God Create Evolution?）
- 運命か？ 自由意志か？（4-9. Do We Have Free Will?）
- 人間は神になれるのか？（5-8. Will We Become God?）
- 影の宇宙は存在するのか？（5-9. Is There a Shadow Universe?）
- 宇宙は永遠に続くのか？（3-9. Will Eternity End?）
- この世界は仮想現実なのか？（6-4. Do We Live in the Matrix?）
- 人はなぜ嘘をつくのか？（6-6. Why Do We Lie?）
[DISC-3] (NHK)
- 宇宙を支配する法則は何か？（2-7. How Does the Universe Work?）
- “運”は実在するのか？（5-2. Is Luck Real?）
- 私たちが存在する理由は何か？（6-3. Are We Here for a Reason?）
- “無”とは何か？（3-5. What is Nothing?）
- 時間を遡ることはできるのか？（6-2. Can Time Go Backwards?）
[DISC-4] (Discovery)
- 進化とロボット（4-7. Are Robots the Future of Human Evolution?）
- 命の始まり（4-2. When Does Life Begin?）
- 脳のハッキング（4-6. Can Our Minds Be Hacked?）
- 現実とは何か（4-8. Is Reality Real?）
- 自由意志（6-2. Do We Have Free Will?）
- ヒッグス粒子（4-1. Is There a God Particle?）
- 生物の進化と神（4-10. Did God Create Evolution?）
- 男女の未来（4-5. Will Sex Become Extinct?）
- 時間の起源（5-10. When Did Time Begin?）
- 重力の正体（5-7. Is Gravity An Illusion?）
[DISC-5] (BS11)
- 海は思考するのか？（5-5. Does the Ocean Think?）
- 人類は神になるのか？（5-8. Will We Become God?）
- 影の宇宙（5-9. Is There a Shadow Universe?）
[DISC-6] (BS11)
- 地球外生命体の宗教（5-1. Is God an Alien Concept?）
- 私たちの中のエイリアン（6-5. Are Aliens Inside Us?）
- 「マトリックス」的世界（6-4. Do We Live in the Matrix?）
[DISC-7] (BS11)
- なぜ人は嘘をつくのか？（6-6. Why Do We Lie?）
- 時間は逆行するのか？（6-2. Can Time Go Backwards?）
- 生きることの意味（6-3. Are We Here for a Reason?）
[DISC-8] (BS11)
- 天才の種（7-4. Can We All Become Geniuses?）
- 宇宙のフォース（8-1. Is the Force With Us?)
- 地球ハック（8-3. Can We Hack the Planet?）
- ファーストコンタクト（3-1. Will We Survive First Contact?)
放送を録画した上記のエピソードものは、総まとめ記事としてブログにまとめました。
『モーガン・フリーマン
時空を超えて』は、個人的には1980年に放映されて社会現象になった天文学者カールセーガン博士の『コスモス』に匹敵するインパクトを受けました。
非常に良く出来たドキュメンタリー番組なので、是非とも再放送してほしいものです。
この科学ドキュメンタリー番組の日本語版DVDは残念ながら発売されていませんが、英語版のDVDは発売されています。
購入したのは、Season1 (2010) の８つのエピソードが収録されている4枚組DVDです。
Season1のエピソードは、『モーガン・フリーマン
時空を超えて』（NHKのEテレ）では放映されたことがありません（ディスカバリーチャンネルの『モーガン・フリーマンが語る宇宙』では放映されたことがあります）。
[DVD]
- パラレルワールドは存在するのか？（2-6. Are There Parallel Universes?）
- ブラックホール（1-2. The Riddle of Black Holes）
- タイムトラベル（1-3. Is Time Travel Possible?）
- 誕生（ビッグバン）（1-4. What Happened Before the Beginning）
- 生命の誕生（1-5. How Did We Get Here?）
- 地球外生命体（1-6. Are We Alone?）
- 物質の正体（1-7. What Are We Really Made Of?）
- 暗黒エネルギー（1-8. Beyond the Darkness）
Amazonで輸入品の中古（837円）を購入したところ、なんと字幕のない英語版でリージョンコードが違ってDIGAで再生できませんでしたが、幸いにも予備のHPディスクプレーヤーで再生ができました。
以下に、DVDに収められた8つのトピックについてまとめました（日付は視聴した日）。
1. 創造主（1-1. Is There a Creator?）(2024/08/15)
私たちの宇宙は偶然に生まれただけなのでしょうか、それともすべての生命を育み、維持する神によって創造されたのでしょうか?
