[イタリア旅行記その1 - ローマ] サン・ピエトロ大聖堂、システィーナ礼拝堂、コロッセオなど

家族とイタリア旅行に行ってきました。


ローマ、フィレンツェ、ヴェネツィアの3都市を8泊9日で家族4人で春休み旅行。

家族旅行は昨年のベトナム以来、個人的にはイタリア旅行は実に30年ぶりです。

以下は旅行記その1(ローマ)です。

0. イタリア

0.1 イタリア旅行

私が初めてイタリアを旅行したのは、30年以上前の1993年夏休みにヨーロッパを2か月かけてバックパッカーしたときでした。

ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世記念堂(ローマ)

ネットのない当時、Let's Go Europeという定番ガイドブックだけを頼りに、ユーレイルパスを駆使してヨーロッパ14か国をひとり旅。


1993年7月10~15日にミラノ、ローマ、ボローニャ、フィレンツェ、ヴェネツィアと観光で巡りました。

今回は、長女の大学卒業旅行を兼ねて、妻と長女が一足先にヨーロッパ(スペインとフランス)に旅立って、次女と私が途中からローマで合流し、ローマ、フィレンツェ、ヴェネツィアの3都市を家族で一緒に訪れました。

0.2 旅行の準備

エアラインは、キャンペーン中だったカタール航空を選択、成田 - ドーハ経由 - ローマの往復便です。

 

飛行機往復料金 147,480円/人


成田16:55発、ドーハ23:40着、飛行時間は12時間45分(往路)

ドーハでのトランジット時間は3時間10分

ドーハ02:50発、ローマ06:55着、飛行時間は6時間05分(往路)

自宅を出発したのが午後1時なので、ドアツードアでは25時間の長旅となりました。

ホテルの事前予約(妻がやってくれた)は価格を調べてだいたいAgodaで取りました
  • ローマ(ジェノバ・ホテル)21,813円/日/2名(朝食付き)

 

  • フィレンツェ(ホテル・エステル)50,876円/3日/4名(朝食なし)


  • ヴェネツィア(ホテル・アッバツィア)78,200円/2日/4名(朝食付き)

 

3月末時点の為替レートは1ユーロ165.53円と、最近の円安傾向は変わりません。

現地でのネット接続はこれまでのauの海外スマホ利用(世界データ定額)ではなく、格安のKlookを利用しました。


1GB/日で7日間、317円と超激安でしたが、特に問題ありませんでした。

ガイドブックはいつものように図書館で借りたものを持参 笑


イタリア語は事前にDuolingoやりましたが、途中で挫折。。。まあ、以下の挨拶くらい知っていれば何とかなります。

Ciao(チャオ) こんにちは
Buon giorno(ブォンジョルノ) おはようございます
Buona sera(ブオナセーラ) こんばんは
Buona notte(ブオナノッテ) おやすみなさい
Arrivederci(アッリヴェデルチ) さようなら
Grazie(グラーツィエ) ありがとう
Scusi(スクージ) ごめんなさい
Prego(プレゴ) お願いします、どういたしまして

以下はイタリア旅行記 - その1 (ローマ)です。

1. Day One

1.1 往路

去年のベトナム旅行と偶然にも一緒で、長女と妻は前日に現地入りしているので往路は次女との2人旅になりました

成田からローマまではドーハ経由で12時間45分、時差は8時間(ローマのほうが遅い)

機内では久しぶりにバックギャモンで遊びました


最初は覚えていなくて惨敗


が、やがてルール思い出してからは連戦連勝 笑


機内食はなかなか美味しかったです!


真夜中のドーハに到着


ドーハ空港はカタール航空のハブ、広くて新しい!


飛行機を乗り継ぎ



こちらの機内食もおいしゅうございました


早朝のローマ空港に到着、テルミニ駅までバスに乗車


Hotel Genovaに到着



すでにチェックイン済みの妻と長女と待ち合わせ


なかなかキレイな部屋だ~


家族そろって早速出発~ 長女は社会人前に金髪 笑


まずは地下鉄に乗ってバチカン市国を目指します


サン・ピエトロ広場に到着


カトリック教会の総本山 サン・ピエトロ大聖堂


観光客で大混雑



いきなり歴史の重みが迫ってくる



『ゴッドファーザー』の世界観に引き込まれる

[ゴッドファーザー PART III] シリーズ最大の見どころ:オペラハウスの殺戮シーン【ネタバレ】


25年に一度しか開かないという「聖なる扉」、今年は「聖年」で通り抜けられました!


 

世界遺産 ミケランジェロのピエタ


小規模ながらミサも執り行われていました


ちなみに我が家はワタシ以外はカトリック信者です

『カトリックの信仰』について ~ なぜ人は神の信仰を必要とするのか


階段を上ってクーポラに


クーポラ:建築の上部にある 小型のドームのこと(建築要素の一部)
ドゥオモ:町の中心的な大聖堂(建物全体)

エレベーターを使わない全551段(€15/人)に挑戦


途中の踊り場


クーポラ内部の壁画を堪能

 

狭い螺旋階段を登り切ると。。。絶景が目の前に!


