家族とイタリア旅行に行ってきました。
ローマ、フィレンツェ、ヴェネツィアの3都市を8泊9日で家族4人で春休み旅行。
島を時計まわりに1周することに
東に向かって走る時刻に朝焼けが見れるだろうと
Venice Port Authority近辺
キャノン砲が展示してある
ヴィヴァルディの像
東の空が朝焼けに
日の出前に何とか東側に辿り着いたいが間に合うか?
サンタ・マリア・デル・ロザリオ・ジェズアーティ教会
立派なファサードを見上げる、今度ゆっくり訪れたい(っていつ?)
レデントーレ教会の左側がサン・ジョルジョ・マッジョーレ聖堂
日の出が迫る!
ご来光の瞬間
ちょうど島の東側の突端に到着
間に合った~
感動に身体が打ち震える
人生で拝んだ日の出のなかでベストオブベストなのでは?
永遠に佇んで眺めていたいが
突端を折り返して走り始める
朝陽に映えるサンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂
小さな運河をいくつも乗り越えて走る
グッゲンハイム美術館
フェンス越しに敷地内を撮影
時間があったら訪れたい
早朝でほとんど誰もおらず
木造のアッカデーミア橋を渡る
人気撮影スポット、橋の上には朝早くからカメラマンが
絵になる風景
日の出の聖堂方面
珍しく早朝ランナーの同志を発見!
Campo Sant'Angelo広場
サン・モイゼ教会
La Biennale di Vnezia、あとで調べたら、現代美術の国際美術展覧会のようでした
狭い路地を見上げる
桟橋に出た
周囲の風景
サンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂
ジョギングだとスピーディーに次々と観光名所を巡ることができます(立ち寄れないけど)
何やら長ーい回廊に出たと思ったら
サン・マルコ広場に!
観光客はおろかほとんど人影もなく完全独占状態
サン・マルコ寺院、今日みんなで行く予定
ドゥカーレ宮殿のスケールに圧倒される
いやこれ度肝を抜かれる広さ
寺院も何の邪魔もなくじっくりと眺めていられる、早起きは三文の徳
ちょうど鐘が鳴り始めました、よく見るとドゥカーレ宮殿の屋上の鐘の人形が鐘を鳴らしているのが目視できます
今度は鐘楼の鐘が、こちらの鐘は目認できませんでした
早朝の静かで荘厳な雰囲気を満喫
早朝のサン・マルコ広場、強くおススメします
散策しているとみるみる時間が過ぎてゆくので
ランニング再開
再び東に向かいます
対岸のサン・ジョルジョ・マッジョーレ聖堂
ラルセナル川を北上
Ponte del Paradiso、訳すと「天国の橋」
朝日をバックに今度は西に走ります
桟橋沿いを走る
昨日近くを通ったサン・ミケーレ島
ペースアップして快調に飛ばすと
なんと行き止まり 笑
鐘楼が見えてきた
運河を超えて
ホテルまでもうすぐ
サン・ジェレミア教会から後光が差してる
駅前に続くストリート
駅前に戻った、時刻は7:30、通勤タイムで人が増えてきた
ホテルに帰着、シャワーを浴びて急いでビュッフェ
いただきまーす
早朝ラン、5:30出発でいろいろやってたら2時間近く経過してしまったけど、しっかり10km走りました
6.2 サン・ジョルジョ・マッジョーレ教会
親子揃って観光スタートの予定時間に大幅に遅刻。。。スケジュール組んでもらった妻にお詫び
サン・スタエ教会、ヴェネツィアには立派な教会がいっぱい
ゴンドラが出動している
昨日渡ったリアルト橋
水上バスを降りてサン・マルコ広場に到着、すでに観光客で一杯
寺院見学のチケットは11:30入場なので、先に対岸のサン・ジョルジョ・マッジョーレ教会(聖堂)を訪れることに
カンノーリ発見
再び水上バスに乗りました
サン・ジョルジョ・マッジョーレ教会(聖堂)
ようやく開いているメジャーな聖堂に入ることが!
おおー広い! 三廊式、ラテン十字形、ルネサンス様式の内部
立派なパイプオルガンも
ティントレット『聖母戴冠と聖人たち』
ティントレット『聖コズマと聖ダミアーノの殉教』
イエスキリストの十字架像
バッサーノ『羊飼いの礼拝』
ラ・トゥールを彷彿とさせる明暗のコントラスト
バッサーノ『聖ルチアの殉教』
ポンツォーネ『竜を退治する聖ジョルジョ』
ティントレット『聖母被昇天』
ティントレット『キリストの復活とヴィンチェンツォ・モロシ―ニとその家族』
他にも見どころは豊富
ティントレットの名画がこんなにたくさん集まっているとは驚きでした
隣接しているFondazione Giorgio Cini
残念ながら閉館時間中で入れず、鉄柵から内部を撮影
再び本土に戻ります
6.3 MALEFICIA(マレフィシア)
水上バスを降りてサン・マルコ広場に向かう途中に、何ともおどろおどろしい催物を発見
MALEFICIA(マレフィシア)どうやら中世の拷問や処刑に関する博物館のようです
マレフィシア。。。ディズニーのダークファンタジー映画『マレフィセント』(眠りの森の美女)というのを観たことがあるけど、それと同じテーマなのか?