案内人のモーガン・フリーマン。この頃はまだトレードマークの黒のジャケットではない
私たちの宇宙を支配する 4
つの力（電磁気力、重力、強い力、弱い力）が驚くほど細かく調整されていることを示している
4つの力を統合しようとする試み
４つの力はあまりにも細かく調整されていたため、誰かがそれらを校正したに違いないと考えざるを得ない
神のなせる業なのか
LHCによるヒッグス粒子の探索（当時は未発見）
List博士の発見
一定のパターンで組み合わせた円周群で構成される数学的構造体
ドーナツ状の回転面体トーラス
248個の組み合わせ（リーグンのE8）
脳に電磁刺激を加えると、神の存在を感じることができる
無心論者で実験
神のヘルメット（脳の特定の場所に刺激を与える）
実験で、数人の超越した存在に囲まれたような感覚を体験
被験者の8割以上が何かを感じた
神は人間の脳が作り出すものなのか
ビッグバン
インフレーションはある場所で終わると、また別の場所で起こり、そのたびに宇宙が生み出される。
多次元宇宙の存在
量子力学の初期の実験装置
世界はコンピュータシミュレーションなのかもしれない
ムーアの法則（コンピューターの性能は18ヶ月で2倍になる）でコンピュータの処理能力が人間の脳の処理能力を上回る日が来る
ラップトップパソコンと脳が同じサイズに
この世のすべての事象はデジタルビットで表すことができる
創造主だけが実在して、人間は架空の存在なのかもしれない
果たして創造主は存在するのか
個人的な評点: ★★★☆☆
2. ブラックホール（1-2. The Riddle of Black Holes）(2024/08/25)
ブラックホールは世界の全てを呑み込んでしまうのか？
ブラックホールではSFのような事象が現実に起きている
おうし座のかに星雲の大爆発（1054年に中国の史実として記録が残る）
どのようにしてブラックホールを見つけるか
超新星爆発を待つと100年に1度くらいしか機会がない
コンピュータシミュレーションで生成する
ブラックホールのシミュレーション
北米対立と欧州大陸の無線通信でノイズを検出
天の川方面から強い電波がやってきている
ブラックホールは直接観測できない
赤外線での探索が理想だが、地球のチリの影響を受ける
チリの高原に望遠鏡を設置
アダプティブ・オプティカルという手法を使うと
鮮明なイメージを得られる
天の川の中心で超高速で公転する恒星群を確認
S2の軌道は1100万マイル/時の超高速
中心のブラックホールの存在を初めて証明した
２つの銀河が衝突すると
中心部のブラックホールがダンスを踊る
２つのブラックホールの挙動は
原子の核の周囲を回る電子の軌道に酷似
重力波の検出
ホーキング博士の主張
物質と反物質は出会うとお互いに打ち消し合い消失するが
片方がブラックホールに吸い込まれると、もう片方は消失せずに放たれる
事象の地平面では何が起きているのか
何が放出されているのか
実験設備で証明
音波が重力に囚われずに放出されている
近いうちに実験で証明されるか
サスキンド博士
情報の保存という物理の大原則
ホーキングによるブラックホール放射で
ブラックホールは輝いている？
赤いインクがシンクの水に垂れて
完全に混ざったとしても、個々の情報は保存されている
ホーキング対サスキンド
ブラックホール戦争（論争）
ボブとアリス
ボブから見るとアリスはブラックホールに落ちてゆくにつれ静止する
アリスから見るとどんどん引き延ばされて死ぬ
この矛盾をプロペラで解決
ブラックホールに落ちるプロペラは徐々に増え続け
無限のプロペラの回転に変わる
アリスではなくプロペラ機
プロペラは増え続け
無限に見える
情報は喪失されない（物理の大原則は守られる）
3次元の情報は、2次元のホログラム情報として保存される
世界のすべての3次元情報は、宇宙の果てにある地平線に2次元ホログラムで保存されているのかもしれない
個人的な評点: ★★★☆☆
3. タイムトラベル（1-3. Is Time Travel Possible?）(2024/08/19)
過去へのタイムトラベルは果たして可能か？
NIST (National Institute of Standards and
Technology)のボルダーの研究所
セシウムの共振周波数による原子時計
衛星に搭載されており
GPSナビゲーションは４つの衛星からの電波を受信
地球表面が膨張収縮するため、人間の寿命も変動している
地球の中心から遠ざかると重力の影響が減って時間が遅れる
600日宇宙ステーションで過ごしたので40秒寿命が延びた
