最近Vijay Iyer Trio (ヴィジェイ・アイヤー・トリオ) にハマっています。
(出典: Grammy Awards)
数学的なロジックに裏打ちされたインドのリズム感に包まれたその音楽性は、これまで聴いてきたピアノ・トリオとは異次元のサウンドで、すっかり魅了されています。
以下に、4枚のアルバムから選んだ12曲を紹介します。
0. Vijay Iyer (ヴィジェイ・アイヤー)
(以下Wikiの翻訳より引用)
ヴィジェイ・アイヤー([ˌvɪdʒeɪ ˈaɪjər] ; 本名ヴィジェイ・ラグナサン
1971年10月26日)は、ニューヨークを拠点とする作曲家、ピアニスト、バンドリーダー、プロデューサー、作家、教授です。
ニューヨーク・タイムズ紙は彼を「社会的良心、マルチメディア協力者、システム構築者、ラプソディスト、歴史思想家、多文化の入り口」と評しました。
アイヤーは2013年のマッカーサー・フェローシップ、ドリス・デューク・パフォーミング・アーティスト賞、米国アーティスト・フェローシップ、グラミー賞ノミネート、アルパート芸術賞を受賞しました。
彼は2012年、2015年、2016年、2018年にダウンビート誌の国際評論家投票でジャズアーティストオブザイヤーに選ばれました。
2014年に、ハーバード大学音楽学部とアフリカ系アメリカ人研究学部のフランクリンD.アンドフローレンスローゼンブラット芸術教授に共同で任命されました。
(引用おわり)
(出典:Wiki)
そのヴィジェイ・アイヤーが率いるのがVijay Iyer Trio
(ヴィジェイ・アイヤー・トリオ)です。
不思議なことに、海外での活躍ぶりとは対照的に、国内での知名度はほとんどないと言って良いアーティストです。
実際、Amazonで彼の作品をチェックしても、日本語のレビューはほとんど見られません。
私がVijay Iyer
Trioを知ったのは、ネットでプログレッシブ・ジャズの名盤を探しているときに、こちらのサイトで偶然に見つけたのがきっかけでした。
Break Stuffというアルバムが紹介されていたのですが、聴いた途端にすっかり虜になりました。
『Break Stuff』
以来、Vijay Iyer
Trioのアルバムを何枚もSpotifyで聴くようになり、昨年末から今年の春にかけて、ヘビーローテーションとなりました。
以下に、代表的な4枚のアルバム(Historicity、Accelerando、Break
Stuff、Uneasy)のなかから、独断で選出したベスト12の作品を紹介します。
1. Historicity (2009)
ヴィジェイ・アイヤー(piano)、ステファン・クランプ(bass)、マーカス・ギルモア(drums)のトリオによって2008–2009年に録音され、2009年にACTレーベルから発売されました。
2009年のグラミー賞にノミネートされた作品です。
Track #3 - Galang :
ノリの良いリズミカルな小品。バリエーションはそれほど多彩ではありませんが、ストレートでシンプルな曲です。
Galang
Track #6 - Big Brother : マーカス・ギルモアの超絶技巧ドラムと打楽器群が印象に残る作品。
Big Brother
2. Accelerando (2012)
個人的にはVijay Iyer
Trioの最高傑作だと思います。どの曲もほとばしるような独創性のあるクセのある作品ばかり。
Track #2 - Optimism : 本アルバムの最高傑作のひとつ。 何やら怪しい旋律で始まり、徐々に盛り上がりを見せる作品。中盤の静寂さから終盤に向けてのドラマティックな展開は本当に素晴らしい!
Optimism
Track #3 - The Star of a Story
: 変幻自在のリズムで進むメチャクチャカッコいい作品。ここでもマーカス・ギルモアのドラムテクニックが冴え渡る。
The Star of a Story
Track #7 - Litle Pocket Size Demons : Optimismと並んで本アルバムの最高傑作。 炸裂するエネルギー。これほどオリジナリティに溢れたジャズが今までにあっただろうか?聴いたこともないプログレッシブ・ジャズの神髄がここにある。
Litle Pocket Size Demons
Track #9 - Accelerando : 不思議な魅力の作品。メロディらしいメロディもなく進行するが、ドラマティックな雰囲気の曲。
Accelerando
Track #10 - Actions Speak : この曲も複雑なリズムと旋律が、ピアノとドラムの超絶技巧で繰り広げられます。
Actions Speak
3. Break Stuff (2015)
同じくベーシストのステファン・クランプとドラマーのマーカス・ギルモアのトリオによる、結成から
11 年目の作品。
Track #3 - Diptych : Vijay Iyer
Trioの特徴が典型的に滲み出た作品。クールな都会的なメロディにも秘めた情熱を感じる演奏、サウンドはあくまでも分厚く、畳みかけるような進行は流石です。
Diptych
Track #4 - Hood : 以下はAmazonの商品紹介の抜粋の翻訳
新しいレコーディングの曲「Hood」は、デトロイトのミニマルテクノプロデューサー兼DJのロバート・フッドへのトリビュートです。「彼は、数字のパターンを使って、とても興味深い音楽を作りました。さまざまなリズムが互いに展開しながらも、非常に明確なダンスミュージックの枠組みの中で、非常にテクスチャーがあり、サウンド志向です。音色の進化が聞こえます。それが私たちにとっての基準となり、純粋にアコースティックな枠組みでその精神の一部を捉えることができるかどうかを確認しました。
Hood
Track #8 - Break Stuff : アルバムタイトルに相応しい傑作。リズミカルに繰り返される旋律は果てしなく耳に心地良い。
以下はAmazonの商品紹介の抜粋の翻訳
「Break
Stuff」は、形式的な要素が取り組まれた後に生まれたものです。ビジェイ・アイアーは、ブレイクを「行動するための時間の範囲。ブレイク、ブレイクビーツ、ブレイクダンスの基礎であり、すべてが活気づく瞬間です」と呼んでいます。ここに収録されている曲の多くは、アイアーの他の構成のブレイクダウンです。いくつかはニューヨーク近代美術館で初演された「Break
Stuff」組曲からのもので、いくつかはナイジェリア生まれの作家テジュ・コールと大編成のアンサンブルとのコラボレーションである「Open
City」から派生したものです。
Break Stuff
Track #9 - Mystery Woman :
題名のとおり何やら怪しげな雰囲気で始まる作品。中盤に向けてメロディが複雑多重化してゆく過程は聴いていて圧巻。
Mystery Woman
4. Uneasy (2021)
ヴィジェイ・アイヤー(p) リンダ・メイ・ハン・オー(double-b)
タイショーン・ソーリー(ds)のメンバーで2019年12月、ニューヨーク、オクテイヴン・オーディオ・スタジオにて録音された作品。
Track #2 - Combat Breathing : こちらも典型的なプログレッシブ・ジャズの名曲と呼べる作品です。メンバーは変われど、3人のトリオの息もピッタリと合っています。
Combat Breathing
5. まとめ
以上、Vijay Iyer Trio
(ヴィジェイ・アイヤー・トリオ)の4つのアルバムから抜粋したベスト12作品でした。
Vijay Iyer Trioは、非常に個性的なピアノ・トリオで、他のどのアーティストにも似ておらず、まさにオリジナル。
しばらくはVijay Iyer Trioにハマり続けることになりそうです。
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