目と鼻の先には、ロマンティックな観光スポット「ため息橋」というロケーションに、こんなダークな世界が待っているとは
笑
というか、ドゥカーレ宮殿の裁判所で、判決を受けた囚人が、「ため息橋」でため息をついて、このパラッツォ・デッレ・プリジョーニという牢獄に連行されたということでは、正しい導線なのですね!
実はワタシ、何を隠そう「悪」にはとっても興味があって、そのテーマの映画も結構観ています
笑
映画『ディアボロス/悪魔の扉』:
資本主義経済の悪魔は人間の心の中に潜んでいるのか映画『悪の法則』 :
麻薬取引にうっかり手を染めたエリート弁護士の破滅を描く問題作映画『バイス』:チェイニー元副大統領の政界進出の実話をベースに、アメリカの悪(バイス)と偉大さを描いた異色の傑作映画『悪魔はいつもそこに』:
人間の闇を生々しく描いた傑作、豪華キャストのNetflixオリジナル
映画以外に書籍も
先日は御茶ノ水の明治大学博物館で、悪名高い鉄の処女のレプリカなど拷問器具を見学してきました。
怖気づく妻と長女を尻目に、興味津々のワタシと好奇心旺盛な次女だけ入場することに
館内に流れる陰鬱なBGMの効果もあり、いきなり中世の残虐な世界に引き込まれる
カーテンが開いて会場内が明るくなかったら、これは間違いなくトラウマになるヤツ
中世の拷問器具
これ全部本物だと思うとゾッとする
拷問椅子
娘のスマホを操作する手が震えている。。。
ギャー
毒ガスマスク?
やめてくれーという叫び声が聞こえてくるよう
ここにもリアルの人骨が。。。解説には貴族がクーデターで死刑になったと
合掌。。。
壁の絵画はどう関係あったっかな
一つ一つの器具にはすべて詳細な解説パネルが付いている
拷問器具おそるべし
当時の貴族で逮捕/拷問された著名人(左:Lords of the Knight、右:ジャコモ・カサノバ)
自白強要の水責め装置
別室にも展示が
悪の経典か?
これでもかと展示品が続く
腰痛で針治療には通っているけれど
こんなのに乗せられたらひとたまりもない
2階の牢獄と拷問部屋へ
狭い階段を登ります
これはさすがにレプリカ
こんな鉄具で引きずり回されてたのか
次女は一生懸命に見学
独房
尋問部屋
そして奥が拷問部屋
6.4 ため息橋ほか
有名な観光スポット「ため息橋」へ
以下Wikiより引用
ため息橋(溜息の橋, 嘆きの橋, Ponte dei Sospiri
)とは、16世紀に架けられたヴェネツィアの橋の1つである。
白の大理石で造られたこの橋には覆いがあり、石でできた格子の付いた窓が付けられている。Rio
di Palazzoを渡り、ドゥカーレ宮殿の尋問室と古い牢獄を結んでいる。
ため息橋からの眺めは囚人が投獄される前に見るヴェネツィアの最後の景色であった。ため息橋という名前は、独房に入れられる前に窓の外からヴェネツィアの美しい景色を見られるのは最後であるというので囚人がため息をつくというところから、19世紀にジョージ・バイロンが物語詩『チャイルド・ハロルドの巡礼』の中でBridge
of Sighsと呼んだのが初めである。
実際には、厳しい取調べや略式の刑執行は橋が建設された頃には無くなっており、宮殿の屋根の下の独房も専ら短期刑の囚人のものであった。
現在は、ヴェネツィアの観光名所となっており、ドゥカーレ宮殿のそばで海側のバリア橋(Ponte.Paglia)がため息橋を眺めるスポットとして有名な他、1つ内陸の橋からも見ることができる。
また、牢獄も公開されており、ドゥカーレ宮殿からため息橋を渡って、外の景色を眺めることも可能である。
地元の言い伝えによれば、恋人同士がこの橋の下で日没時にゴンドラに乗ってキスをすると永遠の愛が約束されるのだという。このため、橋の下の水路は、ゴンドラでヴェネツィアを観光する時の定番のコースとなっている。
この伝説をモチーフとして、『リトル・ロマンス』(1979)という映画も作られている。
(引用おわり)
映画『リトル・ロマンス』は、ダイアン・レインのデビュー作でもあり、ワタシの生涯ベスト映画42作品の一つでもあります。
これがその映画のシーン
ジョルジュ・ドルリューの編曲によるヴィヴァルディの名曲の数々。。。特にリュート協奏曲RV.93第2楽章が、ワタシの頭の中ではヴェネツィアのメインテーマ。
故ローレンス・オリヴィエの渋い演技も印象に残る映画史に残る青春映画。。。
旅行の話から脱線しましたが。。。これがそのため息橋
なかなかキレイな橋ですね
妻と長女との合流地点へ向かう
路地の突き当りの聖母子像
商店のディスプレイがいちいち素晴らしい
昨晩見たカルロ・ゴルドーニの像の頭には鳩が鎮座 笑
ユニークなデザインのネクタイ
再びリアルト橋
お土産の種類に圧倒される
商店の一番手前の特等席にはなぜかカラフルなパスタ用の具が陳列しているんだけど、そんなに売れるのか?