システィーナ礼拝堂の建物


サンピエトロ広場、右奥にはパンテオン



苦労して登った甲斐がありました

1.2 システィーナ礼拝堂(バチカン美術館)

クーポラを降りてサンピエトロ広場に


551段登ったご褒美にパニーニのランチ


200 Gradi


 

パリッパリのパン生地でメチャ美味い!


市内に無料ウォーターサーバー(ガス入り/なし両方)があってビックリ


お次はシスティーナ礼拝堂のあるバチカン美術館へ



ピエトロ・ルッフォ作の地図


ベルヴェデーレのトルソ、最後の審判のキリストのモデルになった


バチカン美術館の館内は全長7km、エジプト美術館など美術館の複合体となっており、そのスケールは半端ない


彫像と娘(特に意味はない)


ワタシは去年1年かけて絵画教室に通ったので、絵に対する知見は深まっている(はず)


 

タペストリー画も豊富




天井の壁画が凄過ぎる



これもクーポラって呼ぶのかな


途中の展示作品がいちいち豪華


広い中庭


ゆっくり見て回るのは時間的にムリなので、お目当てのシスティーナ礼拝堂を目指して速足(以下作品の解説は割愛)






ジョルジュ・ルオー(Georges Rouault)の「聖なる顔」



これは何だったか



ようやくシスティーナ礼拝堂に辿り着いた(礼拝堂は撮影禁止)

システィーナ礼拝堂(出典:Wiki

正面にはミケランジェロの『最後の審判』

『最後の審判』(出典:Wiki

スケール・質感ともにとてつもないフレスコ画で、圧倒されるとしか言いようがない

システィーナ礼拝堂はコンクラーヴェ(次代のローマ教皇を選出する会議)の開催場所でもあります。

美術館の出口で、地元の小学生と束の間の交流


写真だとなんか暴力を振るっているように見えますが、子供たちに日本語やそばのすすり方とかいろいろ教えているところ

「うめー」を教えたら、子供たちは「ウメーウメー!」と喜んで叫んでいましたが、家族はずっと他人のフリをしていました 笑

1.3 フォロ・ロマーノ、コロッセオ

路線バスに乗ってフォロ・ロマーノ方面へ

途中に遺跡跡(トッレ・アルジェンティーナ広場)、英雄カエサルが暗殺された場所として知られています


ちなみにバスの乗車を含めて支払いにはクレジットカードのタッチ払いがほぼデフォルト


アラコエリのサンタ・マリア聖堂、広い階段がスペイン広場のよう


フォロ・ロマーノに到着


紀元前6世紀頃から293年にかけて、国家の政治・経済の中心地だった場所


ローマ帝国の盛衰に想いを馳せる


定番コロッセオ、威風堂々という感じ


次女がなぜかコロッセオをメチャ気に入りました


記念ショットも忘れずに


お次はヴィットーリオ・エマヌエーレ2世記念堂


1925年に完成した比較的新しい建造物


階段を登って振り返ると、ローマ市街の景観がバッチリ!


クーポラが至る所に散在しているのがわかる(屋上に向かうエレベーターは有料)


なぜかローマ市内で多く見かけるカモメ(神経図太い 笑)


併設されている歴史博物館



ジェラートでか!


ユニクロ発見


Giolitti gelatoでジェラート休憩



何にしようかな~(って私はオーダーせず)


女子のみなさんは大満足


トレビの泉は大人気、スゴイ人だ~


夕食はパスタの人気店(Hostaria Romana)を妻が予約しておいてくれました


午後6:00の開店前から行列


店内には美味しそうな総菜がいっぱい


来店した著名人のなかにはローマ教皇様も。。。!


そういえばローマ教皇様、肺炎で入院で体調不良というニュースでしたが大丈夫でしょうか。。。

今晩の料理はパスタと肉料理をガッツリと


何コレメチャクチャ美味しかった!

ホテルに帰宅途中、街中のいたる所に何気なく歴史的な芸術作品が



初日から27,500歩となかなか歩きました


ローマの街を歩いて気付いたこと
  • 老若男女問わずみーんな美形
  • ゴミ箱があらゆる場所に設置されている
  • 公共トイレはほとんどなく、たまにあっても有料
  • 街中ではロードバイクはまったく見かけない(石畳だから?)
  • Luupは結構走っている(日本より大型)
  • 至る所に警察官がいて治安は思ったより良い
  • 中国人観光客はとても少ない
  • 物価は安いが、コーラ(€3)や清涼飲料水は高い
  • 歴史的な建造物や芸術作品が街中あらゆるところにあっていちいち由緒正しい
以上、駆け足の初日のローマでした!

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