LHCの実験では素粒子を光速に近いスピードに加速させるので、素粒子の寿命が延びる
光速に近いロケットで出発地点に戻ると数千年が経過している
未来へのタイムトラベルは可能
では果たして過去へのタイムトラベルは可能か？
カート・ゴーデルによる1945年の理論
アインシュタインの友人であった
アインシュタインの理論によれば時間と空間は同じ
らせん状の軸に沿って光速で旋回する
宇宙船は時間を逆行できるか
問題は、光速に近づくとブラックホールになってしまい
全てが呑み込まれてしまう
ブラックホールの内部は誰も知らない
ワームホールを利用して過去へトラベル
キップ・ソーン登場
ワームホールは量子の大きさしかない
ワームホールを拡げるためには
とてつもないパワー（反重力）が必要になる
宇宙ひもを通って過去に行くことはどうか
宇宙には誕生直後に生じたさまざまな宇宙ひもが存在している
パイの生地を切って短縮させるように、光速以下でも空間ワープができる？
問題は２つの宇宙ひもが接近すると
やはりブラックホールになって呑み込まれてしまう
ワームホール（番組タイトルでもある）がこのエピソードの中心
量子もつれを利用して過去へデータを送れるか
AliceがBobにデータを送信する前に、Bobからそのデータを受信する
SFのような通信手段が可能に
タイムマシンが発明された時より以前には行くことができない
パラレルワールドなら祖父を殺してもジレンマは発生しない？
いずれ人類は過去をすべてコンピュータシミュレーションで再現できるようになる
そうすれば過去を訪ねることができるようになるだろう
個人的な評点: ★★★★★
4. 誕生（ビッグバン）（1-4. What Happened Before the Beginning）(2024/08/21)
ビッグバン以前の宇宙は存在したのか？
「光あれ」（天地創造）
137億年前のビッグバン
ホルムデルのベル研究所にあるマイクロ波ホーンアンテナ
1964年，米ベル研究所のペンジアス（Arno
Penzias），ウィルソン（Robert
Wilson）両博士によって宇宙マイクロ波背景放射が偶然に発見される
WMAP衛星が2001年に打ち上げられた
宇宙のあらゆる方向からやってくる
WMAP
ビッグバン以前にもビッグバンが起きた可能性
高い場所から赤いインクの入った風船を落として
その痕跡を
ビッグバンと比較
ビッグバンとマルチバースの関係
宇宙は11次元（10次元の時間 + 1次元時間）で構成されている？
ひも理論のブレーン
M理論
宇宙は無数のマルチバース（ブレーン）で構成されているのか
ブレーン同士の衝突
超ひも理論の誕生
２つのブレーンは重力以外は影響し合うことがない
ブレーン同士の衝突がビッグバンを引き起こしたのか
宇宙を膨張させるダークエネルギーでブレーンが立証される
ブレーンが衝突するたびにビッグバンが発生するメカニズム
ビッグバンの連続発生説と複数並行発生説、どちらが正しいのか？
銀河系の膨張のドップラー効果
宇宙の色もそれに応じて赤から青に変わる
個人的な評点: ★★★★☆
5. 生命の誕生（1-5. How Did We Get Here?）(2024/08/20)
生命はどこからやってきてどうやって誕生したのか？
40億年前の地球に生命が誕生
冥王代（Hadean Time）38億年前
当時の地球の環境は現在とは違う（大気は赤く、月は大きく、巨大隕石が飛来する）
海は青くなく緑色（鉄のミネラル成分）
重炭素の存在
40億年前の地球の環境を実験室で再現
隕石が地表に衝突したのがアミノ酸の誕生では
アミノ酸からタンパク質にどうやって形成されるのか
アミノ酸と水を含んだペレットで衝突実験
実験概要
長い銃のような実験設備
アミノ酸は生成された
どうやってDNAが生み出されるのか
アミノ酸で実験
バブル状に集結
自己生成するための条件は
RNAからDNAが形成される
アミノ酸に放電
アミノ酸とDNAだけが唯一の生命の源なのか
土のなかを調べる
アミノ酸とは異なる生命の可能性を探る
泥を採取して
カリフォルニアのモノ湖
有害なヒ素（As）
リンの代わりにヒ素を利用して
DNAを作り上げる
ヒ素細菌が存在するのでは（関連記事はこちら）
アラン・ヒルズ84001（1984年に南極で発見された火星起源の隕石の破片）
地球の生命の起源は火星？
かつては火星にも磁気バリアが存在していた
現在は荒涼とした火星の表面も
かつては水が存在していた可能性
火星が生物が住める環境ではなくなり、火星に衝突した隕石の破片が地球に飛来したのか
我々の祖先は実は火星人なのか