ん?店の扉の上に。。。
で、でた~!!ヴェネツィアで『遊星からの物体X』に出会うとは!
元ネタはこちら 笑
ウィンドーショッピングだけで1日つぶせる
ゴンドラの漕ぎ手(「ゴンドリエーレ」という)のファッションのお店
ヴェネツィアは
- 116の小さな島が463個の橋でつながっている
- 256の公共の井戸があり2500の個人用の井戸がある
- 142個の噴水
- 148(!)の教会
フムフム。。。
昨日長女にプレゼントしたゴルフボールケースに似たヤツ
ダリのぐにゃぐにゃ時計、ちゃんと動くのがスゴイ
FABRISという店で取り扱い、荷物にならなければお土産に買いたかったなぁ
髑髏もたくさん取り揃え 笑
今回ゴンドラは敢えて乗らずに、浮いたお金は食事に廻すことに
6.5 サン・マルコ寺院
いざサン・マルコ広場へ
朝と違って大勢の観光客
サン・マルコ寺院は通常どおり開館していて一安心
さて予約パスを見せて入場。。。というところでトラブル発生
ななななんと、予約日が間違えて今日じゃなくて明日になってる。。。!
予約したのは、ハイ、ワタシです 笑
ということで、今夜ヴェネツィアを出発するワタシと次女だけチケット買い直して入場して、妻と長女は明日の予約に入場することに
サン・マルコ寺院の内部
おおー天井まで素晴らしい
2階が美術館(別料金€7)
階段の入口
2階
美術館入口
壁画の一部が展示されている
St. Mark Horses
豪華絢爛
上からの景観もスゴイ
寺院の縮小模型、緻密だ~
屋外にも出れる
お~
St. Mark Horses
サン・マルコ広場が一望
運河方面
ドゥカーレ宮殿
ドピーカンの天気に
いやーここは景観サイコーじゃね?
次女も大喜び
鳩
カモメ
景観をしばらく堪能して寺院を出ました
6.6 市内散策(サン・ロッコ大信徒会、Banskyなど)
サン・マルコ広場のあとは、市内を散策
ため息橋を反対側から
映画『リトル・ロマンス』で、橋の下に向かって二人がゴンドラを進めるために利用した杭がちゃんと確認できた
ちょっと遅いランチ
家族で最後の食事、いつものかんぱーい
昼からステーキ頼みました
スカルツィ橋の上から
ホテルに戻ってマルコ・ポーロ空港までのバスの時刻や発着場所を教えてもらいました
残り1時間、ヴェネツィア観光も大詰め
サン・ロッコ大信徒会
内部を見学
一部修復中でしたが
見応えは十分
絵画のほとんどはディントレット
サン・ジョルジョ・マッジョーレ教会もそうだったけど、ヴェネツィアの教会にはティントレットが多い
こちらも巨大
残念ながら閉館でした
少し歩いたところに友人に教えてもらったBanksyの壁画(落書き)が
これです
締めは、その隣にあるサン・パンタロン教会
巨大な天井フレスコ画(ジョヴァンニ アントニオ フミアーニ作)
売店で天井画のポスター売ってました
いやーヴェネツィアは見どころが多過ぎて消化不良になりかけましたが、大満足の旅になりました
以上、ヴェネツィアの第2日目でした!
妻と長女に見送られてヴェネツィア・マルコポーロ空港までのバス乗り場でバイバイ
その後、次女と一緒にヴェネツィアからローマまで国内線で移動
次女とワタシはローマのフィウミチーノ空港近くのホテルに宿泊
ホテルのレストランで
明朝の飛行機でドーハ経由で帰国(妻と長女はヴェネツィアにもう1泊してトルコ航空でイスタンブール経由で帰国)
では、おやすみなさい
これでイタリア旅行はすべて完結です。
6.7 さいごに
まず、今回の家族旅行を企画/調整してくれた妻には大感謝です。何から何までありがとう。
そして、現地在住の大学時代の友人には、ほとんどの景勝観光地やおすすめのレストランやショップなど教えてもらっただけでなく、歴史や絵画の深い知見から、大雨洪水警報の対処まで、ぜーんぶお世話になっていくら感謝してもし切れません!
短い行程で3都市と欲張ったせいで訪問できなかった場所が結構ありましたが、毎日身体に鞭打って歩いたのでこれが限界でした。
イタリアはいつかまた訪れたいと思います。
長いブログを読んでいただきありがとうございました!
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