最近（2024年8月18日）のニュース「火星の地下に大量の水、太古の海を満たす量 米ＮＡＳＡ探査機で判明」
個人的な評点: ★★★★★
6. 地球外生命体（1-6. Are We Alone?）(2024/08/23)
宇宙に知的生命体はいるのか？
木星からの隕石で恐竜は滅びたのか
火星からの隕石のなかに生命体の痕跡を発見？（ALH84001）
宇宙人の様相は人間に似ているのか
SETIプロジェクトによる探索
1977年に強い信号を検出
通称Wow!シグナル
72秒間に渡り観測された
発信源は射手座の領域内
1997年にも強い信号を検出
詳しく調査した結果、人工衛星からのものであることが判明
アレン・テレスコープ・アレイ（ATA）の42基のアンテナ
ヨーロッパ全域（主にオランダ）にも多くのアンテナが設置
地球外の惑星を検知する
公転している惑星の重力で恒星の位置が揺らぐ（ドップラー法）
初めて確認された系外惑星51 Pegasi
bは、ドップラー法で発見された
さまざまな検出方法がある
トランジット法（恒星の前を通り過ぎると輝度が下がる）
ケプラー望遠鏡によってトランジット法で多くの地球外惑星を検出
進化した地球外文明はデジタル化しているのでは？
すでに肉体を持っていない可能性もある
SETIの探求はまだ50年しか経っていない、結論を出すには時期尚早
個人的な評点: ★★★☆☆
7. 物質の正体（1-7. What Are We Really Made Of?）(2024/09/01)
私たちの身体を構成している最小単位の物質は何か？
物質をバラバラにすることでその要素を調べる
顕微鏡で観察できる限界を超える
金箔にレーザーを照射すると一部は衝突する
原子核を構成する素粒子
SLAC国立加速器研究所
粒子の衝突実験を行っている
衝突実験による新しい発見
自動車の衝突実験と同じ
未知の物体や不明な現象ばかりが観察される
CERNの加速器
たくさんの未知の素粒子が次々と発見された
ノーベル賞受賞者のLederman氏も実験に参加
反物質も衝突によって発生するか
不思議の国のアリスのチェシャ猫の如く
物質と反物質が出会うととつてもないエネルギーが放出される
超高温では、電磁力と弱い力が融合する
未知の力
CERNのHLCでヒッグス粒子を発見できるか（当時は未発見）
LHCのCMS（Compact Muon
Solenoid）とATLAS（A Toroidal
LHC ApparatuS）
２つの検出器を組み合わせて実験を行う
LHCの初稼働（2008年9月）
大きな衝撃振動を伴う
衝突実験で装置の一部が破壊されたことも
ロンドンカレッジの教授と研究生
果たしてヒッグス粒子は発見されるのか？
個人的な評点: ★★★☆☆
8. 暗黒エネルギー（1-8. Beyond the Darkness）(2024/08/17)
宇宙を支配する暗黒エネルギーの正体は？
ヴェラ・ルービン (Vera
Rubin) 博士
銀河の回転を調べてダークマターの存在を発見
父が作った太陽系を模擬したモデル
銀河は中心部でも周辺部でも回転速度が同じという驚くべき事実が
当時の大統領からもサポートを受けていた
大規模な演算用のコンピュータ（Sunのロゴが）
シミュレーショによって銀河を生成
銀河の重力の影響
重力によるレンズ効果
ダークマターは重力だけに反応する
ダークマターの宇宙分布
２つの銀河の衝突
赤い車が銀河の物質、青い玉がダークマター
銀河が衝突してもダークマター同士はすり抜けるだけ
素粒子の種類（ボゾンとフェルミオン）
ダークマターの正体は何なのか
ダークマターはWIMP（弱虫）と呼ばれる
補足が極めて困難
ミネソタ州の地下の鉱山跡に検出装置を設置
WIMPが飛び込むとシリコンの振動で検出できる仕組み
1年間の記録をHDDに保存
2007年は何の痕跡も認められなかったが
2009年、暗黒物質の初検出に成功か
WIMPを捕捉したかと思えたが、消え去った
WIMP検出というニュースはこちら
（最新検出装置がサウスダコタに設置されたというニュースも）
銀河同士の衝突でもダークマターは無関係
ダークマターカメラによる検出
ダークマターは宇宙を収縮させる
ダークエネルギーは宇宙を膨張させる
最後にはどちらの力が勝つのか
銀河も引き裂かれる運命なのか
個人的な評点: ★★★★☆
以上、８つのエピソードのまとめでした。
シーズン1ということもあり、どのエピソードも知的好奇心を満足させる興味深いものでした。
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